プレデター (Predator, Yautja, Hish)は、映画『プレデター』シリーズ、および『エイリアンVSプレデター』シリーズに登場する架空の異星人、地球外生命体。同系作のコミック、小説、ゲーム等にも登場した。なお、Yautja、Hishはコミック版で登場する半公式的な種族名称である。
登場作品
映画
プレデター (以下『プレデター』)
プレデター2 (以下『2』)
エイリアンVSプレデター (以下『AVP』)
エイリアンズVSプレデター (以下『AVP2』)
プレデターズ(Predetaors(film)
以下に記述された設定は、版元である20世紀FOXが統一された設定を定めていないこと、作品ごとに監督以下スタッフが違い見解が異なること、コミックなどでのみ登場するような半公式の設定が多いことなどから、いまなお不明瞭な部分が多い。 宇宙の様々な惑星を渡り歩き、その惑星に生息する「攻撃力(兵器力)に富み危険性の高い動物を狩猟すること」を重要な民族的文化としている、人型知的生命体である。劇中では「奴」「アイツ」「宇宙人」「悪魔」などとしか呼ばれないため、彼ら固有の種名、民族名といったものは不明。作品タイトルでもある「プレデター」とは視聴・製作者側の視点に立った呼称で、シリーズ第1作において彼らが獲物を1体ずつ殺す姿が、捕食動物(プレデター)を彷彿とさせることによる。映画公開当時、それまで宇宙人が地球を侵略する海外のSF作品では、ロボットや超ハイテク兵器を駆使した大量殺戮や、エイリアンのようにひたすら人間に襲いかかる怪物や怪獣が常識であったため、プレデターのように地球人以上の科学技術を持つ知能がありながら、あえて原始的な狩りを好む「野蛮な宇宙人」は斬新だった。「高度な」文明だが「野蛮な」文化という人間臭さを持つ宇宙人は、映画『メン・イン・ブラック』など以降のSFで散見されるようになった。 80年代の対宇宙人モノのSFパニックアクション映画としては、「エイリアン」と並んで名高い知名度があり、後に両者はタイアップして「エイリアンVSプレデター」が制作されシリーズ化された。 映画『プレデター』の制作当初は、完成品と大幅に違い、昆虫のようなデザインだった。 その後デザイン変更にあたり、特殊メイクアップアーティストのスタン・ウィンストンは ジャマイカの戦士の絵を基にしたとしている[1]。 後年の映画『プレデターズ』への過程にて、そのデザインは次第に変貌を遂げていくことになる。
概説
プレデターのデザイン
特徴
運動能力
地球人類と同じく直立二足歩行を行う。また、人類よりも遙かに筋力に優れるため、 高木の樹幹や建造物の壁を易々とよじのぼり、それらの間を飛び移ることもできる。
コミュニケーション能力
独自の文字体系を持っており、デジタル書体は7セグメントディスプレイに似る。あくまで作中外の設定ではあるが、人類の使用するアルファベット・数字に置き換えることができる。 プレデターの使用している文字を、 アルファベット・数字に置き換えたもの。 人語もある程度は理解し、その気になれば話すこと(それが会話として成立するかどうかは別として)もできるようである。『プレデターズ』では会話こそしていないものの、以前のシリーズよりもはっきりと言語を理解する様子が描写された『AVP』ではジェスチャーで自爆装置の情報を伝えており、感性は人間と共通する部分もある。