ベンジャミン・バトン_数奇な人生
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ベンジャミン・バトン
数奇な人生
The Curious Case of
Benjamin Button

監督デヴィッド・フィンチャー
脚本エリック・ロス
原案エリック・ロス
ロビン・スウィコード
原作F・スコット・フィッツジェラルド
製作キャスリーン・ケネディ
フランク・マーシャル
セアン・チャフィン
出演者ブラッド・ピット
ケイト・ブランシェット
音楽アレクサンドル・デスプラ
撮影クラウディオ・ミランダ
編集カーク・バクスター
アンガス・ウォール
製作会社パラマウント映画
ワーナー・ブラザース
ザ・ケネディ/マーシャル・カンパニー
配給 パラマウント映画
ワーナー・ブラザース
公開 2008年12月25日
2009年2月7日
上映時間165分[1]
製作国 アメリカ合衆国
言語英語
製作費$150,000,000[2]
興行収入$333,932,083[2]
24.0億円[3]
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『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』(ベンジャミン・バトン すうきなじんせい、原題: The Curious Case of Benjamin Button)は、2008年アメリカ合衆国ファンタジー・ドラマ映画である。1922年に書かれたF・スコット・フィッツジェラルドによる短編小説をもとにエリック・ロスロビン・スウィコードが脚本を執筆し、デヴィッド・フィンチャーが監督した。なお、フィンチャーと主演のブラッド・ピットの二人にとっては『セブン』『ファイト・クラブ』に続くコンビ作品となった。

第81回アカデミー賞では作品賞を含む13部門にノミネートされ、美術賞視覚効果賞メイクアップ賞を受賞した[4]
ストーリー

80歳の状態で生まれ、年を取るごとに若返る人生を与えられた男の一生を描く。

2005年、ハリケーンが接近中のニューオーリンズ。病院で死の床に伏している老女デイジーは、娘キャロラインに、ある日記帳を自分に読み聞かせるよう求める。その日記帳にはベンジャミン・バトンという男の人生が綴られていた。

1918年のニューオーリンズ。第一次世界大戦が終わった日の夜、生まれたばかりの赤ん坊が、ある老人施設の前に置き去りにされていた。施設を経営する妻クイニーと夫ティジーの黒人夫婦は赤ん坊に気付き拾い上げ、その老人のような姿に驚く。子どもの産めない体であったクイニーは、赤ん坊を神の子であると信じ、ティジーの反対を押し切り、自らの手で育てることを決意する。赤ん坊はベンジャミンと名付けられ、施設の老人たちからも歓迎される。身体機能の弱さゆえ、医者からも少ししか生きられないと見られていたベンジャミンであったが、無事に生き延びて成長し、施設内で車椅子の生活を送るようになった。

1930年の感謝祭の日、杖一本で歩けるまでに若返ったベンジャミンは、施設に遊びに来た入居者の孫娘デイジーと運命的な出会いを果たす。互いに惹かれ合う二人であったが、外見が老人のベンジャミンには、少女のデイジーと遊ぶことは許されないのであった。

1936年、17歳も終わりに近づいたある日、若返りを続け元気になったベンジャミンは、世界を知るため、船に乗って旅立つことを決意する。別れを惜しむデイジーにベンジャミンは、行く先々から葉書を送ることを約束する。ベンジャミンは旅立ち、一方のデイジーは、ニューヨークのバレエ学校のオーディションに合格し、バレエダンサーの夢に向かって歩む。ベンジャミンは船乗りとして働くかたわら、滞在したホテルで人妻との恋、そして切ない別れを経験する。やがて始まった太平洋戦争で、ベンジャミンの乗る船は後方支援を担当し、戦禍に身を投じることとなった。


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