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やノートページでの議論にご協力ください。ヘリック共和国(ヘリックきょうわこく)は、玩具シリーズ「ゾイド」に登場する惑星Ziに在る架空国家。 『ゾイド』第1期シリーズ(1983?1990年)から登場。第2期シリーズ(1999?2006年)においても登場し、『ゾイドバトルストーリー』をはじめアニメ・漫画作品を含めた各種メディアミックスで登場した。第2期シリーズにおいては媒体ごとに設定や扱いはやや異なる。 中央大陸(デルポイ大陸)全土を統一した風族の族長ヘリック・ムーロアによって[1]ZAC1957年に建国[2]。この国に風族の族長である彼が国王として迎えられた[1]。共和国は国王のもと民主主義制度が開かれ、その統治時代は議会によって各部族が平等に扱われていた[1][注 1]。 ZAC1975年の国王の死後[1]、ZAC1978年にその長男であるヘリックII世が王制を廃止して自らが大統領として就任。同時に次男ゼネバスが共和国軍司令に就いた[6]。同年、ゼネバスは外征を主張しヘリックII世と対立。決闘によってどちらが正しいか証明することになった。当初、ヘリックは故意に敗北することでゼネバスを改心させる心算だったが、立ち会った議会と親衛隊はヘリックに味方をし、ゼネバスを追放した[6]。 ゼネバスはガイロス家の一部とともに大陸西部にゼネバス帝国を建国[6]。以後、中央山脈を国境として大陸の東半分が共和国の領土となった[6]。その後、ZAC2051年の中央大陸戦争終結後は旧ゼネバス帝国領土を併合し、再び中央大陸全土を領土とした[7]。惑星Zi大異変によって一時は壊滅的な被害を受けたが、ルイーズ大統領のもと復興をすすめた[8]。第二次大陸間戦争時代には巨大な資金力と工業力によって、その国力はガイロス帝国の5?6倍と言われている[9][注 2]。 ZAC2102年には鉄竜騎兵団の侵攻によって中央大陸は制圧され、ネオゼネバス帝国が建国。共和国議会と軍の解散が行われた[10]。ネオゼネバスの占領政策の緩やかさと、ヴォルフ・ムーロアが初代ヘリック国王の血統を継ぐことで正統な支配者とする声も少なくなかったこと、潜在的なガイロス帝国への恐怖からこの時の体制は比較的強固なものだった[10]。一方で、共和国軍の残存部隊は中央大陸の各拠点に潜伏[10]。共和国を西方大陸に遷都[11]しつつも戦闘を継続した。ZAC2106年にはネオゼネバス帝国による中央大陸の完全制圧が達成されたが[12]、ZAC2108年に再上陸作戦を発動し、翌年のZAC2109年には旧首都ヘリックシティにまで肉薄するに至った[13]。以降の共和国軍、およびヘリック共和国の動向は定かではない。 首都は中央大陸北東部にあるヘリックシティ。第1期シリーズの国旗は青地で国章は黒縁の赤い円の中にZ字状の雷があしらわれていた単純なマークだが、第2期シリーズ以降の国旗は白地で国章は中央大陸を中心とした惑星Ziの世界地図が描かれており、周りは四本のオリーブの葉で囲まれ、中央には黄色いZ字状の雷のマークがあしらわれている。
概要
作中の設定