ヘアスプレー_(ミュージカル)
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ヘアスプレー
Hairspray
作曲
マーク・シャイマン
作詞スコット・ウィットマン
マーク・シャイマン
脚本マーク・オドネル
トーマス・ミーハン
原作映画『ヘアスプレー』(1988年)
上演

2002 シアトル試験興行

2002 ブロードウェイ

2003 全米ツアー

2004 トロント

2006 ラスベガス

2007 映画

2008 ブエノスアイレス

2008 ウエスト・エンド

2009 リオデジャネイロ

2010 第1回全英ツアー

2010 メルボルン

2010 ブラジルツアー

2011 ハリウッド・ボウル

2012 メルツィヒ

2013 第2回全英ツアー

2015 第3回全英ツアー

2015 セントルイス

2016 ブリスベン

2016 ヘアスプレー ライブ!

2017 第4回全英ツアー

2017 テルアビブ

2020 日本(中止)

2022 日本

受賞

トニー賞 ミュージカル作品賞

トニー賞 脚本賞

トニー賞 楽曲賞

ドラマ・デスク・ミュージカル作品賞

ドラマ・デスク脚本賞

ドラマ・デスク楽曲賞

ローレンス・オリヴィエ賞新作ミュージカル作品賞

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『ヘアスプレー』(Hairspray)は、アメリカ合衆国マーク・シャイマン作曲、スコット・ウィットマンおよびシャイマン作詞、マーク・オドネルおよびトーマス・ミーハン脚本によるミュージカル。1988年公開のジョン・ウォーターズ監督によるコメディ映画ヘアスプレー』を原作としている。1960年代のダンス音楽やダウンタウン・リズム・アンド・ブルースが使用されている。1962年のメリーランド州ボルチモアで、10代のふくよかなトレイシー・ターンブラッドは地元のダンス番組『コーニー・コリンズ・ショー』に出演して踊ることを夢見ている。この『コーニー・コリンズ・ショー』は実在した『バディ・ディーン・ショー』を基にしている[1]。トレイシーが出演することになると、素敵な出演者たちと出会い、一夜で有名人となる。その後トレイシーは差別撤廃運動を始める。この作品は1960年代のアメリカ社会における不公平に対する社会的主張を行なっている。

2002年8月15日からブロードウェイで上演され大ヒットした。2003年、トニー賞13部門にノミネートされミュージカル作品賞をはじめ8部門で受賞を果たした。2,500回を超えるロングラン公演であったが、2009年1月4日に終演となった[2]。2007年10月には、ロンドンウエスト・エンド公演がスタートし、ローレンス・オリヴィエ賞11部門でノミネートされ新作ミュージカル作品賞を含む4部門で受賞した。また全国ツアーや多くの海外プロダクションでも上演されている他、2007年、この作品を原作とした映画『ヘアスプレー』が公開された。
背景

2007年の映画のDVD特典映像に収録されたインタビューによると、1998年、劇場プロデューサーのマーゴ・リオンが1988年の映画版をテレビで見て舞台化を思い付いた。「私は家で多くの映画を観ており、そのうちの1つが『ヘアスプレー』であった」。リオンがウォーターズに連絡するとウォーターズは承諾し、その後ニュー・ライン・シネマから権利を獲得した。リオンがシャイマンに連絡すると、パートナーのウィットマンを参加させてくれるなら自分も参加すると語り、リオンは承諾した。早速シャイマンとウィットマンは3曲を提出し、うち『Good Morning Baltimore 』が最終的にオープニング曲となった。最初からリオンは良い人材を採用したと確信した[3]

リオンはロブ・マーシャルに演出を依頼した。当時マーシャルは映画『シカゴ』の監督を交渉中であったが、『シカゴ』の契約が始まるまでとの条件で参加することとなった。マーシャルは1999年の映画『アメリカン・ビューティー』に端役で出演していたマリサ・ジャレット・ウィノカーを思い出し、シャイマンおよびウィットマンと共に会う予定を立てた。シャイマンとウィットマンはすぐに彼女こそトレイシー役にふさわしいと感じたが、オーディションで他の者と会わずに決めて良いものか迷った。彼らはウィノカーと、のちに降板もありうるとの条件で契約した。1年後、ウィノカーは子宮頸癌と診断された。製作チームが自分の体調を知ったら降板させられると思い、ウィノカーは家族以外誰にも言わずに子宮摘出を受けた。手術は成功し、ウィノカーはプロジェクトに復帰した[4]。一方、マーシャルは『シカゴ』の作業が始まったため、リオンは演出にジャック・オブライアン、振付にジェリー・ミッチェルを雇った。ウィノカーはトレイシー役オーディションの最初の通過者の1人となり、2年間ヴォイス・レッスンとダンス・レッスンを受けた[5]。オリジナルの映画でトレイシーの母エドナ役はディヴァインが演じており、シャイマンはそのまま男性がこの役を演じることを好んだ。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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