プラネテス
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この項目では、漫画について説明しています。曲については「プラネテス (曲)」をご覧ください。
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プラネテス ΠΛΑΝΗΤΕΣ
ジャンルSF
漫画
作者幸村誠
出版社講談社
掲載誌モーニング
レーベルモーニングKC
発表期間1999年 - 2004年
巻数全4巻
話数全26話
アニメ
原作幸村誠
監督谷口悟朗
シリーズ構成大河内一楼
脚本大河内一楼
キャラクターデザイン千羽由利子
メカニックデザイン高倉武史、中谷誠一
音楽中川幸太郎
アニメーション制作サンライズ
製作サンライズ、バンダイビジュアル
NHKエンタープライズ21
放送局NHK BS2
放送期間2003年10月4日 - 2004年4月17日
話数全26話
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画アニメ
ポータル漫画アニメ

『プラネテス』(ΠΛΑΝΗΤΕΣ, PLANETES)は、幸村誠による日本漫画。また、それを原作にした谷口悟朗監督のテレビアニメ
概要

モーニング』(講談社)に1999年から2004年まで不定期連載された。単行本全4巻。

表題は古典ギリシア語で「惑う人」を意味するπλ?νη?の複数形πλ?νητε?であり、「惑う人々」転じて「惑星」を意味する語(英語で惑星を表すplanetの語源)[1]

あまり顧みられることのない、宇宙開発によって生まれたスペースデブリ(宇宙ごみ)問題を取り上げ、その回収業者が主役のSF漫画である。2002年度星雲賞コミック部門および、テレビアニメ化された作品が2005年度星雲賞メディア部門を受賞。同賞の原作・アニメのダブル受賞は『風の谷のナウシカ』以来であり、更には連載中の作品については本作が初である。作品の特徴のひとつに、作者の愛好する宮沢賢治の詩や物語が、時折引用される形で作品に登場する。2004年には「プラネテス公式ガイドブック 2075年宇宙への挑戦」が刊行された。
あらすじ

時代は2070年代(2075年以降)。人類は宇宙開発を進め、月面でのヘリウム3の採掘など、資源開発が商業規模で行われている。火星には実験居住施設もあり、木星土星への有人探査計画も進んでいる。毎日、地上と宇宙とを結ぶ高々度旅客機は軌道上と宇宙とを往復し、宇宙ステーションや月面には多くの人たちが生活し、様々な仕事をしている。しかし、長い宇宙開発の歴史の影で生まれたスペースデブリ(宇宙空間のゴミ。廃棄された人工衛星や、ロケットの残骸など)は軌道上にあふれ、実際にたびたび旅客機と衝突事故を起こすなど、社会問題となっていた。

また、地上の貧困紛争問題は未解決のままで、宇宙開発の恩恵は、先進各国の独占状態にある。このため貧困による僻みや思想的な理由付けによるテロの問題も、また未解決である。

主人公のハチマキは宇宙で働くサラリーマン。主な仕事は宇宙のゴミ「デブリ」の回収作業。いつか自分個人の宇宙船を所有することを夢みている。ゴミ拾いは大事な仕事だと自分を納得させつつ、当初の夢と現実の狭間でこのまま現実を受け入れるか、それとも夢を追い求めるか思い悩む。
登場人物
主要キャラクター
星野 八郎太(ほしの はちろうた) - 通称「ハチマキ」、「ハチ」
本作の主人公。日本人(
千葉県九十九里出身)。自家用宇宙船を買うという夢を持ちながら、日常に埋もれることに迷い続けつつ、惰性もあって仕事を続けている。直情的で根っからのオプティミストだが、置かれている状況に順応してしまっているだけに過ぎない。後に「もうひとりの自分」や「ネコ」と遭遇することで、常に己自身と向き合うことになる。「もうひとりの自分」と対決していた頃は、様々な事柄に怒ることで自分を発奮させようとしており、「一人で生きて一人で死ぬのが完成された宇宙船員(ふなのり)」を座右の銘としていたが、他人との関係において「愛」を唱える田名部(タナベ)と激しく対立する。木星往還船の乗組員に選ばれる前後にフィーの言う「はしかみたいなもの」(実際の病気の麻疹ではなく、宇宙で働く者が陥りやすい精神的状態で、宇宙の広漠さにあてられ自身の存在理由を見失う状態)にかかり自分を見失うが、「一人では生きていけない」という悟りをタナベに関わる中で見いだし、おそらく彼女が持つであろう答えを尋ねに地球へ降りて、後に求婚した。「空間喪失症」などさまざまな障害に出会いつつも、より遠くの宇宙を目指すハチマキの姿は、事故による人的損失や膨大なコストなど、少なからぬ犠牲を払ってでも宇宙を探求する人類の営みと重なる。その理由に関しては、「バイアス(性向)があるから」としか答えられないが、ハチマキ自身もそのバイアスに沿って宇宙を目指し、後にデブリ屋を退職して木星往還船「フォン・ブラウン号」選抜試験を受験、「学科はちとアレだが」と言われるも船外活動においては教官や試験官も一目置くほどで後に正式クルーに選抜されることになる。ちなみに、「八郎太」という名前は阪神ファンである父・ゴローがかつて火星に遠征していた時に、阪神が8連覇したことに由来している。もともとは宇宙にちなんだ名前にするつもりであったが、「メンドくせー」の一言で決定。初期の頃は髪を染めていたが、途中から黒髪にしている。
アニメ版
- 田中一成テクノーラ社デブリ課船外活動員。宇宙船購入資金を貯めることを目標としながらも、会社員宇宙飛行士として、惰性で生きている。とある事情から、いくら自分の実績を上げても、著名な航宙士である父親の七光りだと言われるのが悩みとなっている。現場育ちの叩き上げで、標準よりも優秀な船外活動員のようである。アニメでは元から髪の色が黒髪で描かれている。
田名部 愛(たなべ あい) - 通称「タナベ」
新人デブリ屋。日本人(北海道出身)。出生不明で、生後1歳前後より養父母の下で大切に育てられる。5歳の時まで言葉を話せなかった(ガイドブックによると自閉症のためだが、実際の自閉症は先天性の脳機能障害であるため、問題行動などが軽減されることはあってもタナベのように治癒することはない)。愛(博愛)こそが全てを救うという信念を持つ。一本気で天然な性格の持ち主で、特技は「誰とでも打ち解ける事」。ハチマキらの船に新人としてやってきた。理由は「己の限界を知るため」。大学の研究でナマコクモ金魚を次々に宇宙船に持ち込みフィーを閉口させ、さらにはその後、無断でを持ち込み、フィーに自身の息子(8歳)と同格の烙印を押される。全てを「愛」(人間愛や博愛など)という方向で結論付ける価値観を持つが、これを何にでも一人の枠内で片付けようとするハチマキに嫌われてしまい、ことごとく対立してしまう。ただ木星往還船乗組員に選ばれる前後にハチマキは自分の価値観と衝突し悩み苦しむこととなるが、その苦悩の中で「一人で生きて死ぬ」と粋がるだけでは人は生きていけないという悟りを得る端緒を与えている。しかしハチマキが誤って遺書を開けてしまったことを謝罪され、それに対して「何もかも愛している」ゆえに遺書が書けないと打ち明けるなど、当人も完成された絶対的な真理には至っていない。


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