アクションスリラーサスペンスドラマ
監督ポール・シェアリング
出演者ウェントワース・ミラー
ドミニク・パーセル
サラ・ウェイン・キャリーズ
アマウリー・ノラスコ
ロバート・ネッパー
ウェイド・ウィリアムズ
ロックモンド・ダンバー
ウィリアム・フィクナー
製作
制作FOX
放送
音声形式サラウンド
放送国・地域 アメリカ合衆国
公式ウェブサイト
『プリズン・ブレイク』(Prison Break)は、アメリカのFOX製作で、世界各国で放映されているサスペンスドラマ(海外ドラマ)である。
アメリカでの本放送は2005年8月29日に開始し以降シーズン4まで放送[1]、2009年5月24日放送のファイナル・ブレイクで完結したが[2]、2017年に9話構成のシリーズ5を放送[3]2023年11月、米Huluにて主人公マイケルやリンカーン抜きの新作が企画中であると報じられる[4]。 最初にFOXテレビで企画に上がったのは2003年。『大脱走』、『パピヨン』、『ショーシャンクの空に』のような脱獄ものをドラマでやりたいと希望したが、FOXテレビがこの長期化しそうなシリーズに不安を感じ、棚上げとなった。その後、全10話程度の短い期間のシリーズドラマとしてスティーヴン・スピルバーグやブルース・ウィリス等が興味を示したが、実現されなかった。2004年に『24 -TWENTY FOUR-』や『LOST』のようなテレビドラマシリーズが大好評を得たことでFOXネットワークは方向転換し、製作に入った。 FOXは、アメリカ国内で大規模なキャンペーンを展開し、初回プレミア放送で1,050万の視聴者を獲得した。初日は第1話と第2話連続で放映し、その週のニールセン調査ではアメリカにおいて7番目の視聴率だった。毎週平均1,000万人の視聴者を集めていて、2005年秋のアメリカ新番組をリードした。夏期月曜枠ドラマでは『メルローズ・プレイス』や『アリー my Love』等の人気作品以来のヒット作品で、1998年9月以来の成功作となった。また、日本では『24 -TWENTY FOUR-』や『LOST』と並び、2000年代における『三大海外ドラマ』のひとつといわれる[5]。 当初は13のエピソードのみ計画されたが、その人気により9つのエピソードが追加された。アメリカでは最初の13のエピソードは2005年8月から同年11月まで放映し、残り9つは2006年3月から同年5月まで放映された。 物語はさらに続き、シーズン7まで製作される予定だった。しかし、若者のテレビ離れが加速したことと、脚本の無理な引き延ばしをしたことによって、視聴者数はシーズン1から減り続けており、2007年-2008年全米脚本家組合ストライキ[6]以降のシーズン4の平均視聴者数は500万人とシーズン1(1210万人)の半分以下を記録、2009年1月13日、FOXはシーズン4での打ち切りを発表した[7]。 他のドラマは現実と同じ年数で経過することが多いが、本作では第1シーズン1話目から第4シーズン終盤の事件解決までは数か月以内の出来事に収まっている設定。 シーズン1の撮影はイリノイ州のジョリエット刑務所でのロケがメインで行われている。 オーストラリアでは、民放テレビ局であるSeven Networkでも大きな宣伝活動を背景に2006年2月1日に放映された。209万人の視聴者をピークに平均194万人視聴者を獲得している。 日本では、2006年5月11日より発売・レンタルが開始され、同年10月より日本テレビ系列24局(放送時間は各局別)で放送開始となった。 2011年から翌年にかけては、アメリカでスピンオフの『ブレイクアウト・キング』が放送された。 フォックスリバー刑務所の撮影場所として利用された、ジョリエット刑務所 副大統領の弟を射殺した容疑で逮捕され、死刑判決を受けたリンカーン・バローズ。