ペナルティーキック
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この項目では、サッカーにおけるペナルティーキックについて説明しています。

ラグビーにおけるペナルティーキックについては「ゴールキック (ラグビー)」をご覧ください。

プロレス技については「サッカーボールキック#派生技」をご覧ください。

ペナルティーキック(2006年ワールドカップドイツ大会セルビア・モンテネグロ-コートジボワール

サッカーにおけるペナルティーキック (: penalty kick)は、フリーキックの一種。ペナルティーエリア内で犯された特定の反則行為に対し、反則を行った選手の属するチーム側に与えられる罰則である。キッカーとゴールキーパーが一対一の状態でゴールまで10.97メートル(12ヤード)の地点にボールを置いて行われる。
ルール上の規定

サッカーのルールとなるLaws of the Game(日本サッカー協会では「サッカー競技規則」)では第14条ペナルティーキック(The Penalty Kick)において規定がなされている。

一方のチームの選手が直接フリーキックに相当する12項目の反則のひとつを、自分のペナルティーエリアの中でボールがインプレー中に犯したとき、相手チームに対してペナルティーキックが与えられる。主審はホイッスルを吹くと同時にペナルティマークを指さすことで合図を出す。ペナルティーキックは直接フリーキックであり、直接得点することができる。

ルールブックの「試合の勝者を決定する方法」においては、試合が引き分けに終わったあと、勝者となるチームを決めることが競技会規則によって要求されている際に勝者を決定する方法の一つとして、ペナルティーマークからのキックを定めている。これはいわゆるPK戦に相当する。
ボールとプレーヤーの位置
ボール

ゴールラインまで11メートル(12ヤード)の距離にあるペナルティーマークに設置する。
ペナルティーキックを行うプレーヤー

ペナルティーキックを行う競技者(キッカー)は、特定されなければならない。
守備側のゴールキーパー

ゴールキーパーは、キッカーがボールを蹴るまでの間はゴールライン上で2つのゴールポストの間に足を置き、キッカーと正対する。

2022/23 サッカー競技規則より、キッカーがボールに触れた時点では、少なくとも片方の足がゴールラインに触れているか、ゴールライン上またはゴールライン後方にある必要があるルールとなる。※ゴールラインの空中であっても違反ではない
それ以外のプレーヤーsumb

フィールドの中にいなければならない。

フィールドの中でもペナルティーエリアおよびペナルティーアークの外に位置し、なおかつペナルティーマークより(当該ゴールを向いて)後方にいなければならない。

主審

プレーヤーが所定の位置にいることを確認するまでペナルティーキックを行う合図をしてはならない。
進め方

キッカーは前にボールを蹴らなければならない。

一度ボールに触れたキッカーは、他のプレーヤーにボールが触れるまで再びボールに触れてはならない。

ボールが蹴られた瞬間にインプレーとなる。

その他の規定

主審がペナルティーキックを行う合図をして、ボールがインプレーになる前に、次の状況の一つが起きた場合:

ペナルティーキックを行う競技者の競技規則の違反:

主審はそのままキックを行わせる

ボールがゴールに入った場合は、キックを再び行う。

ボールがゴールに入らなかった場合、主審はプレーを停止し、守備側チームの
間接フリーキックで試合を再開する。

次の場合はゴールしたかどうかにかかわらずプレーは停止され、守備側チームの間接フリーキックで試合を再開する。

ボールが後方に蹴られた

特定されたキッカーではない選手が蹴った

助走が終わった後にフェイントをした

下2つの場合キッカーは警告される。

ゴールキーパーの競技規則の違反:

主審はそのままキックを行わせる。

ボールが枠外に行ったか枠に当たって入らなかった場合は、ゴールキーパーの反則が明らかにキッカーに影響を与えた場合のみキックを再び行う。

ゴールキーパーが阻止して入らなかった場合は、キックを再び行う。

キックが再び行われた場合、ゴールキーパーはその反則が1回目の時は注意を与えられ、2回目以降の時は警告される。

キックを行う競技者の味方競技者がペナルティーエリアに入る、ペナルティーマークより前方に動く、あるいはペナルティーマークの9.15メートル(10ヤード)以内に入る:

主審はそのままキックを行わせる。

ボールがゴールに入った場合は、キックを再び行う。

ボールがゴールに入らなかった場合、主審はプレーを停止し、守備側チームの間接フリーキックで試合を再開する。

ゴールキーパーの味方競技者がペナルティーエリアに入る、ペナルティーマークより前方に動く、あるいはペナルティーマークの9.15メートル(10ヤード)以内に入る:

主審はそのままキックを行わせる。

ボールがゴールに入った場合、得点を与える。

ボールがゴールに入らなかった場合は、キックを再び行う。

守備・攻撃両チームの競技者の競技規則の違反(ゴールキーパーとキッカーが同時に反則を犯していない場合):

キックを再び行う。

守備・攻撃両チームの競技者の競技規則の違反(ゴールキーパーとキッカーが同時に反則を犯している場合):

キッカーは警告され、守備側チームの間接フリーキックで試合を再開する。

成功率ペナルティーキックの瞬間。2006年ワールドカップドイツ大会ポルトガル-フランス(2006年7月5日・ミュンヘン・前半33分)キーパーはポルトガルのリカルド・ペレイラ、キッカーはフランスのジネディーヌ・ジダン


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