ヘンリィ五世
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ヘンリィ五世
Henry V
外国の特派員がデンハム・フィルム・スタジオ(英語版)の『ヘンリィ五世』のセットを訪れた時の様子
監督ローレンス・オリヴィエ
脚本戯曲:
ウィリアム・シェイクスピア
映画脚本:
ダラス・バウアー
アラン・デント
ローレンス・オリヴィエ
製作フィリッポ・デル・ジュディーチェ
ローレンス・オリヴィエ
出演者ローレンス・オリヴィエ
ルネ・アシャーソン
レスリー・バンクス
音楽ウィリアム・ウォルトン
撮影ジャック・ヒルヤード
ロバート・クラスカー
編集レジナルド・ベック
配給 イーグル=ライオン・フィルム
BCFC/ニッポンシネマコーポレーション
公開 1944年6月12日
1948年9月8日
上映時間137分
製作国 イギリス
言語英語
製作費£475,000
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『ヘンリィ五世』(Henry V)は、1944年イギリス映画ウィリアム・シェイクスピア戯曲ヘンリー五世』の映画化作品。百年戦争の中盤に劇的勝利を収めたイングランドヘンリー5世を主人公とする。ローレンス・オリヴィエが監督・主演した「シェイクスピア3部作」の第1作である。

当時は第二次世界大戦が継続中であり、国威発揚を目的として製作が依頼された映画で、イギリス政府からの援助も受けていた。

日本公開は1948年。第22回キネマ旬報ベスト・テンの第1位に選ばれ、オリヴィエに賞状と賞品が授与された[1]。テクニカラー(総天然色)による色彩感覚は、日本の映画人に「カラー設計」について多くの示唆を与える作品となった[2]

映画は、1600年ロンドングローブ座を俯瞰するパノラマから始まり、舞台で上演される『ヘンリー五世』と劇場内部が映し出されるが、フランスでの戦争の場面になると1415年の情景に切り替わる。最後に再びグローブ座に戻り、劇の終演と共に映画も終わる。
キャスト

ローレンス・オリヴィエヘンリィ五世

レスリー・バンクス:コーラス(口上役)

フェリックス・エイルマー:カンタベリー大司教

ロバート・ヘルプマン:イーリー司教

ニコラス・ハネン:エクセター公爵

マイケル・ワーレ:グロスター公爵

ジェラルド・ケース:ウェストモーランド伯爵

グリフィス・ジョーンズ:ソールズベリー伯爵

モーランド・グラハム:サー・トーマス・アーピンガム

エスモンド・ナイト:フルーリエン大尉

マイケル・シェプリー:ガワー大尉

ジョン・ローリー:ジェイミー大尉

ニオール・マッギニス:マクモリス大尉

ジョージ・ロビー:サー・ジョン・フォルスタッフ

ロバート・ニュートン:ピストル少尉

ロイ・エマートン:バードルフ副官

フレデリック・クーパー:ニム伍長

ジョージ・コール:小姓

ジミー・ヘインリー:兵士ウィリアム

ブライアン・ニッセン:兵士コート

アーサー・ハンブリング:兵士ベイツ

フリーダ・ジャクソン:女将クイックリー

ハーコート・ウィリアムズ:シャルル六世

マックス・エイドリアン:フランス皇太子

レオ・ゲン:フランス元帥

フランシス・リスター:オルレアン公爵

ラッセル・ソーンダイク:ブルボン公爵

アーネスト・セジガー:ベリ公爵

ラルフ・トルーマン:モントジョイ

ジャネット・バーネル:フランス王妃イザベル

ルネ・アシャーソン:フランス王女キャサリン

アイビー・セント・ヘリエ:侍女アリス

ヴァレンタイン・ディオール:バーガンディ公爵

音楽

音楽はウィリアム・ウォルトンの作曲によるもので、ミュア・マシーソン(英語版)の指揮、ロンドン交響楽団の演奏で録音された。


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