この項目では、イングランドのサッカーリーグについて説明しています。プレミアリーグのその他の用法については「プレミアリーグ (曖昧さ回避)」をご覧ください。
プレミアリーグ
Premier League
加盟国 イングランド
大陸連盟UEFA
創立1992年2月20日
参加クラブ20
リーグレベル第1部
下位リーグEFLチャンピオンシップ
国内大会FAカップ
FAコミュニティ・シールド
リーグカップカラバオ・カップ
国際大会UEFAチャンピオンズリーグ
UEFAヨーロッパリーグ
UEFAヨーロッパカンファレンスリーグ
最新優勝クラブマンチェスター・シティ (7回目) (2022-23)
最多優勝クラブマンチェスター・ユナイテッド (13回)
最多出場選手ギャレス・バリー (653試合)
最多得点選手アラン・シアラー (260得点)
テレビ局 SPOTV NOW、ABEMA
公式サイトpremierleague.com
プレミアリーグ(英: Premier League、正式名称:The Football Association Premier League Limited)は、イングランドのプロサッカー1部リーグ。20チームによって争われ、下位3クラブはEFLチャンピオンシップに降格する。イングリッシュ・プレミアリーグ(English Premier League、EPL)[注釈 1]としても知られている。
イングランドではサッカーの国内リーグは1888年に開始されており、プレミアリーグが創設されたのは1992年である[1]。
スペインのラ・リーガ、イタリアのセリエA、ドイツのブンデスリーガ、フランスのリーグ・アンとともに『ヨーロッパ5大リーグ』の一つである[1]。 世界中で、のべ12億人以上に視聴されている世界で最も人気が高いリーグであり[2]、世界最高のリーグとみなされている。サッカー競技のみならず、全世界のスポーツリーグの中で最もテレビ中継の視聴者が多く、人気・実力は共に高い。2000年以降、欧州主要リーグの中でも圧倒的な売上高を誇り、2009-10シーズンの売上高は24億7900万ユーロであり、2位のブンデスリーガを大きく引き離している[3]。 テレビ放映権も巨額であり2016年から2019年の3年間で95億ユーロ(約1.3兆円)の契約を結んでいる。放映権料の半分は各クラブに均等に分配され、25%は放映試合数、残り25%は順位に応じて分配される[4]。 また海外放送分については均等に分配される。2014-15シーズンには1位チェルシーには1億2400万ユーロ(約153億円)、最下位のQPRでさえも7900万ユーロ(約105億円)の収益を手にした[5]。プレミアリーグは人気、経済規模が共に年々成長しており、2022-23シーズンには1位のマンチェスター・シティには1億8400万ユーロ (約287億円)、 最下位のサウサンプトンFCでさえも1億1400万ユーロ(約177億円)を手にしている[6]。 プレミアリーグ創設から、優勝経験があるのは、アーセナル、ブラックバーン・ローヴァーズ、チェルシー、マンチェスター・ユナイテッド、マンチェスター・シティ、レスター・シティ、リヴァプールの7クラブのみ。2000年代には、マンチェスター・ユナイテッド、チェルシー、アーセナル、リヴァプールの4クラブが毎年優勝争いを繰り広げていることから「ビッグ4」と呼ばれていたが、2010年代に入ると、それらのチームにトッテナム・ホットスパーとマンチェスター・シティを加えた6クラブが「ビッグ6」と呼ばれるようになっている。 2011年5月、1992年のプレミアリーグ創設から数えて12度目の優勝をマンチェスター・ユナイテッドが果たした。この結果、フットボールリーグ時代の7度の優勝と合わせて19回目の優勝となり、イングランドのトップリーグでの最多優勝チームとなった。優勝チームは翌シーズン、袖に刺繍されている獅子のロゴが金色になる(通常は紺色)。 1980年代、イングランドサッカー界は低迷していた。スタジアムは古く傷んでおり、観客は古びた設備で観戦することを強いられた。サッカー界は、アメリカのNFLのようなエンタテイメント性への脱皮が模索された。また、同時代にはフーリガンを代表する暴力行為も広がりを見せていた。1985年という年はイングランドサッカー界にとって厄年で、5月11日ブラッドフォードシティサッカー場火災で56人が焼死、バーミンガムシティサッカー場崩落で1人死亡、5月29日、UEFAチャンピオンズカップ決勝リヴァプール対ユヴェントス戦で、サポーターが暴徒化し39人の死者が出る事件が発生[注釈 2]。イングランドのクラブはUEFAが主催する大会への出場を禁じられた(無期限、後に5年間。
概要
歴史
前史