プリンシプル・オブ・チャリティー
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プリンシプル・オブ・チャリティー (: principle of charity) は、英語圏現代哲学の用語。様々な意味で使われる[1]

伊勢田哲治によれば、最も日常的な意味は[2]、「相手の議論を組み立てなおす場合には、できるだけ筋の通ったかたちに組み立てなおすべきだ[3]」というクリティカル・シンキングの基本的な原理。この原理を放棄すると「わら人形論法」に陥る[3][4]

サイモン・ブラックバーンオックスフォード哲学辞典)によれば、「ひとの発言は、その真理性と合理性が最大になるように解釈されなければならない[5][6]」という原理。

日本語では「思いやりの原理[1][3][5]」「寛容の原理[3]」「寛容の原則[7]」「寛大の原理[8]」「好意の原理[9]」「好意の原則[10]」「慈愛の原理[3]」「慈悲の原理[11]」「善意の原理[12]」「善意解釈の原理[4]」などと訳される。「解釈上の思いやりの原理[13]」「解釈における思いやり」(interpretative charity[14]) 「チャリタブル・リーディング」(charitable reading[15]) などともいう。

関連する原理に「協調の原理[16]「人道の原理(英語版)」[6][17]がある。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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