ベジータ
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この項目では、『ドラゴンボール』の登場人物のひとり、サイヤ人の王子について説明しています。

同作品におけるベジータの父・ベジータ王については「ドラゴンボールのアニメオリジナルの登場人物」をご覧ください。

惑星ベジータについては「サイヤ人」をご覧ください。

その他の用法については「ベジータ (曖昧さ回避)」をご覧ください。

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ベジータ
Vegeta[注 1]
ドラゴンボールのキャラクター
登場(最初)其之二百四「さようなら孫悟空」
ドラゴンボールZ』第5話「悟空死す! ラストチャンスは一度だけ」
作者鳥山明
声優堀川りょう
プロフィール
別名ベジータ四世
性別男
種類サイヤ人
親戚ベジータ王(ベジータ三世)(父)
ターブル(弟、アニメオリジナル設定)
ブルマ(妻)
トランクス(第一子、長男)
ブラ(第二子、長女)
ブリーフ博士(義父、配偶者の父)
ブルマのママ(義母、配偶者の母)
タイツ(義姉、配偶者の姉)
グレ(義妹、弟の妻、アニメオリジナル設定)
ベジータJr.(子孫。アニメオリジナル)
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ベジータは、鳥山明の漫画『ドラゴンボール』および原作とするアニメドラゴンボールZ』『ドラゴンボールGT』『ドラゴンボール改』『ドラゴンボール超』に登場する架空のキャラクター。声優堀川りょう(『ドラゴンボールGT』までは「堀川亮」名義)。
概要

惑星ベジータの王子であり、ナッパラディッツカカロット(孫悟空)とともにサイヤ人の数少ない生き残りの1人。フリーザによって惑星ベジータが消滅させられたときには他所の星を攻めていたため助かった[注 2]。ドラゴンボールの存在を知り、反逆を企てるまではフリーザ一味の戦闘員として星の地上げなどの活動を行っていた。

フルネームは「ベジータ四世」[1]。エイジ732年生まれ[2][3]。身長164cm、体重56kg[3]。趣味はトレーニング。食べ物の好き嫌いはなし[3]。好きな乗り物はアタックボール[3]。アニメ『ドラゴンボールZ』では魔人ブウ編で「ニョロニョロしたものが大嫌い」と発言している。

名前の由来はベジタブル(野菜[4]
人物・性格

一人称は「オレ」または「オレさま」。サイヤ人の王子としての自尊心やエリート意識が非常に強く、他人の指図を受けるのを極端に嫌う[注 3]。フリーザからも「もともと自分のことを敬っておらず、自分勝手だった」と言われている。自らの実力に絶対的な自信を持っているが、反面、最下級戦士の生まれでありながら様々な体験から自分より強くなった悟空(カカロット)に対しては激しいライバル意識を燃やしている。当初は、悟空のことを下級戦士で辺境惑星に送り込まれた「落ちこぼれのクズ野郎」と見下しており、同じサイヤ人でありながら地球を守ろうとする「サイヤ人の裏切り者」とも評していた。戦闘においては正々堂々とした戦いを好むが、劣勢になると星ごと相手を消し飛ばそうとするなど短気な一面を持つ。

基本的に孤高の一匹狼であり、共闘するくらいならば一人で戦って死ぬ方がましという考えも持っているが、相手との力量差があまりにも大きく、単身では歯が立たないと判断した敵についてはその限りではない(フリーザや魔人ブウ〈純粋〉など)。常により強い敵との戦闘を望み、勝利を信じると同時に死の危険を顧みない。サイヤ人としての好戦的な姿勢を貫いて動くため(強い相手と闘い勝利したいがためにセルの完全体化に協力するなど)、こうした性格が原因で危機を招き、事態を悪化させることも多々ある。戦いにおいては自身が勝利することに重点を置いているため、他の仲間が犠牲になっても意に介さないことが多かったが、地球に定住してからは心情に変化が見られ、家族や仲間を意識して戦うようになっていった。『超』で登場した第6宇宙のサイヤ人で自分を師匠と慕うキャベに対しては手厳しく接しながらも特に気にかけており、周囲も認めるほど強い師弟関係を築いている。そのキャベが消滅した際には「俺は今、最悪な気分なんだ!」と怒りをあらわにしている。

