プロピオニトリル
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Propionitrile[1][2]


IUPAC名

Propanenitrile
別称ethyl cyanide; cyanoethane; propylnitrile; propionitrile
識別情報
CAS登録番号107-12-0 
PubChem7854
SMILES

CCC#N

特性
化学式C3H5N
モル質量55.08 g/mol
外観Clear liquid
密度0.7918 g/cm3 at 20 °C
融点

-91.8 °C, 181 K, -133 °F
沸点

97.2 °C, 370 K, 207 °F
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

プロパンニトリル(Propanenitrile)は、C2H5CNの分子式を持つニトリルである。エーテル様の甘い匂いを持つ透明液体である。プロピオニトリル、エチルシアニドとも言う。毒物及び劇物取締法の劇物に該当する[3]消防法に定める第4類危険物 第1石油類非水溶性液体に該当する[4]
製法

プロパンニトリルは、アクリロニトリル触媒下でのプロパンアミドの脱水反応、または硫酸エチルシアン化カリウム蒸留によって製造される。

1979年、サウスカロライナ州ビューフォートの工場でニッケル触媒によるアクリロニトリルの還元によるプロパンニトリル製造中に爆発が起こった[5]。この場所は現在、サウスカロライナ州でスーパーファンドによる清掃が行われている2つの場所のうちの1つになっている[5]
毒性

プロパンニトリルは、加熱分解をしたり酸で処理すると有害になる。シアニドの代謝によって生成され、奇形性を発現する[6]
脚注^ Merck Index, 11th Edition, 7839
^ CRC Handbook of Chemistry and Physics, 52nd Ed., p. D-153
^ 毒物及び劇物指定令(昭和40年1月4日政令第2号)第2条第32号 - e-Gov法令検索
^[1] (東京化成工業株式会社)
^ a bFirst Five-Year Review Report for Kalama Specialty Chemicals, Beaufort, Beaufort County, South Carolina Archived 2011年6月4日, at the Wayback Machine., United States Environmental Protection Agency
^ Willhite, Calvin C.; Ferm, Vergil H.; Smith, Roger P. (1981). “Teratogenic effects of aliphatic nitriles”. Teratology 23 (3): 317?323. 

外部リンク

NIST Chemistry WebBook for C3H5N

典拠管理データベース: 国立図書館

ドイツ


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