ガスコーニュ語
gascon
話される国 スペイン、 フランス
話者数?
言語系統インド・ヨーロッパ語族
イタリック語派
ラテン・ファリスク語群
ロマンス諸語
ガスコーニュ語
方言アラン語
言語コード
ISO 639-3なし
消滅危険度評価
Definitely endangered (Moseley 2010
ガスコーニュ語(ガスコーニュご、Lo gascon)は、オック語の一地域変種(方言)、あるいはオック諸語の一つ。
フランスのガスコーニュ地方、つまり、ボルドー以南のアキテーヌ地域圏、トゥールーズ以西のミディ=ピレネー地域圏で主に使用される。また、スペインカタルーニャ州アラン谷で話されているアラン語はガスコーニュ語の地域変種で、同地域の公用語とされていたが、2010年に法令が改正され、カタルーニャ州全体の公用語となった[1]。
ガスコーニュ語の特徴
スペイン語(カスティーリャ語)や、カタルーニャ語、その他の南オック語と同様、vは/b/と音韻的区別がなくなり、有声両唇摩擦音で発音される。
動詞の直前に、それ自体は意味を持たない小辞を用いる。使用は任意であるが、肯定文ではque、疑問文ではe、感嘆文ではbeとなるので、どのタイプの文であるかを示すマーカーとして機能する。
人名(姓ではなく)の前に冠詞を用いる。
所有形容詞を用いる代わりに、再帰代名詞を用いた構文を良く用いる。
表現
Adiu 「こんにちは」「さようなら」
Adishatz 「こんにちは」「さようなら」(複数の人に対して)
Tio/Quio または Oc 「はい」
Non または Non pas 「いいえ」
Merces 「ありがとう」
Merces plan/Merces hera/Forca merces 「ありがとうございます」
D'arren 「どういたしまして」
Perdon/Desencusa 「すみません」
En vse pregar/Se'vs platz 「お願いします」(丁寧、または複数の人に対して)
En te pregar/Se't platz 「お願い」(通常体、または一人に対して)
Quin vas? 「元気? お元気ですか?」
Que va plan 「元気です」
数
1 un, una
2 dus, duas
3 tres
4 quatre/quate
5 cinc
6 sheis
7 set
8 ueit
9 nau
10 detz
脚注^ “ ⇒El aranes se convierte en la tercera lengua oficial de Cataluna” (スペイン語). ABC (2010年9月22日). 2014年7月19日閲覧。
関連項目
アラン語
バスク語
ガスコーニュ
オクシタニア
表
話
編
歴
フランス語とフランスの言語
文法
アルファベ
疑問文
否定文
人称代名詞
動詞
限定詞
数詞
形容詞
発音
アンシェヌマン
エリジオン
リエゾン
無音のh・有音のh
歴史
ラテン語
ロマンス語
古フランス語
中期フランス語
ストラスブールの誓い
ヴィレル=コトレの勅令
フランス語の擁護と顕揚
アカデミー・フランセーズ
フランス語圏
フランスの言語政策
リングワ・フランカ
パトワ
方言
スイス・フランス語
ベルギー・フランス語
ケベック・フランス語
アフリカ・フランス語
クレオール言語
ハイチ語
ルイジアナ・クレオール語
セーシェル・クレオール語
モーリシャス・クレオール語
レユニオン・クレオール語
タヨ語
オイル語
ノルマン語
アングロ=ノルマン語
ガロ語
ワロン語
ピカルディ語
シャンパーニュ語
アルピタン語
オック語
ラングドック語
プロヴァンス語
ガスコーニュ語
ニサール語
その他の言語
高地ドイツ語(アルザス語・中部ドイツ語)
バスク語
ブルトン語
関連項目
フランス文学
フランス語から英語への借用
フラングレ
フランス語から日本語への借用