ヘボット!
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ヘボット!
ジャンル
子供向けファミリー・一般向け
ロボットギャグ
アニメ
原作BN Pictures
原案バンダイ
監督石平信司
シリーズ構成冨岡淳広
脚本冨岡淳広、神山修一ほか
キャラクターデザイン佐野聡彦
メカニックデザイン高瀬健一(ボキャボット)
音楽大隅知宇
アニメーション制作BN Pictures
製作メ?テレ、BN Pictures
HEYBOT! PROJECT
放送局メ?テレ・テレビ朝日系列
放送期間2016年9月18日 - 2017年9月24日
話数全50話
漫画
原作・原案などバンダイナムコピクチャーズ
作画小ガエル
出版社小学館
掲載誌月刊コロコロコミック
発表号2016年9月号 - 2017年6月号
ゲーム:ヘボット! ヘボヘボ! ヘボットーナメント!
対応機種ニンテンドー3DS
発売元バンダイナムコエンターテインメント
メディアダウンロード
発売日2016年9月14日
レイティングCERO:A(全年齢対象)
テンプレート - ノート
プロジェクトアニメ漫画ゲーム
ポータルアニメ漫画ゲーム

『ヘボット!』(HEYBOT!)は、2016年9月18日から2017年9月24日まで、メ?テレテレビ朝日系列で、毎週日曜7:00 - 7:30(JST)に全50話が放送された、バンダイナムコピクチャーズ制作のテレビアニメ
概要

バンダイバンダイナムコピクチャーズの共同プロデュースによる、同名の玩具プロジェクトを原作とするギャグアニメで、メディアタイアップは『月刊コロコロコミック』が担当する。同枠並びに1977年10月開始の『無敵超人ザンボット3』以来40年続いた、名古屋テレビ→メ?テレ制作アニメの最終作[1][注 1]にして、メ?テレ単独制作による全国ネットで放送した最後の作品である。

本作品はハイテンションな作風と下ネタ・パロディを多用していることが特徴であり、監督の石平信司は、プレスリリースに寄せたコメントの中で、本作品を指して「ギャグアニメ界のペキンパーヴァーホーベンの、かなり濃い目な笑いのデパート」と呼び、日本語で遊ぶ楽しさの再発見を目指して思いつくものをすべて詰め込んだと述べている[2]。プロデューサーの楠千恵子は毎日新聞のインタビューの中で、「言葉を覚えるコミュニケーションロボットを原案としていたが、大人も子供も楽しめるものを突き詰めていった結果、ギャグアニメになった」と述べている[3]
あらすじ

ネジの形をした孤島「ネジが島」では頭にネジを挿したロボットのような生命体「ボキャボット」たちが面白い言葉を互いに言い合い勝敗を決める「ボキャバトル」が盛んに行われていた。

11歳の誕生日を迎えたネジが島の王子のネジル・ネジールは父のジル・ハナジール国王から王族の証「ネジ魂」を授けられるが、ネジ魂は遠く彼方へ飛んで行ってしまう。後を追ってみたらネジ穴のある卵を見つけ、ネジ魂を挿してみるとボキャボットのヘボットが生まれる。城に帰ってみたネジルは王国のしきたりとしてジルと初めてのボキャバトルに挑むが、完敗。ネジルは城から追い出され、ヘボットと共にネジ集めの旅に出るのだった。
登場人物

本作品はネジがメインテーマである為、全ての登場人物にネジ要素が組み込まれている。登場人物は妄想で別人の様になる事がある。第50話のラストではゲストキャラクターを含めた全員が集合し、視聴者に感謝の言葉を述べた。
メインキャラクター

