ヘニング・マンケル
(2011年撮影)
誕生 (1948-02-03) 1948年2月3日
ストックホルム
死没 (2015-10-05) 2015年10月5日(67歳没)
職業推理作家・児童文学作家
国籍 スウェーデン
ジャンルミステリー・児童文学
主な受賞歴
スウェーデン推理作家アカデミー賞
1991年 殺人者の顔
ゴールド・ダガー賞
2001年 目くらましの道
影響を受けたもの
ペール・ヴァールー
マイ・シューヴァル
ヘニング・マンケル(Henning Georg Mankell、1948年2月3日 - 2015年10月5日)は、スウェーデンの推理作家、児童文学作家。 1948年、ストックホルムに生まれる。ヘリエダーレン地方の町スベーグ及び、ヴェステルイェートランド地方のボロースで育つ。父・イヴァロは裁判官、祖父・ヘニング(同名)は作曲家であった。 20歳の時に作家としてのキャリアを歩み始め、また、劇場のアシスタントディレクターとして働き始める。1985年、モザンビーク・マプトに「Avenida Theater」を創設、多くの時間をそこで過ごした。近年は若手作家育成にも力を注いでおり、出版社「Leopard Forlag」を建てている。 1970年代になると、ノルウェーへ居を移し、ノルウェー労働党の一員の女性と生活を共にするようになる。彼自身も党の活動に参加するようになったが、入党することは無かった。 1998年、映画監督イングマール・ベルイマンの娘で、同じく映画監督・テレビ監督のエヴァ・ベルイマンと結婚した。 2008年6月12日、スコットランドのセント・アンドルーズ大学より名誉学位を授けられる。 2015年10月5日に死去した[1]。67歳没。 スウェーデン南端の片田舎の町イースタ(Ystad)の中年刑事、クルト・ヴァランダー (Kurt Wallander) を主人公とする警察小説シリーズ。35ヶ国の言語に翻訳され、すでに2,000万部以上を売上げる。日本では柳沢由実子の邦訳で創元推理文庫より出版されている。スウェーデン及びイギリスで「刑事ヴァランダー」のタイトルでテレビドラマ化された。
経歴
作品リスト
クルト・ヴァランダー警部シリーズ
殺人者の顔 Mordare utan ansikte (1991)
リガの犬たち Hundarna i Riga (1992)
白い雌ライオン Den vita lejoninnan (1993)
笑う男 Mannen som log (1994)
目くらましの道 Villospar (1995) - 英国推理作家協会賞(CWA賞)最優秀長編賞。
五番目の女 Den femte kvinnan (1996)
背後の足音 Steget efter (1997)
ファイアーウォール Brandvagg (1998)
霜の降りる前に Innan frosten (2002):クルトの娘リンダが主人公。
ピラミッド Pyramiden (1999):短編集。
苦悩する男 Den orolige mannen (2009)
その他
タンゴステップ Danslararens aterkomst (2000) - 2005年度ガムシュー賞のヨーロッパ犯罪小説最優秀賞
イタリアン・シューズ Italienska skor (2006)
北京から来た男 Kinesen (2008)
スウェーデン製のゴム長靴 Svenska gummistovlar (2015) - 英国推理作家協会賞(CWA賞)インターナショナルダガー賞。
流砂( 2016年10月) - ノンフィクション・闘病記
児童文学
少年のはるかな海(1996年)
炎の秘密(1995年、モザンビークの地雷について描かれたノンフィクション)
受賞歴
1991年 - 「殺人者の顔」でスウェーデン推理作家アカデミー賞最優秀作品賞受賞