プリンス・カメハメ
[Wikipedia|▼Menu]
.mw-parser-output .pathnavbox{clear:both;border:1px outset #eef;padding:0.3em 0.6em;margin:0 0 0.5em 0;background-color:#eef;font-size:90%}.mw-parser-output .pathnavbox ul{list-style:none none;margin-top:0;margin-bottom:0}.mw-parser-output .pathnavbox>ul{margin:0}.mw-parser-output .pathnavbox ul li{margin:0}

キン肉マン > キン肉マンの登場人物 > プリンス・カメハメ

キン肉マンII世 > キン肉マンII世の登場人物 > プリンス・カメハメ

プリンス・カメハメは、ゆでたまご漫画キン肉マン』および続編『キン肉マンII世』に登場する架空の人物。
主な特徴

初登場はアメリカ遠征編「おちぶれプリンスの巻」。卓越した技術を持つベテラン超人で48の殺人技、52の関節技などのカメハメ殺法100手を使いこなす。その強さとココナッツ王族という出自ということもあり、ハワイでは神としても崇められていた。テリーマンロビンマスクなど若い超人たちにも名を知られている。超人医師ドクター・ボンベは主治医かつ親友であり、40年来の付き合い。

褐色の肌で、胸板には巨大な鷲のマークがある。頭部には鶏冠状の突起があり、顔の下半分が隠れるほど髭をたくわえている。超人年齢70歳を越える高齢にもかかわらず、日々のトレーニングによって屈強な肉体と戦闘能力を維持しているが、年齢による体力面での衰えを完全に防ぐことは出来ず、長時間戦うとスタミナ切れになってしまう。この体力面の衰えのなかった若い時代のカメハメこそが『キン肉マン』史上最も強い超人と記す書籍もある[1]

主人公キン肉マンを超人レスリング公式戦で初めて破った相手である。後に師匠としてキン肉マンに技を伝授し、夢の超人タッグ編では彼のタッグパートナー・キン肉マングレートとして宇宙超人タッグ・トーナメントに参加した。キン肉マンが師匠として尊敬し、唯一頭の上がらない超人でもある。

元々はその場限りのつもりで出したが[2]、キン肉マンに勝った超人として、読者人気は非常に高かったという[3]。モデルとなっているのはカール・ゴッチで、境遇やファイトスタイル、独特の器具でトレーニングをするエピソードなども参考にしている[4]。読者からも「カメハメのモデルはゴッチですか?」と、よく尋ねられたという[5]。2019年ではモデルはカメハメハ大王ともコメントしている[6]
『キン肉マン』でのカメハメ
アメリカ遠征編

カメハメはハワイ超人ヘビー級のタイトルを999回防衛するものの、すでに全盛期を過ぎ衰えていた。そして遂に1000回目の防衛戦でジェシー・メイビアに敗れてしまう。敗戦後はタイトル奪回のチャンスをうかがうため、メイビアの付き人となり、彼のウイークポイントを見つけ出すが、その直後に両親が死亡するという悲劇に見舞われる。そして、自分にはもう心身ともに闘えるエネルギーが残されていないことに気付き、再戦を諦める。

その後もメイビアの元にいたカメハメは、宇宙超人ヘビー級王者としての遠征途中にハワイを訪れたキン肉マンと対戦する。これはキン肉マン対メイビアのダブルタイトルマッチの前哨戦(ノンタイトル戦)だったが、開始直後にキン肉マンの隙をついたカメハメがバックフィリップを決めフォール勝ち。わずか7秒での決着となる。試合後、途方に暮れていたキン肉マンの潜在能力を見込み、打倒メイビアの願いを込め、彼に「48の殺人技」を伝授。メイビア戦のセコンドも務めキン肉マンを勝利に導き、以後は師匠と仰がれることになる。キン肉マンはハワイ超人ヘビー級のチャンピオンベルトを贈ろうとするが、カメハメはそれを受け取らず立ち去った。
夢の超人タッグ編

悪魔超人の生き残りであるアシュラマンサンシャインの策謀により、正義超人から友情が奪われたことに危機感を抱き、タッグパートナーが決まらずに苦悩するキン肉マンの前に現れる。黒いキン肉マンマスクとボディスーツに身を包んでキン肉マングレートとなり、キン肉マンとのタッグ「マッスル・ブラザーズ」を結成し宇宙超人タッグ・トーナメントに参戦。

