プロビタミンA (Provitamin A) とは、動物体内においてビタミンAに変換されうる物質の総称。α-、β-およびγ-カロテン、β-クリプトキサンチン、エキネノン
など(図1)。一般にカロチノイドと呼ばれる色素に属し、レチニリデン残基構造(図2)を分子内に含む。
β-カロテンの活性が最も高く、他のプロビタミンA化合物の約2倍の活性を持つ。
プロビタミンAの活性化合物ビタミンA活性
α-カロテン53
β-カロテン100
γ-カロテン44
クリプトキサンチン57
なお、プロビタミンA化合物は、ビタミンAとは異なり、過剰摂取による障害を示さない。これは、プロビタミンA化合物のビタミンAへの変換が調節されているためである。
A
レチノール
プロビタミンA
α-カロテン
β-カロテン
γ-カロテン
クリプトキサンチン
トレチノイン
D
D2
エルゴステロール
エルゴカルシフェロール
D3
7-デヒドロコレステロール
プレビタミンD3
コレカルシフェロール
25-ヒドロキシコレカルシフェロール
カルシトリオール(1,25-ジヒドロキシコレカルシフェロール)
カルシトロン酸
D4
ジヒドロエルゴカルシフェロール
D5
Dアナログ
ジヒドロタキステロール
カルシポトリオール
タカルシトール
パリカルシトール
E
トコフェロール
α
β
γ
δ
トコトリエノール
トコフェルソラン
K
フィロキノン (K1)
メナキノン (K2)
メナジオン (K3)
水溶性
B
B1
チアミン
B2
リボフラビン
B3
ナイアシン
ニコチンアミド
B5
パントテン酸
デクスパンテノール
パンテチン
B6
ピリドキシン
ピリドキサールリン酸
ピリドキサミン
B7
ビオチン
B9
葉酸
ジヒドロ葉酸
フォリン酸
ビタミンB12
シアノコバラミン
ヒドロキソコバラミン
メチルコバラミン
コバマミド
コリン
C
アスコルビン酸
デヒドロアスコルビン酸
Category:アスコルビン酸
ビタミンC誘導体
関連項目
プロビタミン