ペンギンが教えてくれたこと
Penguin Bloom
監督グレンディン・イヴィン
『ペンギンが教えてくれたこと』(原題:Penguin Bloom)は2020年に公開されたオーストラリアのドラマ映画である。監督はグレンディン・イヴィン、主演はナオミ・ワッツが務めた。本作はキャメロン・ブルームとブラッドリー・トレヴァー・グリーヴが2016年に上梓したノンフィクション『ペンギンが教えてくれたこと ある一家を救った世界一愛情ぶかい鳥の話』を原作としている。 サム・ブルームは旅行先のタイで事故に遭い、下半身不随となった。サムだけではなく、夫のキャメロンと3人の子供たちも過酷な現実をなかなか受け入れることができずにいた。それまでの慎ましくも幸福な生活にはもう戻れないかに見えた。 そんなある日、怪我をした1羽のカササギフエガラスが迷い込んできた。体色の白と黒のバランスがペンギンに似ていたため、一家はそのフエガラスにペンギンと名付けた。当初、サムはペンギンを鬱陶しく思っていたが、傷ついた小鳥を放っておくこともできず、渋々世話をする日々が続いた。そうしているうちに、サムとペンギンの間に絆が芽生えていった。 本作はブルーム一家がペンギンを通して生きる希望を見出していく姿を描き出す。 2016年12月、ノンフィクション『ペンギンが教えてくれたこと ある一家を救った世界一愛情ぶかい鳥の話』の映画化に際して、ナオミ・ワッツが起用された[1]。2017年6月、ショーン・グラントが脚色を担当することになった[2]。2019年7月、残りの主要キャストが発表された[3][4]。8月、本作の主要撮影がオーストラリアのシドニーで始まった[3]。2020年8月18日、マーセロ・ザーヴォスが本作で使用される楽曲を手がけるとの報道があった[5]。 2020年9月12日、本作は第45回トロント国際映画祭でプレミア上映された[6]。
概略
キャスト
サム・ブルーム:ナオミ・ワッツ
キャメロン・ブルーム:アンドリュー・リンカーン
ジャン:ジャッキー・ウィーヴァー
ゲイ・ハットフィールド:レイチェル・ハウス
カイリー:リアンナ・ウォルスマン
ブロン:リサ・ヘンズリー
ノア・ブルーム:グリフィン・マーレイ・ジョンストン
ルーベン・ブルーム:フェリックス・キャメロン
オリー・ブルーム:エイブ・クリフォード=バー
製作
公開