プリンター(英: printer)は、印刷用の機器の総称である。印刷機(いんさつき)などとも呼ばれる。
本稿では特にコンピュータからの情報の出力に用いられる機械について説明する。その他の印刷機械については、印刷機を参照。目次 プリンターは、コンピュータやワードプロセッサなどからの情報出力装置として使用される。 用途に応じて多種多様な方式がある。 コンピュータ登場以前、通信にはテレタイプが使われていた。 1946年にENIACがペンシルベニア大学で制作された。演算結果を出力する必要が生じ、1947年テレタイプを原型に活字方式のコンピュータ用プリンターが登場し、米軍でも使用されるようになった。 1950年代?1970年代までは、活字プリンターやIBMのセレクトリックプリンター(下記)、グラフや図形を描きたい場合はプロッタなどが主に用いられていた。 1970年代?1980年代半ばまでは、活字方式よりも多種類の文字を印字できるドットインパクトプリンターが主流となった。またサーマルプリンターも広く用いられた。 この時期、「インパクト方式」のプリンターは、作動音が大きく、プリンタをまるごと覆う防音ケースなども販売されていた。 1980年代半ばからは、企業向けにゼロックス社の複写機と同じ原理で細部まで印字され、比較的静音な、レーザープリンターが普及した。
1 概要
1.1 歴史
2 印字方式による区分
2.1 活字プリンター
2.1.1 活字プリンタの歴史
2.2 プロッタ
2.3 熱転写方式
2.3.1 熱溶融形
2.3.2 昇華型
2.4 感熱式
2.5 放電破壊式
2.6 光露光加圧定着式
2.7 ドットインパクト方式
2.8 乾式電子写真方式
2.8.1 特徴
2.8.2 フルカラー印刷
2.9 インクジェット方式
2.10 点字プリンター
3 印字動作による区分
3.1 シリアルプリンター
3.2 ラインプリンター
3.2.1 日本語ラインプリンター
3.3 ページプリンター
3.4 フィルムプリンター
4 制御方式
5 接続方式
6 主なメーカー
7 脚注
7.1 注釈
7.2 出典
8 関連項目
概要
歴史
前史
最初期の歴史
1950年代以降