ベラクルス
Vera Cruz
ポスター(1954)
監督ロバート・アルドリッチ
脚本ローランド・キビー
『ベラクルス』または『ヴェラクルス』[2](Vera Cruz)は、1954年にアメリカ合衆国で制作された映画。テクニカラーによるカラー作品、スーパースコープ。1866年、フランス干渉戦争中のメキシコを舞台とした西部劇である。 元軍人のベンとガンマンのジョーは、反発しあいながらも共同行動。侯爵アンリの仲介により、伯爵夫人マリーの護衛の仕事に就く。マリーは軍隊を雇うためと称して皇帝から300万ドルの金貨を受け取っていたが、実は着服するつもりであり、それを知ったベンとジョーの間で心理的な駆け引きが生じる。 反乱軍の奇襲を受けながらも一行は港町ベラクルスに到着。ジョーはマリーの気を引くことに成功。金貨を積み込んだ時点でフランスへ向かう船を奪う計画だ。ベンは一行に紛れ込んだ反乱軍の女性と恋仲となる。元来がストイックなベンは反乱軍に金貨を渡し、10万ドルの報酬で満足することに方針転換。 反乱軍はベラクルスの砦を猛攻。侯爵は戦死、ジョーと不仲の大尉も殺害され、政府軍はちりぢりとなる。 一度は金貨を載せた馬車の奪取に成功と見えたジョー。しかしベンとの一騎討ちで射殺された。 役名俳優日本語吹替 1955年鱒書房より発売された『西部映画小説集1』に収録。作者は大坪砂男で、東京創元社より発売された『大坪砂男全集3 私刑』(ISBN 978-4-488-42513-5)にも収録された。
あらすじ
キャスト
NET版?版[3]
ベン・トレーンゲーリー・クーパー黒沢良
ジョー・エリンバート・ランカスター久松保夫
マリー・デュバル伯爵夫人デニーズ・ダーセル
アンリ・ド・ラボルデール侯爵シーザー・ロメロ大木民夫
ニナサラ・モンティエル(スペイン語版)
マクシミリアン皇帝ジョージ・マクレディ(英語版)勝田久
ドネガンアーネスト・ボーグナイン相模武富田耕生
テックスジャック・イーラム
ピッツバーグチャールズ・ブロンソン大塚周夫
ラミレス将軍モリス・アンクラム(英語版)河村弘二
ダネット大尉ヘンリー・ブランドン(英語版)
不明
その他N/A緑川稔
田中康郎
渡部猛
石森達幸
清川元夢
日本語スタッフ
演出
翻訳
効果
調整
制作東北新社
解説淀川長治
初回放送1968年4月7日
『日曜洋画劇場』1970年代後半
ノベライズ
脚注^ 『キネマ旬報ベスト・テン85回全史 1924-2011』(キネマ旬報社、2012年)121頁
^ 日本初公開の際の日本語表記は『ベラクルス』であったが、後年DVD版が発売された際に『ヴェラクルス』に改められた。
^ 阿部邦雄編著、近代映画社『TV洋画の人気者 声のスターのすべて』久松保夫のインタビューより
関連項目
ベラクルス - 作品名の由来となったメキシコの都市
外部リンク.mw-parser-output .side-box{margin:4px 0;box-sizing:border-box;border:1px solid #aaa;font-size:88%;line-height:1.25em;background-color:#f9f9f9;display:flow-root}.mw-parser-output .side-box-abovebelow,.mw-parser-output .side-box-text{padding:0.25em 0.9em}.mw-parser-output .side-box-image{padding:2px 0 2px 0.9em;text-align:center}.mw-parser-output .side-box-imageright{padding:2px 0.9em 2px 0;text-align:center}@media(min-width:500px){.mw-parser-output .side-box-flex{display:flex;align-items:center}.mw-parser-output .side-box-text{flex:1}}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .side-box{width:238px}.mw-parser-output .side-box-right{clear:right;float:right;margin-left:1em}.mw-parser-output .side-box-left{margin-right:1em}}ウィキメディア・コモンズには、ベラクルス (映画)に関連するカテゴリがあります。