ペイチェック_消された記憶
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ペイチェック 消された記憶
Paycheck
監督
ジョン・ウー
脚本ディーン・ジョーガリス
原作フィリップ・K・ディック
「報酬」
製作ジョン・デイヴィス
テレンス・チャン
マイケル・ハケット
ジョン・ウー
製作総指揮ストラットン・レオポルド
デヴィッド・ソロモン
出演者ベン・アフレック
アーロン・エッカート
ユマ・サーマン
音楽ジョン・パウエル
撮影ジェフリー・L・キンボール
編集ケビン・スティット
クリストファー・ラウズ
製作会社ドリームワークス
配給 パラマウント映画
UIP
公開 2003年12月25日
2004年3月13日
上映時間118分
製作国 アメリカ合衆国
言語英語
製作費$60,000,000[1]
興行収入 $53,790,451[1]
$117,248,958[1]
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『ペイチェック 消された記憶』(ペイチェック けされたきおく、原題:Paycheck)は、2003年公開のアメリカ映画ジョン・ウー監督。

原作はフィリップ・K・ディック短編小説「報酬」(原題:"Paycheck")。日本での公開は、2004年3月13日
ストーリー

今から遠くない未来の話。フリーのコンピューターエンジニアのマイケル・ジェニングスは、依頼されたプロジェクトを完成させると、機密保持のためそれに関わった期間の記憶を消されていた。

ある日、マイケルは参加したパーティーで出会ったレイチェル・ポーターを口説くが袖にされてしまう。直後、大企業のオールコム社に勤めるジミー・レスリックから仕事を受けないかと提案される。報酬は非常に高額だが、その仕事には2年か3年は必要だという。3年間の記憶を消すリスクに躊躇するマイケルだが、報酬に惹かれて依頼を受けるためオールコム社の研究所を訪れる。私物を全て取り上げられ記憶マーカーを埋め込まれたマイケルはレイチェルと再会するが、間もなく仕事に取り掛かり始める。

仕事を終えてマーカー以降の記憶を消したマイケルは、ジミーに3年経ったことを告げられる。自宅に戻り教えられた通り報酬を確認するとその高額さに歓喜するが、銀行で渡された封筒に入っていたのは見知らぬ19個のガラクタだけ。さらに自分は1ヶ月前に保有していた株を全て放棄しており、高額な報酬は一切手に入らなかった。

事態を信じられないマイケルが帰宅すると、侵入していた何者かに捕らえられてしまう。彼らはFBIで、政府の軍事研究に関する機密を手に入れたと思われるジミーをマークしていたが尻尾を掴めず、彼に全責任を擦り付けられようとしているマイケルから情報を得ようとしていた。

弁明するマイケルにFBIは取り合わず無理矢理にでも思い出させようとするが、捜査官の1人が封筒に入っていた「タバコ」を吸ったことで報知器が作動し、電力が止められ拘束が外れる。同時に噴出された煙によって視界が塞がれた中、マイケルは手探りで移動しガラクタに辿り付くと、「サングラス」には煙の中でも視界がクリアになる機能があることに気付く。

ガラクタ入りの封筒を抱えその場を逃げ出したマイケルは、「バスの一日乗車券」に気付いてFBIを撒くことに成功する。バスの中でガラクタを確認していると少年に「指輪」を盗まれるが、追いかけてバスを降りると目の前には先ほど訪れた銀行がある。担当者から封筒の送り主を確認したところ、それは記憶を消す前の自分で、中身は20個だと教えられる。

その頃、オールコム社ではマイケルが逃亡する様子を見ていたエージェントをジミーが問い詰めていた。“予言”ではマイケルは死ぬはずだったのになぜ助かったのか、と。ジミーはマイケルが事前に“装置”へウイルスを仕込んでいたことに気付き、マイケルを捕まえるように指示を出す。

マイケルはホテルの一室で残ったガラクタを改めて確認してみるが、謎の数字と文章が書かれた「メモ」や存在しない銀行の名前が書かれた「マッチ」など、役に立つとは思えない物ばかり。助けを求めて仲間のショーティーとショッピングモールで会うと、近くにあったテレビで発表されている宝くじの当選番号が「メモ」の数字と一致していることに気付く。マイケルはオールコム社の仕事が未来予知に関係していること、封筒のガラクタは全て自分が助かるために必要な物であることを確信する。

間を置かずジミーの放った刺客に襲撃されたマイケルだが、「扉の鍵」「ヘアスプレー」「ライター」「クリップ」を活用することで難を逃れる。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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