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やノートページでの議論にご協力ください。プロビデンスの目(プロビデンスのめ、英: Eye of Providence)とは、目が描かれたキリスト教における意匠。プロビデンスはキリスト教の摂理という意味で、神の全能の目(英: all-seeing eye of God)を意味する。光背や、三位一体の象徴である三角形としばしば組み合わせて用いられる。 中世からルネサンスにかけて以降、三位一体の象徴としてデザインが用いられた。現在でもアメリカ合衆国の国章の裏面をはじめ町や大学の紋章、アメリカ合衆国ドルをはじめとする通貨のデザインで用いられている。
使用
1882年に完成したアルゼンチンのサルタ大聖堂のプロビデンスの目
1525年にヤコポ・ダ・ポントルモの描いたエマオの晩餐。キリストの上にプロビデンスの目が描かれている。
オロモウツの聖三位一体柱にあるレリーフ。愛の寓意を表し、プロビデンスの目を掲げている。
アーヘン大聖堂に施されたプロビデンスの目の装飾。下側にローマ数字で「MDCCLXVI」(1766)と書かれている。
アメリカ合衆国の国章の裏面。未完成のピラミッドの基部にローマ数字で「MDCCLXXVI」(1776)と書かれている。
錬金術で用いられるプロビデンスの目
フランス人権宣言の版画
チリ大学の校章
1935年に採用されたアメリカ合衆国の1ドル紙幣。国章の裏面がデザインとして使われている。ラテン語で、右の白頭鷲の下部に「多くのものから一つに」、左の未完成のピラミッドの上部に「神は我々の企てを支持される」、下部に「時代の新しい秩序」とローマ数字で「MDCCLXXVI」(1776)と書かれている。