国 スイス
構成団体77基礎自治体
設立日2010年
面積946.25 km2
人口414,658人(2018年12月31日)
広域連合長トーマス・ハンケ(Thomas Hanke、ムーリ・バイ・ベルン
ベルン=ミッテルラント地方協議会(独: Regionalkonferenz Bern-Mittelland、RKBM)は、スイスのベルン州ベルン=ミッテルラント地方の広域政策を協議する機関で、地域計画、広域交通、住宅計画、文化振興を自治体の枠を超えて組み立てていくために2010年に設置された。
77の基礎自治体によって構成されており[1]、範囲はベルン=ミッテルラント区と同等で、北はフラウブルンネン、南はグッギスベルク、西はクラヴァライレス(ただし連邦議会が可決すれば2022年の初めにフリブール州に移るため、その後はミュンヒェンヴィラーが西端となる)、東はボーヴィルまでを含んでいる。ベルン州の947 km2の地域に、40%の人口と50%の雇用が集中している。基礎自治体は、領域内の商業などの実務を地方協議会に委託することができる。基礎自治体の法令の規定や事業の規制が、地方協議会の組織と活動の基礎となっている。
2016年に、第2弾ベルン=ミッテルラント地方交通・住宅計画(Regionale Gesamtverkehrs- und Siedlungskonzept Bern-Mittelland 2. Generation, RGSK II)が採用された。地域交通、住宅開発、景観開発を長期的な視野で誘導し協働させることで、地方協議会の空間計画の芯となるものと期待されている[2]。
下位部会にベルン経済圏(Wirtschaftsraum Bern)があり、地方協議会に属する77の基礎自治体のうち33の基礎自治体[3]が属する経済会議で、2010年に地方協議会の経済専門部会として立ち上げられ、地域経済の発展促進を地方協議会から委託されている。経済競争の中での協調と、地域経済の発展、および成長する他の大都市経済圏との比較研究と計画が、ベルン経済圏の担当である。ベルン州経済発展省(Wirtschaftsforderung des Kantons Bern, WFB)とベルン=ミッテルラント地方協議会との間の実務的合意協定が、ベルン経済圏の活動の根拠となっている。州政府当局に代わり、地方協議会を構成する77の基礎自治体すべてに働きかけつつ、経済圏の33の基礎自治体にはより拡張的な政策を実施している[4]。