1回戦の第1試合で四次元殺法コンビペンタゴンブラックホール)と対戦。マーシャル・アーツ・キックやローリング・ソバットを披露し、鋭利で流麗なファイトにより一躍注目される。師匠と気を遣うキン肉マンに同等のパートナーであること、またチームワークの大切さを説き、結束を固める。ペンタゴンとブラックホールの四次元交差によりブラックホールの中に吸い込まれてしまうが、最後まで希望を捨てず、始末に来たブラックホールをキン肉バスターに捕らえた状態で脱出。ペンタゴンをキン肉ドライバーに捕らえたキン肉マンとのツープラトン技「マッスル・ドッキング」で、勝利を収める。しかし年齢ゆえのスタミナの衰えは隠せずふらついてしまい、モンゴルマンらの参加超人にその点を気付かれる。

試合後は観客席にて試合を観戦していたが、第3試合終了時に、ヘル・ミッショネルズネプチューンマンビッグ・ザ・武道)に敗れてリング外に投げ落とされたロビンマスクとウォーズマンを受け止めて助け、この際に足を負傷してしまう。

第4試合のニュー・マシンガンズ(テリーマン、ジェロニモ)対はぐれ悪魔超人コンビ(アシュラマン、サンシャイン)では、降伏してもなお攻撃され危機に陥ったテリーマンとジェロニモを救うために割って入る。2人を救出するが、前述の負傷に加え、リングへ向かう際にトーナメントマウンテンをよじ登るなど老体を酷使したため、体力が尽きてしまう。そしてテリーマンの代わりにサンシャインの呪いのローラーに投げ込まれ瀕死の重傷を負う。その後、控え室でテリーマンにカメハメとしての正体を見せ、正義超人の友情復活という使命とグレートのマスクを託し、息を引き取った。

テリーマンは与えられた重責に戸惑い悩むが、カメハメは霊として現れ、かつてキン肉マンとの特訓の際に用いた組木を使い自身の技術を伝授する。2代目グレートとなって準決勝のリングに上がったテリーマンは、カメハメの死と自分が成り代わったことをキン肉マンに伝えられなかったこともあり、当初はカメハメと自分との技術やファイトスタイルの違いに重圧を感じて満足に闘えなかったが、カメハメの霊に諭されて自分本来のスタイルで闘うようになった。試合中、アシュラマンによりカメハメの遺体から右腕が奪われるが、己の意思によりアシュラマンの改良阿修羅バスターを阻止し、テリーマンを救助した。

決勝戦前夜にビッグ・ザ・武道の手で墓地から掘り起こされた遺体は、決勝戦当日に観客席に配置された。グレートの正体がテリーマンであったことが発覚した後、動揺するキン肉マンを諭した。また、アポロン・ウィンドウ探しを中断して、テリーの救出に赴こうとしたキン肉マンを制止し、鍵穴を探すように専念させてもいる。
キン肉星王位争奪編

キン肉星王位争奪サバイバル・マッチ決勝戦にて、知性チーム中堅ジ・オメガマンの技「Ω・メタモルフォーゼ」によりキン肉マンが一番強いと思う超人として召喚される。思いがけずこの世に再臨したカメハメは、キン肉マンの知らない52の関節技を繰り出し痛めつける。キン肉マンからは「自分にジェシー・メイビアを倒させ、そしてカメハメには勝てない超人にして自分から栄冠を奪うつもりだった」と言われるが、その真意は実戦稽古による技の伝授だった。懸念だった技の伝授を果たしたカメハメは、「もう何も教えることはない」と言い、真意を語り涙ながらに消滅した。
完璧超人始祖編

回想シーンにて登場。基礎練習をさぼったキン肉マンを咎め、基礎を固めることがいかに大事かを説いており、それがキン肉マンがピークア・ブーに勝利するきっかけとなった。

人気投票企画「キン肉マン超人総選挙2013」では19位にランク入り[7][8]
新シリーズ

オメガ・ケンタウリの六鎗客編の後の新シリーズで、バベルの塔6階のリングでのキン肉マンと超神マグニフィセントとの試合の最中に、プリンス・カメハメを含むココナッツ星人の系譜を生み出したのが洞察の神であったことが判明する。
主要対戦成績

シングルマッチ

ハワイ超人ヘビー級を999回防衛

×ジェシー・メイビア
[注 1]

○キン肉マン(バックフィリップ)


タッグマッチ

○四次元殺法コンビ(ペンタゴン / ブラックホール、マッスル・ドッキング)


ディープオブマッスル

小説『ディープオブマッスル!!』ではカメハメとジェシー・メイビアがメインのエピソード「ハワイに生まれし天才の苦悩 ジェシー・メイビア」があり、2人の出会いから和解までが描かれている。


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:55 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef