プリントシール機
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「プリクラ」はこの項目へ転送されています。その他の用法については「プリクラ (曖昧さ回避)」をご覧ください。
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出典検索?: "プリント倶楽部" ? ニュース ・ 書籍 ・ スカラー ・ CiNii ・ J-STAGE ・ NDL ・ dlib.jp ・ ジャパンサーチ ・ TWL(2020年1月)
ナムコ「花鳥風月3」

プリント倶楽部(プリントくらぶ、英語:Print Club)は、インスタント写真を撮影し、それを印刷したシールを製造する機械(自動販売機)。筐体に内蔵されたカメラで、自分の顔や姿を撮影(自分撮り)する。略称は「プリクラ」。一般名称は、「プリントシール機」「写真シール機」[1]

2000年頃には女子中高生や若い女性を中心に流行し、平成時代のギャル文化のひとつとなった。英語ではそのまま「Purikura」と呼ばれ、日本の「kawaii文化」のひとつとみなされている。

「プリント倶楽部」は、ゲーム会社アトラス1995年7月に発売した機種のブランドである。その後、アトラスがセガの傘下入りしたことにより、「プリント倶楽部」「プリクラ」はセガの登録商標[注釈 1]になっている。同機がヒットしたため、同様の機能を持つ他社製品も含めて、俗に「プリクラ」と呼ばれる(商標の普通名称化)。本項目では類似製品も含めて解説する。
概要タッチ画面

「プリント倶楽部」は1995年7月に発売され、当初はアミューズメントパークを中心に設置された。その後、各社から同様の機械が発売され、機械内部に記録された有名人の画像や観光地の風景と合成写真が撮影できたり、フレームやスタンプ模様を入れる、ペンタブレットを搭載して写真に文字を書き込めるなど、次々に遊びの要素が加味されていったことで、1990年代後半から2000年代前半にかけて大きなブームを呼んだ。

昭和の時代から存在する証明写真の自動撮影機(スピード写真機)の発展形ではあるが、1990年代以降、写真のデジタル化に伴い様々な付加機能をつけたもので、デジタル写真がなければ生まれなかった製品である。デジタルカメラの普及による写真のコンピュータ化と、それにより生まれた「写真を加工する」という概念(プリクラで顔を美しく加工する行為を「盛る」、美しく撮れる機種を「盛れる」と呼んだ)、写真編集を技術的に可能とするフォトレタッチソフトの発達、そして当時急速に普及した携帯電話フィーチャーフォン)による移動通信技術の「合わせ技」が生んだヒット商品であった。

2023年現在では、被写体の微調整が可能な機能が搭載されており、被写体の至るところにフォーカスして、サイズや形、長短の調整ができるなど、編集機能が充実している。
機構

プリント倶楽部のシリーズには「プリント倶楽部」「プリント倶楽部2」「スーパープリクラ21」の3種がある。初代「プリクラ」はシステムC2、2代目はST-V(以上セガ)とアーケードゲーム用のシステム基板が使用されていた。またSNKの「ネオプリント」では、カスタマイズされたMVS基板が使用されていた。

「スーパープリクラ21」以降、他社製のプリントシール機ではPC/AT互換機が筐体に内蔵され、OSWindowsなどで動作するものが多い。

撮影デバイスは、かつては監視カメラなどに使用されるCCDカメラが多く使われていたが、2010年以降に登場したものには、ほぼ全ての機種で市販のデジタル一眼レフカメラが使用されている。

写真を印刷するデジタルプリンターは、業務用の昇華型カラープリンタが使用され、三菱電機製とシンフォニアテクノロジー製が大半を占める。

このように、撮影と印刷に使われる機器はプリントシール機メーカー各社間でほぼ差はなくなっているため、撮影ブースの設計や撮影後の画像処理、ユーザーインタフェース、印画紙の質感や色味などを製品コンセプトに合わせて開発することで、製品ごとの独自性を出している。

また、近年の筐体には3Gによる通信機能が搭載されており、ソフトウェアアップデート(大規模なものはDVDで提供される)や各種プロモーションの更新のほか、撮影した画像をプリントシール機メーカーが管理するサーバーに送り、会員制サービスを通じてユーザーに提供している。

以前は、印刷トラブルに備えて撮影データを過去数回分蓄積してテストモードから再プリントすることができる機種もあったが、この機能を悪用される例があったことや、個人情報保護意識の高まりがあり、2015年時点での主力機種では印刷が完了した撮影データの閲覧や再プリントはできないようになっている。印刷完了前のデータは保持しているため、マシントラブルの場合は電源断から復帰することで処理を続行できる。
歴史

「プリント倶楽部」の開発者である佐々木美穂は、1987年リクルートに勤めていた際、たまたまアトラスへ営業に行っていた[2]。当時、アトラスの社員は7人しかおらず、1年ほど経った頃に当時の社長であった原野直也から誘われる形で移籍[2]。そこで偶然目にしたビデオプリンターから発想して製作した[2]

1995年に「プリント倶楽部」が発売され、テレビ東京愛ラブSMAP!」にてSMAPがメンバーのプリクラをプレゼントしたことから認知度が上がる[3][4]1996年には、流行語大賞やヒット商品ランキング[5]、第八回中小企業優秀新技術新製品賞に選出され[6]1999年頃に第一次ブームのピークを迎える[3]。過熱したブームは2年ほどで収縮し、街中至る所に設置されたプリクラ機もその数を急激に減らしていった[3]

1997年7月8日、東京・池袋のアミューズメントセンター「池袋GIGO」に『プリホンカード』が登場した。プリホンカードはプリクラとほぼ同様の操作で自分だけのテレホンカードが作れるオリジナルテレカ作成機・購入器。フレームを選択した後、自分の電話番号やメッセージを入力。そして顔写真を撮影してから約40秒後に名刺に近いデザインのオリジナルテレカが完成する。


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