ペズン計画
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ペズン計画(ペズンけいかく)は、テレビアニメ機動戦士ガンダム』をベースとしたメカニックデザイン企画『モビルスーツバリエーション (MSV) 』の続編に当たる「MS-X」に登場する、架空の軍事計画。

作中の軍事勢力のひとつである「ジオン公国軍」による、人型機動兵器「モビルスーツ(MS)」を中心とする兵器開発計画。小惑星「ペズン (PEZUN[1]) 」で研究開発がおこなわれたことから、「ペズン計画」と呼ばれる[注 1]

本記事では、計画にもとづいて開発された各MSを型式番号順に記述する。
概要

一年戦争時に、ジオン公国軍が膠着した戦局を打開するため、[4]キシリア・ザビ少将指揮のもと[5]極秘に進めていた兵器開発計画である[4]。「MS-X(エックス[4]またはペズン[6])」というコードネームは[6]、あらゆる可能性を考慮して設計された、MSを中心とした兵器システムを指し[4]、開発MSは偽装のため一度却下された型式番号が付けられている[4]。また、同時に地球侵攻のためのMS用大気圏突入カプセルの設計も進められるが、テストの段階で現状優先のために見送られている[2]

地球連邦軍は本計画の情報収集のため、デン・バザーク大佐を中心とする特殊工作部隊を送り込んでいる[4]

開発チームはソロモン陥落時にはア・バオア・クーにおり、試作機とともにジオン本国に移動し、そこで終戦を迎えている[6][注 2]。が、ジオン軍の秘密研究所が設置された小惑星「ペズン」が[7]本計画の開発拠点であった[8][注 3]

のちに小惑星ペズンが連邦軍に接収され[7]、連邦軍の監視・指導のもとで引き続きMSの研究開発がおこなわれている[9]が、戦後、本計画に関する資料はしばらく発見されなかった[4]
ペズン・ドワッジ

諸元ペズン・ドワッジ
PEZUN DOWADGE
型式番号MS-10
頭頂高18.9m
[10]
重量61.4t[10]
武装ヒート・サーベル
ジャイアント・バズ
8連装420mmロケット砲
ビーム・キャノン

ドム[11]またはリック・ドムの発展型である重装甲・重火器搭載の突撃型MS[12]。局地戦用MS開発計画から生まれた機体で、原型機と同様にホバー走行が可能[13]。「ドワッジ」の名を有する機体には同じドム系列である陸戦用の機体が存在するが、この混同はドムをベースとした次期MSの名称候補であった「ドワッジ」の名を付けられた機体が、別々の拠点にて同時進行で開発されたためと推測されており[14]、本機は開発拠点の名を冠して区別される[8]

背部に複数の大型スラスター、腰部および脚部にも新設計の中型スラスターが増設されるなど、最大速力強化による機動性が向上しており[15]、多少の癖はあるものの宇宙だけでなく地上でもホバー走行による高い機動性を誇る[16]

一年戦争の終結後には連邦軍に接収されるが、局地戦用ゆえに再生産はされていない[17]
武装
原型機同様のヒート・サーベル(腰部背面に水平に装備)やジャイアント・バズ(改造型[18])のほか、両手で保持して胴体部で支える8連装420ミリロケット砲[12]や、ジェネレーターの出力不足[8]から2機1組となって運用されるビーム・キャノン(外観は不明)[12]がある[注 4]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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