第48話でネジル、チギル、ボキャ美、モエルの4人が新ボキャネジカルテットに任命されているが、実際はヘボペケ兄弟、カスリーナ、スチャットの4人もカルテットの一員として数えられており、カルテットなのに8人いる事をカスリーナが指摘していたがスルーされた。
ヘボペケ兄弟
ヘボット(HEYBOT)
- 井澤詩織本作品の主人公であるボキャボット。頭に「ヘボヘボネジ」という世界に1つだけの青いネジが挿さっている。体色、イメージカラーは黄色。ネジルの運命のボキャボット。ネジルのネジ魂によって誕生した経緯を持ち、「ヘボット」という名も「ヘボいボキャボット」だからという理由で彼によって名付けられた。本人は格好良いと自分の名前を気に入っている。一人称は「オレ」「オレサマ」「ヘボ」で、語尾に「ヘボ」を付ける。性格は勝気で怠け者。好物はいもチンで、彼のモチベーションの大部分はそれによるもの。料理や家事全般を担当しているが、ごはんもおかずもいもチンのいもチンフルコースを振舞う事も多い。ネジルに比べて多少の常識とモラルはあるが、ネジルといもチンの為なら手段を選ばない。但し、作中ではどちらかというと常識人であり、ネジル等にツッコミを入れる事も多い。人間の体に憧れているらしく、排泄虫歯を羨ましがる。スイッチンが腫れた際、初めてお漏らしをし、大人の階段を上った。「屁・ボーン」という屁をすると奇跡を起こせるが、その効果はランダムで何が起こるか分からない。屁の臭さは強烈。妄想で女性になる事があり、その際は人格が変わり、顔がヘボットの体になった人間体型になり、女声になる(声の担当は同じ井澤)。
ヘボヘボ先生(-せんせい)
ヒゲを生やした博士の変装をしたヘボット。アニメの最後に登場し、ボキャネジやコンボ、言葉の解説を行う。稀に本編にも「教えて!ヘボヘボ先生」というタイトルの解説コーナーで登場する。口癖は「ヘボら」。
JKヘボット[注 2]
女子高校生に変身したヘボット。本編の他に前期OP、前期EDや『春のネジ祭り』のウェブページのビジュアルにも登場している。公式上映イベント「サンライズフェスティバル2017」にてグッズ(アクリルキーホルダー)化も果たし、上記の名前はそのグッズ名によるもの。
ヘボスターリング捜査官(-そうさかん)
女性捜査官に変身したヘボット。
ヘジル
第44話で映画の世界でネジルと体が入れ替わったヘボット。外見は殆どネジルと同じだが、額にヘボットのLEDライトが付いている。
ペボッちょ
第50話でパチボットが放送した「かたづけだいすき!ペボっちょくん」に登場したヘボット。ボールの様な姿になっている。
ペケット
声 - 山岡ゆり第22話から登場。ヘボットのを自称するボキャボットで、頭に「ペケペケネジ」という世界に1つだけの赤いネジが挿さっている。体色、イメージカラーは群青色。一人称は「ペケ」で、語尾に「ペケ」を付ける。口癖は「ペケラッチョ!」。ヘボットの事は「ヘボ兄やん」と呼ぶ。腹黒い性格。極度に緊張すると尻から噴水の様な放水「ジョ・ボーン」をする。レベルは第24話の時点で50レベル。色々あって世界各地を放浪する羽目になり、その時にナグリと出会いチギルの教育係となった過去を持つ。それ故、何かとチギルの世話をしているが、内心面倒臭いと思っており、対応が雑で荒っぽい事がままある。また、ナグリの事は非常に慕っており、彼女に対しては彼女の拳にキュンキュンし、自ら殴られにいくドMな一面を垣間見せる。
JKペケット
妄想で女子高校生になったペケット。ヘボット同様、この姿の際は人格が変わり、顔がペケットの体になった人間体型になり、女声になる(声の担当は同じ山岡)。
ペケペケ先生(-せんせい)
登場話数「第31話他」ヘボヘボ先生同様、ヒゲを生やした博士の変装をしたペケット。ヘボヘボ先生の代わりに登場する事がある。
新ボキャネジカルテット
ネジル・ネジール
声 -
田村奈央本作品のもう1人の主人公。ネジが島の第2王子にして、ヘボットの相棒。アホ毛が特徴。11歳の誕生日にヘボットと出会い、共にネジ集めを行う。2人合わせて「ヘボネジコンビ」と呼ばれる。一人称は「ボク」または「ボク様」[注 3]で、語尾に「のだ」を付ける。お気楽極楽な怠け者で、努力する事を知らない。生活力も無く、ヘボットがいないと身の回りの事もろくに出来ない。ヘボット曰く「素直でお人好し」だが、ネジの事になると主人公とは思えない程傲慢で、手段を選ばない。非常に悪知恵は働くが、同時に騙されやすく、利用されがち。常識やモラルにも欠けているが、物事の飲み込みは早く、順応能力はピカイチ。基本的に自分本位だが、ごく稀に良心を見せることもある。