ペルシア文字
ナスタアリーク体による「ペルシア語」
類型:アブジャド
言語:ペルシア語
時期:9世紀頃 (7世紀) - 現在[1]
親の文字体系:アラビア文字
ペルシア文字
Unicode範囲:アラビア文字ブロックに含まれる。
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音素文字の歴史
青銅器時代中期-原シナイ
前19-15世紀
ウガリット 前15世紀
原カナン 前14世紀
フェニキア 前11世紀
古ヘブライ 前10世紀
サマリア 前6世紀
アラム 前9世紀
ブラーフミー 前6世紀
(インド系)
チベット 7世紀
クメール 7世紀
ジャワ 9世紀
他多数
ヘブライ 前3世紀
シリア 前2世紀
ナバテア 前2世紀
アラビア 4世紀
ペルシア 7世紀
ウルドゥ 11世紀
ターナ 18世紀
パフラヴィ 前2世紀
アヴェスタ 4世紀
ソグド
突厥 5世紀
ウイグル 8世紀
(契丹小字 10世紀)
(女真小字 12世紀)
モンゴル 13世紀
満洲 16世紀
シベ 20世紀
トド 17世紀
ワキンダラー 20世紀
ギリシア 前9世紀
エトルリア 前8世紀
ラテン 前7世紀
ルーン 2世紀
オガム 4世紀
ゴート 4世紀
コプト 300年
グルジア 4世紀
アルメニア 405年
グラゴル 862年
キリル 10世紀
イベリア 前6世紀
南アラビア 前9世紀
ゲエズ 前5–6世紀
メロエ 前3世紀
カナダ先住民 1840年
注音 1913年
ペルシア文字(ペルシアもじ)あるいはペルシャ文字(ペルシャもじ)(ペルシア語: ?????? ????? アレフバーイェ・ファールスィー)とは、アラビア文字を元にして、ペルシア語を表すために改良がほどこされた文字体系を言う。32文字からなるアブジャドである。 ペルシア語はイラン、アフガニスタン、タジキスタンなどで話される。ペルシア語はインド・ヨーロッパ語族に属するが、7世紀にアラブに征服されてから、次第にアラビア語の文字であるアラビア文字を元にした文字体系でペルシア語を表記するようになった。特に、9世紀のサーマーン朝下において、それは発達した。 ペルシア語の音韻体系に合わせ、いくつか字母が追加され、またアラビア語と発音や字形、用法が異なる文字もある。また、ペルシア文字の書体としては、ナスタアリーク体が発達した(「イスラームの書法」を参照)。 ペルシア語はアナトリア半島ではセルジューク朝以来、南アジアではティムール朝やムガル帝国の公用語として使われた。このため、ウルドゥー文字やオスマン語の文字はペルシア文字から発達した。 現在のペルシア文字が採用される以前のペルシア語の文字体系としては、アケメネス朝期に使用された古代ペルシア楔形文字、サーサーン朝期に使用されたパフラヴィー文字がある[2]。アラビア文字での表記は9世紀頃からであると一般には考えられている[1]。 ペルシア文字は32文字からなる(ハムゼは除く)。右から左につづけて書かれ、前後とつなげるための結合形が発達している。7つの文字は後ろに続けることができず、これらの文字の頭字形と中字形は独立形と同形である[3]。 番号音文字名ナスフ体ナスタアリーク体
概要
歴史上のペルシア語表記
字母
独立形末字形中字形頭字形独立形末字形中字形頭字形
1(母音)alef??????
2bb?????????????????
3pp?????????????????
4tt?????????????????
5ss?????????????????
6d?j?m????????????????
7t???????????????????
8hh?????????????????
9xx?????????????????
10dd?l??????
11zz?l??????
12rr???????
13zz???????
14?????????
15ss?n????????????????
16???n????????????????
17ss?d????????????????
18zz?d????????????????
19tt?????????????????
20zz?????????????????
21?ein????????????????
22?γein????????????????
23ff?????????????????
24?γ?f????????????????
25kk?f????????????????
26?g?f????????????????
27ll?m????????????????
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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