Bayes Business School
種別公立
設立年1966年 (City Business Schoolとして)
提携関係ロンドン大学, AACSB, EQUIS, AMBA
学部長
ベイズ・ビジネス・スクール(Bayes Business School)は、ロンドン大学シティ校のビジネススクールである。
特に経営学修士(MBA)課程および、保険、アクチュアリー、海運、航空、不動産、ファイナンス等の分野における教育に関してイギリスを代表する教育機関として知られる。
ロンドンの商業の中心地シティ・オブ・ロンドンにおける高等教育機関としての伝統を汲み、現在でも金融街シティにキャンパスを置く。そのような立地上の利点等から、多くのビジネスマンも在学している。
本スクールの卒業生は、卒業してから5年の給料の平均が英国のどの大学の卒業生よりも高いとされている[1]。
沿革
1851年、ロンドンにてNorthampton Institute創立。
1966年、勅許にて大学指定を受け、シティ大学(The City University)として改組され、商学部としてシティ・ビジネス・スクール(City Business School) を開設、翌年より経営管理科学の修士課程を開講。
1979年、経営管理科学の修士課程を経営学修士(MBA)課程へ改組。現在、イギリスにおけるもっとも古いMBA課程の一つとなっている。
2001年、デイヴィッド・アンソニー・カレー卿(David Anthony Currie)が学部長へ就任、米国の大学が支配する市場で国際的なビジネススクール市場として競争するための戦略を策定。これに基づいた各種改革に取り組み、様々なランキングで世界上位に名を連ねるビジネススクールとなる礎となった。
2002年8月、サー・ジョン・キャス財団から寄付を受け、シティ・オブ・ロンドンの主に住宅地であるバービカン・センター地域全体に広がっていたが、学校はイズリントンの新しい施設に移転。新しい建物のための £4000 万の資金の半分は、シティ大学の準備金より拠出。これに伴い、ジョン・キャスにちなみ、名称をキャス・ビジネス・スクール(通称:Cass Business School、正式名称: Sir John Cass Business School)へ改称。
2006年5月、英国MBA協会(Association of MBAs、AMBA)の認定を受ける。[2]
2007年9月、ドバイ国際金融センター(DIFC)と共同でEMBAプログラムを設立
2009年11月、欧州品質改善システム(EFMD Quality Improvement System、EQUIS)より認定を受ける。[3]
2010年7月、米国Association to Advance Collegiate Schools of Business (AACSB)より認定を受け、AMBA・EQUISと併せてトリプル・アクレディテーションを冠する。[4]
2021年9月、ジョン・キャスの奴隷制との関わりが問題視されたことにより、18世紀のシティ・オブ・ロンドンの統計学者・数学者であるトーマス・ベイズに因んでベイズ・ビジネス・スクール(Bayes Business School)と改称。
開講プログラムイズリントンにあるキャンパス
経営学修士(Master of Business Administration、MBA)課程のほか、学部(Undergraduate)・修士課程(MSc)・博士課程(PhD)では、保険およびリスク管理、投資管理、コーポレートファイナンス、国際金融、貿易、マーケティング、サプライチェーン、エネルギー、財務、数学取引、不動産投資、国際会計・ファイナンス等を開講している。
経営学修士(MBA)課程は、以下の形態にて開講する。
フルタイムMBA(本校キャンパスにてフルタイム開講、標準在学期間12カ月)
エグゼクティブMBA夜間(本校キャンパスにて週末集中型開講、標準在学期間24カ月)
エグゼクティブMBAモジュラー(本校キャンパスにて週末集中型開講、標準在学期間24カ月)
エグゼクティブMBAドバイ(ドバイ国際金融センター(DIFC)と共同開講、標準在学期間20カ月)