やる時はやるタイプで、兄のチギルへの理不尽な仕打ちに憤ったり、相棒のヘボットの危機には勇気を奮い立たせる。また、バトルや決めセリフ等の際には主人公らしい顔を見せる。ネジを愛しており、見ただけで飛び付く程ネジを求める欲望(ネジ欲)が深く、彼のネジ欲に振り回された人物からの評価は「悪党」等と主役らしからぬ散々なものである。ネジが絡むと恐るべきポテンシャルを発揮し、その実力は電話越しのネジ音声のみでネジの場所を特定したり、絵が壊滅的に下手なのに、ネジだけは上手に描けたりする程。ネジ以外の事はどうでもいいとすら思っている節があるが、相棒のヘボットは別格のようで、第16話で大喧嘩をした際には、レアネジよりもヘボットと仲直りする事を選ぼうとした(しかしボキャ美の妨害により、結局ボキャバトルにもつれ込んだ)。コントで不良老人になる事がある。第21話でかなりのゲーマーである事が判明した。王子であるにも関わらず2度投獄された事がある。
ネボット
第44話で映画の世界でヘボットと体が入れ替わったネジル。外見はヘボットと殆ど同じだが、頭にはアホ毛が生えている。
佐藤(さとう)
かたづけだいすき!ペボっちょくんに登場したネジル。ごく普通の小学生になっている。
チギル・チギール
声 - 前野智昭第22話から登場。ネジルの3つ上ので、ネジが島の第1王子。ネジルと同様アホ毛が特徴だが、ネジルと違い、色が他の髪と違い赤。ペケットの相棒で、2人合わせて「ペケチギコンビ」と呼ばれる。一人称は「ワイ」(弱気な人格の時は「ボキ」)。幼い頃にナグリと共にネジが島を離れ修行の旅に出ていたが、とある事情で彼女と別行動を取り、 ペケットを連れてネジが島に帰って来た。なお、ネジルが物心つく前にネジが島を出ていたため、ネジルは彼の存在を知らなかった。ツッコミを得意とし、低レベルのギャグには「ダメだダメだ!」と容赦なくダメ出しを行う苛烈な性格だが、ツッコミゆえ基本的には常識人。しかし欲しい物を手に入れる為なら盗みも厭わないなど、ネジルとよく似た傲慢さも持つ。ナグリ曰く、「陛下に似て優しくて、どちらかと言えば頭脳派」。歯医者や怖い話が苦手。ダメ出しばかりしているので友達を作るのも苦手。SFとコズミックホラーには煩い。ネジル同様、コントで不良になる事がある。激しく動揺したりいもチン等を食べたりすると、一転して弱気な人格になり自分にダメ出しをするようになり、その度にペケットに慰められている。姿格好も赤いアホ毛のみ残して引きこもりのようなスタイルに変化し(衣装は通常の衣装の時は同様に白を基調としたパジャマのような服に変化するが、別のものを着用しているときは変化しない)、茨城弁(声を担当する前野も茨城県出身である)か、語尾に「だもん」を付けて話すようになる。ペケットが魔法(呪文は「ペケンペイペイ」)で出した激辛カレーを食べると元に戻る。第26話では「メガネネタ帳」という中二病真っ盛りな内容のネタ帳をこの人格の時につけていた事が判明、その弱みをヘボットに握られいもチン作りに協力するように脅迫された。また第37話では度々ネットでエゴサーチしてはへこんでこの人格が現れてしまう事が判明した。第24話でヘボネジコンビとのボキャバトルで勝利して以降、黒いトキトキネジを所持している。本人曰く、「来たる時が来るまで預かっておくだけ」らしい。ネジ屋の向かいにネジかけ屋を構え、何かとネジルの事を監視しておりその行動には謎が多いが、ナグリに彼の自由を訴え戦いを挑むなど、弟想いな一面も見せる。実はネジルの兄では無く、アホ毛もネジルにその事を知られない為にネジルに似せて付けた偽物(その為、弱気な人格になってもアホ毛のみ変化しなかった)である事を第47話で告白するが、ネジルは戸惑う事無く受け入れてくれた。
田中(たなか)
かたづけだいすき!ペボっちょくんに登場したチギル。口癖は「宿題大好き」。
ボキャ美(-み)
声 - 新井里美ヘボットに想いを寄せる少女。観客としてヘボネジコンビとのボキャバトルの初陣を見てヘボットに一目惚れして以来、彼を「ヘボ様」と慕い、常にヘボットを監視をしている筋金入りのストーカー。ヘボットの為なら手段は選ばない腹黒い性格で、当のヘボットにはウザがられている。一人称は「ボキャ美」で、語尾に「キャミ」を付ける。人間の様な姿をしているがそれはオーバーボディであり、本体はヘボット似のピンクのボキャボット。頭にはハートが描かれたピンクのネジが挿さっている。オーバーボディは普段着けている人間型の他にもバイク、飛行機、UFO、潜水艦があるが、いずれも人間型のオーバーボディの頭部と同じパーツが付属している。実は元々はサートゥルヌスがヘボットの護衛用に生み出した分身であったが、自我が目覚めて暴走し今に至る。
モエカストリオ

