用途:偵察機、観測機
分類:無人航空機
製造者:イスラエル・エアクラフト・インダストリーズ
運用者: イスラエル(イスラエル航空宇宙軍)他
初飛行:1994年
運用開始:2005年
運用状況:現役
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IAI ヘロン(IAI Heron) は、イスラエルのイスラエル・エアクラフト・インダストリーズ (IAI)の無人機開発部門であるMALATによって開発された無人航空機(UAV)である。機体規模は中高度・長時間滞空型(MALE)に相当する。
イスラエル軍ではShovalあるいはMachatz-1と呼ばれている。 ヘロンは前身のサーチャーと同じレシプロエンジンの推進式双胴機であるが、機体はより大型化している。GPSを使用して事前に入力した経路を自動飛行させるのが基本的な運用法だが、オペレーターによる遠隔操縦も可能で、衛星通信にも対応している。搭載可能なセンサーには、EO/IR(電子光学/赤外線)センサーや合成開口レーダー、シギント用機材、電子戦用機材、通信中継用機材などがある。またIAIは、航続距離を延長するため空中給油装置を搭載する方向で評価を行っている[1]。
目次
1 概要
2 派生型
3 採用国
3.1 検討
4 諸元(ヘロン)
5 参考文献
6 関連項目
7 外部リンク
概要
派生型
アーファング(英語版
エアバス・ディフェンス・アンド・スペースがフランス向けに改良を施した型。
スーパーヘロン(Super Heron)
2014年に発表された改良型。エンジンを重質燃料対応のものへ変更し、機体性能を向上させた。
ヘロンTP(Heron TP)
ターボプロップエンジンを装備して機体をより大型化。ペイロードは1,000kgに強化されているが、ミサイル技術統制レジーム(MTCR)の問題から、インドへの輸出が長期間にわたって延滞したことから2017年にはペイロードをヘロン1と同等の450kgとしたヘロン TP-XPが発表されている。これにより、MTCR加盟国でもカテゴリーIIでの導入が可能となる。それ以外の性能は同等である[2][3]。イスラエル軍にはエイタン (????, Eitan)