ベスト・キッド
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この項目では、オリジナル版とその続編について説明しています。2010年のリメイク版については「ベスト・キッド (2010年の映画)」をご覧ください。

『ベスト・キッド』(原題:The Moment of Truth / The Karate Kid)は、1984年アメリカ映画。日本では1985年2月16日に公開。続編も作られ、2018年にはこの作品の34年後を描いた『コブラ会』が配信された。
概要

少年が日系人に教えてもらった空手を通して成長していく3作と、同様に少女が教わる1作、その流れを汲んだリメイク版がある。

当初、ミスター宮城 (Mr. Miyagi) 役は三船敏郎にオファーが出されていたが[1][注 1]、三船が断ったために、何度もオーディションを受けていたノリユキ・パット・モリタが最終的に選ばれた[4]

劇中の空手は、接近戦を想定した猫足立ちであることと、本作の脚本家が剛柔流空手道を長年に亘り学び、出演者に指導したこと、ミヤギという姓の空手家が実在したこと、パート3で披露される型「征遠鎮」から、剛柔流空手道であることがわかる。

2010年リメイク版『ベスト・キッド』では舞台は北京に移り、中国人から空手とはまったく異なる中国武術を学ぶストーリーとなった。

日本で劇場公開された時のオープニング(引越しのシーン)のタイトルはThe Moment of Truth。その後、DVDやBlu-ray DiscではThe Karate Kidに差し替えられている。
ベスト・キッド

ベスト・キッド
The Karate Kid
監督
ジョン・G・アヴィルドセン
脚本ロバート・マーク・ケイメン
製作ジェリー・ワイントローブ
出演者

ラルフ・マッチオ

ノリユキ・パット・モリタ

エリザベス・シュー

ウィリアム・ザブカ

マーティン・コーヴ

ランディ・ヘラー(英語版)

音楽ビル・コンティ
撮影ジム・クレイブ(英語版)
編集

John G. Avildsen

ウォルト・マルコネリー(英語版)

バッド・S・スミス(英語版)

製作会社Delphi II Productions
Jerry Weintraub Productions
配給コロンビア ピクチャーズ
公開 1984年6月22日
1985年2月16日
上映時間127分[5]
製作国 アメリカ合衆国
言語英語
製作費$8 million[6]
興行収入$130.8 million
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原題:The Moment of Truth / The Karate Kid

製作年:1984年

監督:ジョン・G・アヴィルドセン

製作:ジェリー・ワイントローブ

脚本:ロバート・マーク・ケイメン

音楽:ビル・コンティ

主題歌:"The Moment Of Truth" Survivor

挿入歌:"You're the Best" Joe Esposito - ゲームSaints Row: The Thirdにも使用されている。

ストーリー

ダニエルは母親と二人暮らし。母親の仕事の都合によりニュージャージーからカリフォルニアへ引っ越すことになった。

新天地ではフレディという新たな友達もでき、フレディの誘いでパーティに行くことになった。そこでお金持ちの少女アリに一目ぼれ、すぐに相思相愛になるが、偶然通りかかった不良グループのリーダー格ジョニーが、アリとダニエルの様子を見て激怒し、ダニエルにケンカを吹っ掛けダニエルを叩きのめしてしまう。ジョニーはアリの元彼で、少年空手選手権のチャンピオンであった。ダニエルはフレディに「空手をやっている」と豪語していたために、フレディらはダニエルのあまりの弱さに愛想を尽かしダニエルのもとから去ってしまう。

ダニエルはそれ以来ジョニーとその空手仲間達から壮絶なイジメにあうようになる。そんな中、アリとアパートの管理人ミヤギ老人だけがダニエルに優しく接する。ハロウィンパーティの夜、ジョニーらに仕返しを試みたダニエルは、逆にリンチに遭ってしまう。ダニエルの意識が朦朧とする中、どこからともなく現れたミヤギがジョニーたちをあっという間に倒してしまう。実はミヤギは従軍経験も持つ空手の達人であった。

そして、ジョニーたちの道場と話をつけた結果、決着は2か月後の少年空手選手権で付けることになり、ミヤギはダニエルのコーチを引き受ける。しかし練習は、ワックスがけやペンキ塗りといった雑用ばかり。しかし、一見雑用にしか見えない練習こそが、空手の動きをマスターする特訓であったのだ。
登場人物
ダニエル・ラルーソー
(英語版)
演 - ラルフ・マッチオ母親の仕事の都合によりニュージャージーからカリフォルニアへ引っ越してきた少年。サッカーの心得がある。現地の人間とも馴染めたが、自分は強いと周りに嘯いており、ジョニーに喧嘩で負けたことで弱いことが知られてからは友達を一気になくしてしまい、イジメを受けるようになる。それをみかねた宮城に空手で鍛えられられるようになる。自分の行動で周囲に交通事故を起こさせるなど迷惑をかけることもある。
宮城成義(英語版)
演 - ノリユキ・パット・モリタアパートの管理人。空手の達人であり、イジメを受けていたダニエルを鍛える。「ミスター・ミヤギ」と呼ばれることが多い。日系人部隊として知られる第442連隊戦闘団の一員として第二次世界大戦のヨーロッパ戦線へ出征した経験があり、名誉勲章を受勲している。自転車を直せるなど器用。身重の妻がいたが、胎児の死産が原因で亡くしている。
アリ・ミルズ(英語版)
演 - エリザベス・シューお金持ちの少女。ダニエルが周囲から見放されても優しくする慈愛に満ちた性格だが、ジョニーに対しては非常に気が強い。
ジョニー・ロレンス(英語版)
演 - ウィリアム・ザブカ不良グループのリーダー。粗暴で暴力的。アリの元彼。空手をやっており、少年空手選手権のチャンピオンだった。クリースの教え子でもある。空手には真摯でクリーズの命令に逆らえず、ダニエルを反則を使って怪我をさせた際には謝罪をした。その後、ダニエルに敗れたもののダニエルを認め称賛した。
ジョン・クリース(英語版)
演 - マーティン・コーヴ空手教室「コブラ会」の先生。手段を選ばない性格。
ボビー・ブラウン
演 - ロン・トーマスジョニーの友人。
ダッチ
演 - チャド・マックイーンジョニーの友人。
ルシール・ラルーソー
演 - ランディ・ヘラー(英語版)ダニエルの母親。明るい性格。
チャッキー
演 - フランク・バスト・アバロンチャッキーの級友。
フレディ
ダニエルと同じアパートの住人。ダニエルの友人となるが、自分は強いと嘘をついていたダニエルに愛想を尽かしてしまう。
キャスト

役名俳優日本語吹替
ソフト版
テレビ朝日版機内上映版
ダニエル・ラルーソーラルフ・マッチオ草尾毅水島裕松野太紀
宮城成義ノリユキ・パット・モリタ伊井篤史久米明
アリ・ミルズエリザベス・シュー大坂史子佐々木優子
ルシール・ラルーソーランディ・ヘラー藤生聖子藤田淑子
ジョニー・ロレンスウィリアム・ザブカ花輪英司大塚芳忠
ジョン・クリースマーティン・コーヴ西凜太朗樋浦勉
ボビー・ブラウンロン・トーマス福山潤堀内賢雄
ダッチチャド・マックイーン鳥畑洋人
フレディイスラエル・ユアブ鈴木正和
スーザンジュリ・フィールズ杉本ゆう
トミーロブ・ガリソン小野塚貴志
アラントム・フリドリー青木誠
ビリージェフ・フィッシュマン岸尾だいすけ


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