本作品の主役達を狙う3人組で、全員同じ家で暮らしている。ヘボネジコンビに勝利し主役の座を手に入れる事もあるが、すぐに取り返されてしまう。

スチャットがスーパー・スチャット・スーパーに変身出来るようになってからは他の2人も筋肉隆々な姿に変身するようになり、スーパー・モエカストリオ・スーパーを名乗るようになるが、ヘボネジコンビからは気持ち悪がられている。
モエル
声 -
新祐樹主人公に憧れる少年。髪と眉が炎のようになっており、腰、手袋、靴に青いプラスネジが付いている。一人称は「オレ」。カレーにはキムチをトッピングして食べるのを好み、怖いものが苦手。主人公に憧れる割に今ひとつ気と押しが弱く、カスリーナには完全に頭が上がらない。反面、登場する度に特訓を重ねている為かボキャネジ格闘技を応用した実戦では決定打を決める事も多い。
カスリーナ
声 - 尾崎真実テキサス州出身で葛飾区在住(現在はネジが島)の、正ヒロインに憧れる少女。金髪とへそ出しルックが特徴的で、ピンクのプラスネジの形をした髪留めでツインテールにしており、マイナスネジが付いた手袋を着けている。一人称は「私」。
スチャット
声 - 内田岳志眼鏡をかけた博士の様な姿のヘボット似の水色のボキャボット。頭には角帽型のネジが挿さっているが、ボキャネジを産み出す事は出来ない。一人称は「わたくし」で、口癖は「スチャッ」。敬語口調で話す。第37話でチーカマが好物である事が判明した(以前の第28話でもこれを美味しそうに食べていた描写があった)。同話でチョリー・ムカムカの夫になる。
スーパー・スチャット・スーパー
第28話でモエカストリオをクビにされたスチャットがチギルの下で修行を重ねた結果、人間のようなボディを得た姿。眼球を光り輝く触手の様に伸ばして戦う。
ボキャリーマンズ

ボキャボット3人組。いつも何かとヘボネジコンビと対立するが、彼らからは友達として認識されている。ネジを自作しているが、いずれも挿すとレベルダウンする。

生活は何時も困窮しており、ヘボットを誘拐したり、ゲキアツドラゴンの店の出前の代金のツケを踏み倒したりと犯罪を行う事もある。

第48話で彼らが合体した姿がヴィクトリニティリーマンの正体である事が判明した。
グチリーマン
声 -
内田夕夜体色は。ボキャリーマンズのリーダーで、頭には「グチグチネジ」という赤いネジが挿さっている。尻のような形の口が特徴で、マダム天王星やチョリー・ムカムカから指摘されている。髪はかつらであり、地毛は生えていない。一人称は「あたし」で、語尾に「グチ」を付ける。何時も愚痴をこぼしており、嫌な事があると「グチッター」と呼ばれるSNSに愚痴を書きなぐる陰険な性格。
グチリームズ
探偵の格好をしたグチリーマン。
ゲロリーマン
声 - 辻親八体色は酔っ払いカエルを合わせた様な姿で、頭には「ゲロゲロネジ」という緑のネジが挿さっている。事あるごとに無数のネジを嘔吐している。一人称は「ゲロ」で、語尾に「ゲロ」を付ける。
ゲロ夫人
夫人に女装したゲロリーマン。
ゴロリーマン
声 - 横島亘体色は。頭には「ゴロゴロネジ」という青いネジが挿さっている。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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