ナッパには「惑星ベジータの名前をもらうほどの天才戦士」と評されている。持って生まれた潜在的な戦闘力で階級が決まるサイヤ人の中で、上級戦士はベジータと父親であるベジータ王のみ[5]で、幼少期に王の力を超えていたと自身で発言している。子供の頃にナッパ、ラディッツのいるグループに配属された際にも、戦闘力の高さからすぐにリーダーとなっている[6]。また、ドドリアは惑星ベジータ消滅の真相を暴露した際、天才的な腕を持つベジータをフリーザはわざわざ生かしたと語った[注 4]。このように高い素質を持ちながらも相当な努力家でもあり、強くなるためには凄まじい特訓をも惜しまない。

悟空との初対決で「落ちこぼれだって必死に努力すればエリートを超えることがあるかもしれない」という言葉に「努力ではどうにもならない壁を見せる」と返しているが、この悟空の言葉は現実となり、魔人ブウ編では悟空を「自分以上の天才」と認めたうえで、「どんなに修行してもその差は埋まらなかった」と返しており、完全に立場が逆転していた。界王神界におけるブウ(純粋)との戦いでは、天才の自分と悟空との相違点を語り、悟空を「ナンバー1」と認めている[7]。また地球侵略の攻防戦(サイヤ人編参照)で地球撤退の際に悟空から「殺すにはもったいない存在」と言われたように、悟空も実力を認めており、シリーズが進むごとにお互いの実力を認め合う良きライバルとなっている。悟空とはプライベートでは親友関係[注 5]であり、家族ぐるみの付き合いとなっていた。

ナメック星編以降は地球に住み着き、ブルマの誘いを受ける形でカプセルコーポレーションで同居を始める。ベジータのブルマに対する第一印象は「下品な女」で、後に『超』などで見られる愛妻家ぶりは地球移住当初、影も形も無かった[注 6]。鳥山いわく、ブルマとベジータの恋愛劇も頭の中にはできあがっているが「恥ずかしい」という理由で描かなかった[9]。また、鳥山は「プライドを大きく傷つけられたベジータはブルマに救いを求め冷酷な性格も少しずつ変わっていきました。今ではたしかに実は(本来ならサイヤ人は家族愛が薄い種族なのに)悟空より変わった優しいサイヤ人と言えるかもしれませんね」と言っている[5]。作中終盤になると、家族を守るために自分を犠牲にするなど、人間らしい一面が見られるようになり、息子のトランクスを鍛え上げるために特訓を付けたりしていた[注 7]。ブルマはベジータについて悟空と同じで働かない[注 8]と不平を漏らしたことがあるものの、妻のブルマが金持ちであるために働く必要もないようで[10]もっぱらトレーニングに励む日々を送っている。

孤高の性格であるため地球に在住後も人間関係は一部を除き希薄。初期には天津飯からはまだ敵視されていた一方で、カプセルコーポレーションでヤムチャとは同居状態でもあった。仲間となった後でも相手の名前を呼ぶことは少ない。悟飯に関しては幼少期の戦いや、ナメック星での対立と共闘を経て、人造人間編に至るまでも「チビ」「カカロットのガキ」と呼んでいたが、セルゲームの終盤で超サイヤ人2に覚醒した悟飯に命を救われた際に初めて名前を呼び、自身を足を引っ張ってしまったことを謝罪していた。以降は悟飯のことも名前で呼んでおり、彼が高校生になってからは修行を怠って身体が訛っていることを見抜き叱咤したり、悟飯が一度ブウに殺されたと思っていた時にも「許せ…オレのせいだ…」「(ブウに対し)てめえよくも悟飯を殺しやがったな」と気にかけていた様子が見られた。『超』において「第6宇宙・第7宇宙破壊神選抜格闘試合」のメンバー選定時、悟空とベジータに続く候補には最初に悟飯の名前を挙げて「ハッキリ言って潜在能力が一番高いのはあいつだろ」と評価している。

修行の成果で高い実力を身に着けた直後はポジティブになったりと増長する面も多い。また合理的で頭脳派な面を持つほか、その戦闘はプライドや情熱に突き動かされながら繰り広げられてもいる。目標に対する一途さや気高いプライドを持つ、強く厳しい人物[注 9]で、屈辱によって感じる怒りは敵に対してだけではなく自分自身にも向かう。
年齢

アニメや『ドラゴンボール大全集』では悟空より年上の設定[11][12]。しかし、原作者・鳥山明がインタビューで参加した「みっくすSaらだα」の同人誌『みんな愛のせいね3』で、ベジータについて「アニメの方では違ってんだけどぉ。ちなみにベジータは、悟空よりずっと若いつもりで僕は描いてるし、でも今度アニメででるやつ(アニメスペシャル・バーダックのお話)は、悟空が赤んぼの頃、もうベジータは子供だったみたい。


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