ヘビーローテーション_(曲)
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「ヘビーローテーション」
AKB48シングル
初出アルバム『ここにいたこと
A面ヘビーローテーション
B面涙のシーソーゲーム
野菜シスターズ
ラッキーセブン
リリース2010年8月18日
規格マキシシングル
デジタル・ダウンロード
録音2010年
日本
ジャンルJ-POP
時間4分42秒
レーベルYou, Be Cool!/KING RECORDS
作詞・作曲秋元康(作詞)
山崎燿(作曲)
プロデュース秋元康
ゴールドディスク


トリプル・プラチナ(CD、日本レコード協会

トリプル・プラチナ(着うた 日本レコード協会)

ミリオン(着うたフル、日本レコード協会)

ダブル・プラチナ(PC配信 日本レコード協会)

チャート最高順位

週間1位(オリコン

2010年8月度月間1位(オリコン)

2010年度年間2位(オリコン)

2011年度上半期30位(オリコン)

2011年度年間52位(オリコン)

1位(CDTV

1位(Billboard Japan Hot 100

1位(Billboard Japan Hot Singles Sales)

1位(Billboard Japan Hot Top Airplay)

5位(Billboard Japan Adult Contemporary Airplay)

1位(RIAJ有料音楽配信チャート

AKB48 シングル 年表

ポニーテールとシュシュ
(2010年)ヘビーローテーション
(2010年)Beginner
(2010年)

『ここにいたこと』 収録曲

ポニーテールとシュシュ
(14)ヘビーローテーション
(15)ここにいたこと
(16)


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「ヘビーローテーション」(Heavy Rotation) は、日本の女性アイドルグループ・AKB48の楽曲。楽曲は秋元康により作詞、山崎燿により作曲されている。2010年8月18日にAKB48のメジャー17作目のシングルとしてキングレコードから発売された[注釈 1]
背景とリリース「ヘビーローテーション」のMVで着用した衣装

楽曲タイトルの「ヘビーローテーション」とは本来、ラジオなどで頻繁に掛けられる曲のことを意味する言葉だが、この曲の歌詞では自分の恋人を24時間想う気持ちを表す言葉として使われている。キャッチコピーは「好きな人ができると、頭の中は、ずっと、ヘビーローテーション!」。タイトルは「ヘビロテ」と略されることがある。

楽曲のリリースに先駆けて、AKB48(10期研究生は除く)とその姉妹グループであるSKE48の全メンバーのうちから楽曲を歌唱するメンバーをファンが選ぶ投票イベント『AKB48 17thシングル 選抜総選挙』が行われた。このイベントで上位21位までに入ったメンバーが楽曲の選抜メンバーとして選ばれ、12位までのメンバーが「メディア選抜」としてフロントメンバーとなった。楽曲のセンターポジションは1位にランクインした大島優子が務めた。初選抜は仲川遥香指原莉乃松井玲奈は『涙サプライズ!』以来、佐藤亜美菜は『言い訳Maybe』以来、秋元才加は『RIVER』以来の復帰。小野恵令奈はこのシングルが最後の選抜入り。

MY LITTLE LOVERで現The Birthday藤井謙二が楽曲のギターを弾いている。

楽曲は制作終盤で変更された点が多い。イントロ部分の「one, two, three, four!」という大島の掛け声はデモの段階では存在しなかったが、秋元康が「優子の底抜けに明るいイメージから『1、2、3、4! ジャジャ?ン』で始まるのがいいなと思った」ため、急遽付け足された。「one, two, three, four!」の掛け声の部分はさまざまなバージョンがある[注釈 2]。同様に大島のイメージに合わせてエレキギターが目立つようにアレンジが変更された[1]。歌詞もPVの撮影中に秋元が顔を出した際に3回変更された[1]

もともとAKB48のために書いた曲ではなかった。当時、山崎燿の妻は病気で療養中で山崎自身が精神的に落ち込んでいたという。「このままではいけない!」と自身を鼓舞させるため自分に対する応援歌をイメージして書いた曲だった。その後、秋元康から「元気な曲」がいいというリクエストのコンペがあり、すんなり「ヘビーローテーション」が通過した。ただし秋元から「もうひと盛り上がりほしい」という発注に応えて「いつも聴いてたfavorite songあの曲のように・・・」の展開パートを急遽増やして完成した。2019年に妻は他界したが、山崎は今を振り返るともう二度と同じような曲は作れないとラジオで語っている[2]

楽曲のシングル盤は2種類の通常盤「Type-A」と「Type-B」、および劇場盤の計3種類がリリースされた。劇場盤は販路限定盤でサイト「キャラアニ」を通して発売された。それぞれで収録曲が異なっており、通常盤の2種はDVDが付属している。また、カップリング曲のうち「涙のシーソーゲーム」は『AKB48 17thシングル 選抜総選挙』で22位から40位にランクインしたメンバーが「アンダーガールズ」として歌唱している[注釈 3]。特典として、通常盤(初回プレスのみ)は「全国握手会イベント powered by ネ申テレビ」参加券が封入されておりジャケットがスペシャルホロジャケット仕様となっている。劇場盤には劇場盤発売記念大握手会参加券(幕張メッセ)および選抜メンバー・アンダーガールズ生写真1枚が封入されている。

ジャケット写真のプロデュースと楽曲のミュージック・ビデオの監督は蜷川実花が担当している。蜷川はAKB48がメジャーデビューする前の2006年夏からAKB48劇場に頻繁に通う古くからのファンで、かねてより関連作品を手掛けたいという気持ちが「猛烈に」あったため、本作で長年の思いが叶った[3]。その後も、メンバーの雑誌の表紙撮影などを手がけている。ビデオはシングル表題曲のものとしては「ロマンス、イラネ」以来の屋外ロケなしでスタジオのみの撮影となっている。ビデオやジャケット写真でメンバーが着用しているのは、水着ではなくランジェリーである。これは蜷川が女子高の出身で、男性がいないときの更衣室ではしゃいだ時のことを思い出してこの格好にしたという[4]。ビデオは歌唱シーン以外はセクシーなランジェリー姿での撮影だったが、@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}大島によると「蜷川ワールドに引きこまれ」、撮影指示も「好きに遊んでていいよ」という程度だったため、普段水着姿の撮影すら恥ずかしがるメンバーも打ち解け、全く恥ずかしがらずに撮影に臨んだという。そのため、蜷川曰く、参加したメンバー全員が「3秒目を離しただけで爆睡し」「口は開くわ、半目だわ」状態になり、挙句に蜷川が「『あの股はヤバい!』っつって(隠すために)クッション置きに行った」ほどの寝相になる者もいたため、前田敦子に対しては「寝てもいいけどカワイく寝て!」と指示を出した。[要出典]衣装は選抜全員が映るダンスシーンにナポレオンジャケットにカラフルなスカートのスタイルのほか、10位までのメンバーのみがベッドルームでのランジェリー姿、テーブルを囲んでのネコミミのスタイリングと3パターンある。ナポレオンジャケットの衣装デザインは蜷川とスタイリスト・里山拓斗による合作[5]

日本音楽著作権協会 (JASRAC) によるJASRAC賞金賞を2012年(2011年度)・2013年(2012年度)と2年連続で受賞した[6][7][8][9]

「AKB48リクエストアワーセットリストベスト100」では、2011年・2012年と1位に選ばれ、史上初の2連覇となった[10]

2014年2月23日には、YouTubeのAKB48公式チャンネルに登録されているミュージック・ビデオの再生回数が1億回を超えた。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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