プリンス・オブ・エジプト
The Prince of Egypt
監督ブレンダ・チャップマン
スティーブ・ヒックナー
『プリンス・オブ・エジプト』(The Prince of Egypt)は、1998年にアメリカで公開されたミュージカル・アニメーション映画。目次 旧約聖書の『出エジプト記』に記されているイスラエル人のエジプト脱出を描いたアニメーション映画。スティーヴン・スピルバーグが率いるドリームワークスが設立以来暖め続けていたプロットを元に、4年の歳月をかけて作成された。真の自由を求めて「約束の地」を目指すモーセを主人公に、義理の兄ラメセスとの葛藤を描いた大河ヒューマンドラマ。 クレジットに名前は載っていないが、スピルバーグも企画に参加している作品である。 ドリームワークス2作目の長編アニメーション作品であり、興行収入2億ドルを越えるヒットを記録。第71回アカデミー賞では作曲賞(ミュージカル・コメディ部門)・歌曲賞にノミネートされ、歌曲賞をマライア・キャリー&ホイットニー・ヒューストンの“When you Believe”(スティーヴン・シュワルツ
1 概要
2 ストーリー
3 キャスト
3.1 声の出演
3.2 歌手
4 備考
5 参考文献
6 関連項目
7 外部リンク
概要
サウンドトラックに提供されたボーイズIIメンの“I WILL GET THERE”は2000年に日本のJ-FRIENDSにカバーされた。 はるか昔のエジプトでのこと。ナイル川のほとりにすみついたイスラエル人は、エジプト王(ファラオ)の奴隷とされ虐げられ、巨大帝国の建設に従事させられていた。しかし、奴隷であるイスラエル人の増加と反乱を恐れたファラオは「生まれてきた男子全てを殺すように」との命令を下す。そんな時代に生まれた一人の男子。母親はその子を死なせまいとして、パピルスの籠に入れてナイル川に託す。涙ながらに別れを告げる母親の子守唄を聞きながら、籠に揺られナイル川を下り、エジプト王妃に拾われ、モーセと名付けられて育てられる。 幾年かの時が過ぎ、エジプトの王子として逞しく成長したモーセであったが、自分を弟と呼ぶイスラエル人の女ミリアムと邂逅、遠き日の記憶が錯綜し混乱する。そんなある日、イスラエル人の老人がエジプト人に鞭打たれている現場を目撃し、静止しようとしたが誤ってエジプト人を殺害してしまう。その事件をきっかけに、罪を庇おうとする兄ラメセスを振り切り、砂漠へと飛び出していく。 砂漠をさまよったモーセは、遊牧民ミディアン人の集落にたどり着く。そしてそこに身を寄せる間に首長エトロに気に入られ、彼の娘ツィッポラと結婚する。羊飼いとして新たな生活を送るモーセだったが、ある日迷った羊を追ううちにホレブ山の奥深くに迷い込んでしまう。彼がそこで見たものは、神秘的に燃え盛りつつも燃え尽きない茨の茂みであった。そこで彼はイスラエル人の神と出会い、使命を与えられて再びエジプトへ赴くことになる。苦境に喘ぐイスラエル人を、ファラオとなった兄ラメセスより救い出し、指導者となってエジプトより連れ出すという使命を帯びて。
ストーリー
キャスト
声の出演
モーセ:ヴァル・キルマー(日本語吹替:寺脇康文)
ラメセス:レイフ・ファインズ(日本語吹替:椎名桔平)
ツィッポラ:ミシェル・ファイファー(日本語吹替:天海祐希)
ミリアム:サンドラ・ブロック(日本語吹替:吉岡小鼓音)
アロン:ジェフ・ゴールドブラム(日本語吹替:田中健)
エトロ:ダニー・グローヴァー(日本語吹替:佐山陽規)
エジプト王セティ:パトリック・スチュワート(日本語吹替:小野武彦)
エジプト女王:ヘレン・ミレン(日本語吹替:白川由美)
宮廷司祭長ホテップ:スティーブ・マーチン(日本語吹替:富田伊知郎)
宮廷司祭長ホイ:マーティン・ショート(日本語吹替:梅津秀行)
歌手
モーセの歌声:アーミック・バイラム(日本語吹替:森田浩貴
ラメセスの歌声:レイフ・ファインズ(日本語吹替:水野賢司)
ツィッポラの歌声:ミシェル・ファイファー(日本語吹替:しらいみちよ)
成長したミリアムの歌声:サリー・ドゥワースキー(日本語吹替:新里久良良)
モーセの母ヨケベドの歌声:オフラ・ハザ(日本語吹替:小川美也子)
エトロの歌声:ブライアン・ストークス・ミッチェル(日本語吹替:佐山陽規)
幼少期のミリアムの歌声:イーデン・リーグル(日本語吹替:清水彩花)