この項目では、女性用の薄い布について説明しています。その他の用法については「ベール」をご覧ください。
ウェディングドレスのベールイラン人女性のヒジャブ
ベール(英: veil)は、女性の頭部を覆い隠す薄い布。顔面の前面、または左右両面を、時には両肩までを覆い隠す。素材はシースルーの物が多い。 ベールに相当するものは古代ローマからあったが、現在の日本で普通に見られるのは、ウェディングドレスのベールである。 マリアベール、フェイスアップベールなどの種類がある。 帽子と合わせることも行なわれ、喪服においても着用されるが、その場合の色は当然黒である。 この聖書箇所から、カトリック教会とプリマス・ブレザレン[1]では、婦人が教会でベールを着用するべきだとした。 「されど我なんぢらが之を知らんことを願ふ。凡ての男の頭はキリストなり、女の頭は男なり、キリストの頭は神なり。すべて男は祈をなし、預言をなすとき、頭に物を被るは其の頭を辱しむるなり。すべて女は祈をなし、預言をなすとき、頭に物を被らぬは其の頭を辱しむるなり。これ薙髮と異なる事なし。女もし物を被らずば、髮をも剪るべし。されど髮を剪り或は薙ることを女の恥とせば、物を被るべし。男は神の像、神の榮光なれば、頭に物を被るべきにあらず、されど女は男の光榮なり。男は女より出でずして、女は男より出で、男は女のために造られずして、女は男のために造られたればなり。この故に女は御使たちの故によりて頭に權の徽を戴くべきなり。」 ? コリントの信徒への手紙一11:3- 11:10、文語訳聖書 結婚式における純白のウェディングドレスとベールは、本来は処女のみ着用が許されている。処女でない女性は着色されたドレスを着用する。教父テルトゥリアヌスは、聖書のリベカにならい、処女の花嫁はヴェールをかぶるべきだとした。ヴェールは女性の処女性と従順の象徴である。[2] イスラム圏のヒジャブもベールに相当する習慣であると言える。
概要
キリスト教
教会
結婚
イスラム教
脚注.mw-parser-output .side-box{margin:4px 0;box-sizing:border-box;border:1px solid #aaa;font-size:88%;line-height:1.25em;background-color:#f9f9f9;display:flow-root}.mw-parser-output .side-box-abovebelow,.mw-parser-output .side-box-text{padding:0.25em 0.9em}.mw-parser-output .side-box-image{padding:2px 0 2px 0.9em;text-align:center}.mw-parser-output .side-box-imageright{padding:2px 0.9em 2px 0;text-align:center}@media(min-width:500px){.mw-parser-output .side-box-flex{display:flex;align-items:center}.mw-parser-output .side-box-text{flex:1}}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .side-box{width:238px}.mw-parser-output .side-box-right{clear:right;float:right;margin-left:1em}.mw-parser-output .side-box-left{margin-right:1em}}ウィキメディア・コモンズには、ベール (服飾)に関連するカテゴリがあります。[脚注の使い方]^ 『姉妹のかぶり物と神の栄光』伝道出版社
^ 鈴木崇巨『牧師の仕事』教文館 ISBN 978-4764203174
関連項目
7つのヴェールの踊り - 戯曲『サロメ』に登場するヴェールを用いたダンス
マンティラ
表
話
編