『ベストカー』は、日本で最も発行部数の多い自動車雑誌である[1]。講談社ビーシーが編集し、講談社が発行している。目次 1978年、三推社から月刊『ベストカーガイド』(略称:BCG)として創刊され、1985年に現在の『ベストカー』に改称され、月2回の刊行となった[2]。1992年3月には、通算300号を達成[2]。1993年には、SUVとアウトドアを扱う姉妹誌『フェネック』(Fenek)』も創刊された[2]。 2008年現在の公称発行部数31万部は、日本で発行される自動車雑誌として最多であり、競合誌の発行部数、『カートップ』20万部、『ドライバー』15万部、『ホリデーオート』15万部、『カーグラフィック』5万部、『NAVI』5万部(2010年4月号限りで休刊)とは大差がある。 発売は毎月2回の、10日と26日。当誌同様月2回刊だった『driver』(八重洲出版)が2010年8月号から月刊誌に移行したため、自動車雑誌では唯一の月2回刊雑誌[3]となっている。ただし、最近は出版業界の不況の影響も大きく、大きな舵取りの方向が求められるが、先行きのめどはたっていない。 2012年5月10日号より、定価が10円上がり、350円。2014年3月26日号より、定価がさらに10円上がり、360円となった。2014年4月1日からの消費税8%増税に伴った物で本体価格は据え置きの333円。2019年現在は、定価400円となっている。 他誌が、出力などのスペックの紹介・乗り心地・装備などのハード面の評価を主軸にしているのに対し、自動車とは直接的な関係が無い記事が多く、メーカー目線ではなくユーザー目線で誌面が構成されていることが特徴である。 筑波サーキットでのラップタイムをウリにする『CARトップ』に比べ、最近ではテストものはあまり行なわず、燃費テストや乗り心地テストなど実生活に関わるテストが多くなっている。 巻頭のカラーページは発売前の新車に関する記事(あるいは2?3年先の各メーカーによる発売予定計画)と発売直後のニューモデルの走行テストの二部で大きく構成される。 「一般ユーザーがクルマという高額商品を買うのに際しては決断と出費が必要であることから、ある程度先の情報を伝えておく必要がある」という編集方針がある。このため、2010年10月25日発売号では、日産自動車から、新型GT-Rの取材をめぐって対立した結果、新型GT-R発表会への出入り禁止(取材拒否)を受けたことを明らかにした。 (2016年1月現在。連載終了分も含む)
1 概要
2 記事
2.1 スクープ
2.2 連載
3 脚注
4 関連項目
5 外部リンク
概要
記事
スクープ
ニューモデルマガジンX創刊前は信憑性のあるスクープ記事をよく掲載しており、Z31フェアレディZや初代MR2はそれぞれトヨタ・セリカXXやフィアット・X1/9をマッドハウスで改造した実物大モデルの写真を載せたことがあった。
2000年代に入ると、発売予定前の新車はCG合成で製作した完成予想イラスト(いわゆるカーコラージュ
連載
クルマの達人になる(国沢光宏)
デザイン水掛け論(清水草一(MJブロンディ)・前澤義雄、前澤の逝去に伴い終了)
エンスー解放戦線(清水草一・渡辺敏史、デザイン水掛け論の後継コーナー)
帰ってきたあのクルマオーナーの生態(深川沙魚
元祖アポなし日本全国電話調査→アポなしDX
俺と疾れ!!(徳大寺有恒、徳大寺の逝去に伴い終了)
徳大寺有恒リバイバル試乗(徳大寺の過去の試乗記事からセレクトしたものを掲載)
四丁目のカーライフ
テリー伊藤のお笑い自動車研究所(テリー伊藤の俺にも疾らせろ)
小沢コージの愛のクルマバカ列伝
トラックドライバー三番星(長野潤一)
The目撃者
みんなの駐車場
青山王子のスーパーcarlife(青山光司
などの人気コーナーがある。
脚注^ “JMPAマガジンデータ : 男性 趣味専門”. 日本雑誌協会. 2019年7月17日閲覧。
^ a b c ⇒講談社BC沿革