プランバナン寺院群
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座標: .mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}南緯7度45分8秒 東経110度29分30秒 / 南緯7.75222度 東経110.49167度 / -7.75222; 110.49167

プランバナン寺院群
インドネシア


英名Prambanan Temple Compounds
仏名Ensemble de Prambanan
登録区分文化遺産
登録基準(1), (4)
登録年1991年
公式サイト世界遺産センター(英語)
地図
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プランバナン寺院群(プランバナンじいんぐん、: Prambanan Temple Compounds)は、インドネシアジャワ島中部にある9世紀ヒンドゥー教寺院のプランバナン寺院(チャンディ・プランバナン、ジャワ語: ?????????????, Candhi Prambanan、: Candi Prambanan)、別名ロロ・ジョングラン寺院(チャンディ・ロロ・ジョングラン、ジャワ語: ?????????、: Candi Roro Jonggrang〈Candi Rara Jonggrang〉)を中心とした遺跡群である。地区名であるプランバナンは、ジョグジャカルタ特別州の州都ジョグジャカルタ市の東約17キロメートル (11mi) の[1]中部ジャワ州との境界に位置する[2][3]

ヒンドゥー教寺院仏教寺院からなるプランバナン寺院群は、国際連合教育科学文化機関(ユネスコ、UNESCO)の世界遺産文化遺産)に登録されており[3]、これらの寺院遺跡はジャワ語およびインドネシア語でチャンディ(英語版)(ジャワ語: Candhi 、: Candi)として知られる。その中心となるプランバナン寺院はインドネシア最大のヒンドゥー教寺院である[2][4]

プランバナン寺院は、創造神ブラフマー、維持神ヴィシュヌ、破壊神シヴァの三大神を三神一体とするトリムルティ(Trimurti〈トリムールティ、: Trim?rti〉[5])に捧げられ、ヒンドゥー教建築(英語版)における高いピラミッド状の尖塔と各祠堂による一大複合体のなかにそびえ立つ、高さ47メートル (154ft) の中央の祠堂建築により特徴づけられる[4][6]
プランバナン寺院プランバナン寺院(チャンディ・ロロ・ジョングラン)

寺院群のなかで中心的構造物であるプランバナン寺院は、古マタラム王国(サンジャヤ王統(英語版)[7]8-10世紀初頭[8])の時代に建立された。その後、16世紀の大地震で多くが崩壊し[9]、その存在はほとんど忘れ去られていたが、再発見の後、19世紀には発掘が始まり、20世紀になると遺跡の修復作業が開始された。このプランバナン寺院はインドネシア最大級であり、仏教遺跡のボロブドゥール寺院とともにジャワ建築の最高作の1つとされる[10]
歴史
創建シワグルハ碑文(英語版)(西暦856年)

プランバナン寺院は、古代ジャワ最大のヒンドゥー教寺院であるが、創建の年代については諸説あり一定していない。その着工は8世紀末までさかのぼるとする説があり[10]、この説によれば、プランバナン寺院は大乗仏教を奉ずるシャイレーンドラ朝ボロブドゥール寺院や地理的にプランバナン寺院に近いセウ寺院(チャンディ・セウ、: Candi Sewu)と同時期に、ヒンドゥー教を奉ずるサンジャヤ王統により造営されたことになり、ボロブドゥールと年代的に並行関係が成立する[10]。後の時代とするものとしては、プランバナン寺院を完成したとされる王バリトゥン(英語版)(898-910年[11][2]または王ダクサ(インドネシア語版)(913-915年[11][12]によって造営が開始されたという旧説がある[2]

碑文によれば当初の建造物は9世紀中頃に完成したとされている[10]。これはシャイレーンドラ朝のサマラトゥンガ王の王女プラモーダワルダニー(英語版)[13](スリ・プラモダワルダニ〈Sri Pramodhawardhani〉[14][15]〉、別名ラクリヤン・サンジワナ〈Rjakriyan Sanjiwana〉[14])と婚姻関係を結んだサンジャヤ王統の王ラカイ・ピカタン(英語版)(842年頃-856年[11][16])により着工が始まったとする年代にあたる。この説によれば、835-856年がその創建年代となる[17]

刻文史料の解釈により、おそらくサンジャヤ王統は第2代王ラカイ・パナンカラン(英語版)(760-780年[16])の時代より、仏教のシャイレーンドラ朝の支配のもとにあったが、第6代王ピカタンの時代に[18]中部ジャワの支配権を回復したとされる[19]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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