ベル・カント とらわれのアリア
Bel Canto
監督ポール・ワイツ
脚本ポール・ワイツ
アンソニー・ワイントラーブ
原作アン・パチェット
『ベル・カント とらわれのアリア』(Bel Canto)は、2018年のアメリカ合衆国のドラマ映画。監督はポール・ワイツ、出演はジュリアン・ムーアと渡辺謙など。1996年にペルーで起きた日本大使公邸占拠事件に着想を得たアン・パチェット(英語版)原作のベストセラー小説『ベル・カント(英語版)』を映画化。 南米某国の副大統領邸でパーティーが開かれ、現地の名士や各国の大使など多くの招待客が訪れる。その中には日本人実業家のホソカワもいた。さらにそこには、彼が愛してやまないソプラノ歌手のロクサーヌ・コスの姿もあった。 宴もたけなわになり、ロクサーヌのコンサートが始まろうとしたその時、突然テロリストたちがなだれ込み、副大統領邸を占拠、彼らは人質にされてしまう。一味の目的は収監中の同志の解放だった。だが、政府との交渉は平行線が続き、事態は長期化の様相を見せる。 そんな中、ロクサーヌの歌をきっかけに、貧しく教育など受けられなかったテロリストたちと、教養にあふれた人質たちの間に親子や師弟のような交流が生まれ始める。 Rotten Tomatoesによれば、批評家の一致した見解は「『ベル・カント とらわれのアリア』の理解できる範囲はテーマとトーンをジャグリングするという点で時として野心的なレベルを超えてしまうことがあるが、感情の伝わりやすさと力強い主演コンビによって何とかひとつにまとめられている。」であり、73件の評論のうち高評価は47%にあたる34件で、平均点は10点満点中5.41点となっている[5]。Metacriticによれば、18件の評論のうち、高評価は7件、賛否混在は10件、低評価は1件で、平均点は100点満点中50点となっている[6]。
ストーリー
キャスト
ロクサーヌ・コス: ジュリアン・ムーア(歌の吹き替え:ルネ・フレミング[4]) - 有名なオペラ歌手。
カツミ・ホソカワ: 渡辺謙 - 日本の実業家。外国語はほとんど話せず、ワタナベを頼っている。
ゲン・ワタナベ: 加瀬亮 - ホソカワの通訳。様々な言語に堪能。
ヨアヒム・メスネル: セバスチャン・コッホ - 赤十字国際委員会の交渉人。スイス人。
ベンハミン指揮官: テノッチ・ウエルタ
カルメン: マリア・メルセデス・コロイ(英語版) - テログループの若い女性。
シモン・ティボー: クリストファー・ランバート - フランス大使。ピアノが得意。
エディット・ティボー: エルザ・ジルベルスタイン - シモンの妻。
フョードロフ: オレク・クルパ - パーティの招待客の1人。
作品の評価
出典^ Desta, Yohana (2018年8月7日). “Julianne Moore Is Under Fire in Searing Bel Canto Trailer”
^ “ジュリアン・ムーア、渡辺謙、加瀬亮が夢の競演!「ベル・カント」11月15日公開決定”. 映画.com. (2019年8月21日). https://eiga.com/news/20190821/7/ 2019年8月21日閲覧。
^ “Bel Canto” (英語). Box Office Mojo. 2020年10月30日閲覧。
^ Collins, Amy Fine (2017年4月5日). “Opera Legend Renee Fleming Isn't Ready for Retirement” (英語). Vanity Fair. https://www.vanityfair.com/style/2017/04/opera-legend-renee-fleming 2018年9月16日閲覧。
^ “Bel Canto (2018)” (英語). Rotten Tomatoes. 2020年10月30日閲覧。
^ “Bel Canto Reviews” (英語). Metacritic. 2020年10月30日閲覧。
外部リンク
⇒公式ウェブサイト(日本語)
ベル・カント とらわれのアリア - allcinema
⇒ベル・カント とらわれのアリア - KINENOTE
Bel Canto - オールムービー(英語)
Bel Canto - IMDb(英語)
表
話
編
歴
ポール&クリス・ワイツ兄弟監督作品
共同
アメリカン・パイ(1999)
天国からきたチャンピオン 2002(2001)
アバウト・ア・ボーイ(2002)
ポール単独
イン・グッド・カンパニー(2004)
アメリカン・ドリームズ(2006)
ダレン・シャン(2009)
ミート・ザ・ペアレンツ3(2010)
ロバート・デ・ニーロ エグザイル(2012)
アドミッション -親たちの入学試験-(2013)
愛しのグランマ(2015)
ベル・カント とらわれのアリア(2018)
ファザーフッド(2021)
Moving On(2022)
クリス単独
ライラの冒険 黄金の羅針盤(2007)
ニュームーン/トワイライト・サーガ(2009)