ベルグレイヴィア
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ベルグレイヴィア.mw-parser-output .plainlist--only-child>ol,.mw-parser-output .plainlist--only-child>ul{line-height:inherit;list-style:none none;margin:0;padding-left:0}.mw-parser-output .plainlist--only-child>ol li,.mw-parser-output .plainlist--only-child>ul li{margin-bottom:0}

英語: Belgravia


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英式座標TQ275795
ロンドン
特別区

ウェストミンスター

ケンジントン・アンド・チェルシー

セレモニアル
カウンティグレーター・ロンドン
リージョン

ロンドン

構成国 イングランド
イギリス
郵便地域LONDON
郵便番号SW1X, SW1W
市外局番020

警察メトロポリタン
消防ロンドン
救急医療ロンドン

欧州議会ロンドン
英国議会

シティ・オブ・ロンドン&ウェストミンスター (en) 
チェルシー&フラム (en) 

ロンドン議会

ウェスト・セントラル

ウェスト・セントラル


場所一覧
イギリスイングランドロンドン.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯51度29分53秒 西経0度09分16秒 / 北緯51.498度 西経0.1545度 / 51.498; -0.1545座標: 北緯51度29分53秒 西経0度09分16秒 / 北緯51.498度 西経0.1545度 / 51.498; -0.1545
ベルグレイヴィアはバッキンガム宮殿(地図中央)の西側、ハイド・パーク(緑色の枠内を網掛け)の南側に位置する

ベルグレイヴィア(: Belgravia、[b?l??re?v??][1])は、セントラル・ロンドン (Central London) の一地区で[2]ウェスト・エンド・ロンドンシティ・オブ・ウェストミンスターケンジントン・アンド・チェルシー区に跨がった場所にある地区。

ベルグレイヴィアは超高級住宅街として知られており、世界で最も豊かな地区の1つである。グローヴナー・エステート (Grosvenor Estate) として知られる一帯は、現在でもウェストミンスター公爵による家族経営の不動産会社、グローヴナー・グループによってそのほとんどが保有されている。この地区は、公爵が保有する爵位の1つ、ベルグレイヴ子爵(英: Viscount Belgrave)にその名を因んでいる。1967年に出された不動産賃借権改革法(英語版)[3]が元で、これらの地所の自由保有権は、多くがかつての間借り人に売却されることになった。

地区はバッキンガム宮殿の南西に位置している。名目上その境界線は、北側はナイツブリッジ(ここでは地区ではなく道路を指す)、東側はグローヴナー・プレイス(英語版)とバッキンガム・パレス・ロード、南側はピムリコ・ロード、西側はスローン・ストリートとされている[4]
歴史アッパー・ベルグレイヴ・ストリート、ベルグレイヴィア(: Upper Belgrave Street, Belgravia)

この地区の名前は、ウェストミンスター公爵が保有する爵位の1つ、ベルグレイヴ子爵(英: Viscount Belgrave)に因んだものである。チェシャーにある村・ベルグレイヴ (Belgrave, Cheshire) は、公爵家・グローヴナー家の主な邸宅であるイートン・ホール(英語版)から2マイル (3.2 km)の場所にある。

地区の大半は、元々リチャード・グローヴナー (第2代ウェストミンスター侯爵)(英語版)が保有していたもので、彼は1820年代からこの開発に乗り出した。トーマス・キュービット(英語版)が土建業者の中心として開発に参加している。ベルグレイヴィアは白い漆喰壁の家に付けられたグランドテラスが特徴で、その中でもベルグレイヴ・スクエア(英語版)やイートン・スクエア(英語版)が有名である。また開発当初から、ロンドン中で最も高級な住宅街のひとつとして知られている。上流階級向けにデザインされた建物には、小売業の旗艦店やスタジオも入居し、フィリップ・トレーシー、ドナ・アイダ(英語版)、ジェニー・パッカム(英語版)、HEMYCA(英語版)などが店を出している。ベルグレイヴィアの南端はピムリコ・ロードで仕切られ、一風変わったアンティークショップや、アーサー・ブレット(: Arthur Brett)が手掛けたブランドなどの高級家具・内装ショールームが立ち並んでいる。賑やかな商店や巨大な現代的オフィス街、ホテルや娯楽施設がある周囲の地区と比べても、ロンドン中心部にしては比較的閑静な地区である。大使館も数多く存在し、特にベルグレイヴ・スクエアに集中している。

第二次世界大戦後、巨大な邸宅の一部は郷紳や上流階級の住宅やタウンハウスではなくなったが、一方でその新規利用は、大使館やチャリティ事業の本部、専門学会など特定の業種に限定された。21世紀初頭には、これらの邸宅の一部が再び住居利用されるようになったが、これには戦後すぐと比べて古い邸宅にオフィスを構える魅力が薄れたことや、ロンドン在住の超富裕層 (super-rich) が、1939年以来最高の水準にまで増えたことが理由として挙げられる。ベルグレイヴィアの平均的な住宅価格は、2010年3月時点で660万ポンドだったが[5]、地区には1軒で実に1億ポンド、1平方フィートあたり4,671ポンドの価値がある邸宅も数多くあり[6]、これらは世界中で最も高額な住宅でもある[注 1]

2013年の段階で、ベルグレイヴィアの住宅用不動産は、出身国やその他の世界各地に他にも高級住宅を保有しているような、海外の富裕層によって保有されているものも多かった。このため、持ち主が海外不動産に居を置いているなどの理由で、空き家になっている不動産も多い。この現状は、地域の近所付き合いを減少させる一端となっている[9]
広場や通り
ベルグレイヴ・スクエアベルグレイヴィアの地図。中央で緑色になっている部分がベルグレイヴ・スクエアである英国精神科医学会 (Royal College of Psychiatrists) の旧所在地、ベルグレイヴ・スクエア詳細は「ベルグレイヴ・スクエア(英語版)」を参照

ベルグレイヴ・スクエア(英語版)は、19世紀に作られた街区として最大かつ最も壮大なもので、ベルグレイヴィア地区の中心でもある。広場は、地区開発に携わったトーマス・キュービット(英語版)が、当時の第2代グローヴナー伯爵、後の初代ウェストミンスター侯爵ロバート・グローヴナーの依頼を受け、1820年代に建設したものである。周辺の邸宅は、ほとんどが1840年までに入居者で占められた。

元々の計画では、4つのテラスに、それぞれ白い漆喰壁の家が11軒、南西のテラスにだけ12軒並ぶというデザインだった。また私有のセントラル・ガーデンが付いた独立した邸宅が3つの角に作られた。番地のナンバリングは、北から反時計回りに行われる。北西のテラスには1番地から11番地、西角の邸宅には12番地、南西のテラスには13番地から23番地、南角の邸宅には24番地、南東のテラスには25番地から36番地、東角の邸宅には37番地、北東のテラスには38番地から48番地が割り当てられている。最初の建築にやや遅れを取る形で、北側の角に独立した邸宅が建てられ、これに49番地が割り当てられた。これは、1851年にキュービットがシドニー・ハーバートのために建てたものである。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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