彼の弟であり、有能な設計技師である主人公マイケル・スコフィールドは、兄リンカーンの無実を信じ、刑執行から救い出すために綿密な計画を備え、自身の体に刑務所の設計図を模したタトゥーをいれる。 銀行強盗を装い、目論見通り実刑が確定したマイケルは、リンカーンが収容された重警備のフォックスリバー刑務所への収監を希望する。そこは、かつてマイケル自身が改修工事の際に設計に携わった場所でもあった。 入所早々、刑務長であるブラッド・ベリックに目を付けられたマイケルだったが、刑務所長のポープからも妻へのプレゼントである模型作りを頼まれ、特別待遇を利用して巧妙に脱獄計画を進めていく。 マイケルは当初、自身のタトゥーに記した計画に従って、同室のフェルナンド・スクレや、マフィアの元締めであるジョン・アブルッチ、隠し財産を持つ大強盗のウエストモアランド…など、本来は「数人の協力者のみ」で脱獄する計画であった。 しかし、未成年者の連続誘拐殺人犯のティーバッグや、調達屋の黒人シーノート、統合失調症のヘイワイヤー、スリの得意な青年トゥイーナー、スクレの従弟の巨漢サンチェスらに脱獄計画があることを知られてしまい、最終的に10人にまで膨れ上がってしまう。 腹部を刺されていたウエストモアランドが、亡くなる寸前に「隠し財産」の場所を告白し、メンバー達にバレてしまう。医務室からワイヤー伝いに脱獄を試み、サンチェスが落下して取り残されたものの、総勢8人が脱獄に成功する。 フォックスリバー刑務所から8人の囚人が脱獄し、マイケルに手錠をつけて自分と繋いだTバッグだったが、アブルッチによって手首を斧で切断されてしまう。飛行場に向かったものの、アブルッチの手配していた飛行機は警察に追われて飛び立ってしまい、いったんバラバラに逃亡することになる。 「フォックスリバー8」と呼ばれるようになった彼らは、それぞれ愛する者のため、また己の欲のため、逃亡を続けながら500万ドルを探して掘り当てるものの、Tバッグによって持ち去られてしまう。 FBIのアレクサンダー・マホーン捜査官はその天才的な頭脳を駆使し、着実に逃亡者たちを追い詰めていく。さらに彼の裏では、マイケルら兄弟を始末すべく“組織”が暗躍する。 警察を出し抜き、大統領を脅して恩赦を勝ち取ろうとしたものの、組織からの圧力により大統領は辞任してしまう。パナマに逃げた2人だったが、そこにはTバッグが500万ドルと共に逃亡しており、マイケルはTバッグを檻に戻そうとする。 パナマのSONA刑務所に収監されたマイケル。そこには一年前の暴動以来看守が存在しておらず、軍がその周囲を包囲しているだけの荒廃した刑務所だった。極悪人のはびこるその刑務所から生きて出られたものは誰一人とて存在していない。入ったら最後、生きて出ることは不可能と言われていた。 収監されたマイケルは組織に「ジェームズ・ウィスラー」なる囚人を連れて脱獄するよう命令を受ける。期間は一週間。それまでに脱獄しなければ人質の身とされたLJとサラを殺すと脅されてしまう。 マイケルはその頭脳と行動力を買われて、国土安全保障省のエージェントであるドン・セルフの指示の下、マイケルらは組織幹部メンバーが持つ「スキュラ(Scylla)」と呼ばれるデータカードを奪取することを命令され、これまで犯してきた犯罪の免責を条件に、スキュラをひとつずつ盗んでいく。
概要
あらすじ
シーズン1詳細は「プリズン・ブレイク (第1シーズン)」を参照
シーズン2詳細は「プリズン・ブレイク (第2シーズン)」を参照
シーズン3詳細は「プリズン・ブレイク (第3シーズン)」を参照
シーズン4(ファイナル・シーズン)詳細は「プリズン・ブレイク (第4シーズン)」を参照