『ベルリン』
ルー・リード の スタジオ・アルバム
リリース1973年7月
録音モーガン・スタジオ(ロンドン)
レコード・プラント・スタジオ(ニューヨーク)
CTSスタジオ(ロンドン)
ジャンルロック、アート・ロック
時間49分36秒
レーベルRCAレコード
プロデュースボブ・エズリン
専門評論家によるレビュー
allmusic ⇒link
チャート最高順位
7位(イギリス)[1]
98位(アメリカ)[2]
ルー・リード 年表
トランスフォーマー
(1972年)ベルリン
(1973年)ロックン・ロール・アニマル
(1974年)
テンプレートを表示
『ベルリン』(Berlin)は、ルー・リードが1973年に発表した3作目のソロ・アルバム。
主人公の男と娼婦キャロラインを軸としたストーリーを持つコンセプト・アルバムとなっている。プロデュースは、当時既にアリス・クーパーとの仕事で知られていたボブ・エズリンが担当した。エズリンはアラン・マクミランとともに編曲も担当した。ロンドンのモーガン・スタジオで主たるレコーディングが行われ、ニューヨークのレコード・プラント・スタジオとロンドンのCTSスタジオでオーバーダビングが行われた[3]。 「キャロラインのはなし (2)」は「ステファニー・セッズ」を作り直したものである。 本作が発表されると、リードの母国アメリカよりもイギリスで大きな成功を収め、全英アルバムチャートではリードにとって初のトップ10入りを果たした[1]。発表当時、本作は『ローリング・ストーン』誌のレビューで酷評されたが、同誌はその後、別の批評家にレビューを依頼して本作を再評価した[4]。『ローリング・ストーン誌が選ぶオールタイム・グレイテスト・アルバム500』に於いて、344位にランクイン[5]。 2006年、リードのニューヨーク公演において、初めて本作がライヴで再現された[6]。その模様は、ドキュメンタリー映画『ルー・リード/ベルリン 全曲とも作詞・作曲はルー・リードによる。
解説
収録曲
Side 1
ベルリン - "Berlin" - 3:25
レディ・デイ - "Lady Day" - 3:38
富豪の息子 - "Men of Good Fortune" - 4:36
キャロラインのはなし (1) - "Caroline Says I" - 3:57
暗い感覚 - "How Do You Think It Feels" - 3:43
オー・ジム - "Oh, Jim" - 5:10
Side 2
キャロラインのはなし (2) - "Caroline Says II" - 4:13
子供たち - "The Kids" - 7:50
ベッド - "The Bed" - 5:52
悲しみの歌 - "Sad Song" - 6:56
参加ミュージシャン
ルー・リード - ボーカル、アコースティック・ギター
ディック・ワグナー - ギター、バッキング・ボーカル
スティーヴ・ハンター - ギター
ボブ・エズリン - ピアノ、メロトロン、バッキング・ボーカル
アラン・マクミラン - ピアノ (A1)
ブルー・ウィーヴァー - ピアノ (A3)
スティーヴ・ウィンウッド - オルガン、ハーモニウム
ジャック・ブルース - ベース(A1, A3-B2, B4)
ジーン・マーティネック - ベース(A2)、ギター(B3)、シンセサイザー(B3)、ボーカル編曲(B3)
トニー・レヴィン - ベース (B2)
エインズレー・ダンバー - ドラムス(A1, A3-B2, B4)
B. J. ウィルソン - ドラムス (A2, B1)