ベニハシガラス
亜種 Pyrrhocorax pyrrhocorax barbarus
保全状況評価
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ベニハシガラス(紅嘴烏[1]、Pyrrhocorax pyrrhocorax)は、スズメ目カラス科の鳥類で、ベニハシガラス属に分類される2種のうちの1種である。英名は Red-billed Chough で、単に Chough (チャフ、[?t??f] chuff)とも呼ばれる[2]。学名の "pyrrhocorax" はギリシア語で「炎色のカラス」を意味する[1]。
目次
1 形態
2 分布
3 亜種
4 生態
5 Sibley分類体系上の位置
6 参考文献
7 関連項目
8 外部リンク
形態 基亜種 P. p. pyrrhocorax
(イングランド、コーンウォール)
全長40cm[3][4] (35-41cm[5])、翼開長82cm[6] (73-90cm[5])、体重310g[6] (260-350g[5])。雌雄同色[1]。全身の羽衣はつやのある黒色[7]。くちばしは赤く、細長くて下方に湾曲して先がとがる。足も赤色。目は黒い[5]。翼は大きくて幅が広く、巧みに飛翔し[1]、はっきりとした初列風切の翼先の分離が6対ある[3]。尾羽は短くて角尾[7]。幼鳥は羽衣につやがなく褐色みがあり[2]、くちばしは朱黄色みを帯びて、短めで湾曲が少なく[2]、足も朱黄色[8]。 イギリスや西・南ヨーロッパでは山地および海岸の急な岩場で繁殖する[2][3]。生息数はイギリスで300つがい以上(夏季462つがい〈428-496つがい: 2002年夏季〉[6])とされ、アイルランドでは400-850つがいと推定されている[2]。
分布