ヘイトフル・エイト
The Hateful Eight
監督クエンティン・タランティーノ
脚本クエンティン・タランティーノ
製作リチャード・N・グラッドスタイン
『ヘイトフル・エイト』(The Hateful Eight)は、2015年に公開されたアメリカ映画。猛吹雪の中の家屋に閉じ込められた8人を主題に密室劇を描いたミステリー映画・西部劇。クエンティン・タランティーノが脚本・監督を務め、8作目の監督映画であることから、様々なアートワークの中で『The H8ful Eight』、『The Hateful 8』と「8」を強調して表記されることもある。音楽をエンニオ・モリコーネが担当し、アカデミー賞作曲賞を受賞している。
撮影は65mmフィルムで撮られており、公開にあたっては70mm映写機の導入支援も行われた。
残虐描写、フルヌードのシーンなどの理由から、日本では映画倫理委員会によりR18+指定を受けた[3]。日本においては70mmフィルムを公開できる映画館はなく、編集版で上映された。 南北戦争終結から数年後の冬、猛吹雪が迫るワイオミング州の山中。 レッドロックの町へ3体の遺体を運ぶ途中、立ち往生してしまった黒人の賞金稼ぎで元北軍少佐のマーキス・ウォーレンは、通りかかった駅馬車を止める。同乗を求めるウォーレンに、御者のO.B.ジャクソンは「依頼主の許可を取ればいい」と答える。依頼主は、標的を生きたまま引き渡すことから「首吊り人」と呼ばれている賞金稼ぎジョン・ルースであり、彼は1万ドルの賞金首デイジー・ドメルグをレッドロックへ連れて行く途中であった。
あらすじ
第1章「レッドロックへの最後の駅馬車」