プラチナエンド
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プラチナエンド


ジャンル少年漫画ファンタジー
サスペンスデスゲーム
漫画
原作・原案など大場つぐみ
作画小畑健
出版社集英社

その他の出版社
東立出版社
文化傳信

掲載誌ジャンプスクエア
レーベルジャンプ・コミックス
(JUMP COMICS SQ.)
発表号2015年12月号 - 2021年2月号
発表期間2015年11月4日 - 2021年1月4日
巻数全14巻
話数全58話
アニメ
原作大場つぐみ、小畑健
シリーズディレクター高橋秀弥(1st)
黄瀬和哉(2nd)
シリーズ構成猪爪慎一
脚本猪爪慎一
キャラクターデザイン大舘康二
音楽得田真裕
アニメーション制作シグナル・エムディ
製作プラチナエンド製作委員会
放送局TBSほか
放送期間2021年10月8日 - 2022年3月25日
話数全24話
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画アニメ
ポータル漫画アニメ

『プラチナエンド』 (Platinum End) は、大場つぐみ(原作)、小畑健(漫画)による漫画作品。『ジャンプスクエア』(集英社)にて2015年12月号から[1]2021年2月号まで連載された。大場と小畑のタッグによる作品としては『DEATH NOTE』『バクマン。』に続く第3作となる[2]。2020年12月時点で単行本の世界累計発行部数は450万部を突破している[3]。テレビアニメが2021年10月から2022年3月まで放送された。
作風

本作では人と天使の話であり、天使の輪も登場するがゴシック風の細かい装飾の入った輪ではなく、シンプルで幾何学的なモチーフが取り入れられている[2]。また、『DEATH NOTE』や『バクマン。』が週刊誌連載であったのに対し、本作は月刊誌連載であり1号での掲載ページ数の増加と刊行ペースの関係から、1話の読み応え、次号への「引き」への工夫を施している[2]

『ジャンプスクエア』副編集長で担当編集の吉田幸司によると、大場と小畑タッグの前作である『バクマン。』の終盤に劇中劇(『バクマン。』の世界観で登場する漫画)として天使や翼といったキーワードを持つ作品があったことから、この時より大場の中に本作のアイデアがあったのではないかと推測している[2]。また『DEATH NOTE』が「悪」や「死」をテーマとしていたのに対し、吉田は本作のテーマが「幸せ」になると予測している[2]
あらすじ

家族を事故によって亡くした架橋明日は叔母一家に引き取られたが、一家全員からの凄惨な児童虐待によって生きる気力を失くし、中学卒業の日にマンションの屋上から飛び降り自殺を図る。しかし、地面に激突する寸前に天使のナッセによって命を救われた明日は、家族の事故が叔母夫婦に仕組まれた物だということを聞かされ、天使の翼と矢を授けられた。天使の力を得た後、親戚による呪縛から解放され生きる気力を取り戻した明日に、ナッセは「同様の力を与えられた人間は他に12人居り、その中から神となる候補を999日の期限以内に選ぶ」と告げる。

そんな中、一人の神候補がヒーロー「メトロポリマン」に扮し大衆の前に現れる。人助けをして己の存在を誇示するメトロポリマンは、「12人の敵を倒す」つまり、自分以外の神候補を皆殺しにして自分が神になることを宣言し、天使の力を使って神候補の殺害や犯罪者の粛清をしていく。危険な思想を持つ彼に警戒心を抱きながらも日常生活を送ろうとする明日だったが、同じく神候補になっていた同級生・花籠咲に赤の矢を刺されてしまう。幸いにも彼女に好意を抱いていたために対立には至らず、翼を持たない彼女を守るべく協力関係を結ぶ明日だったが、後日メトロポリマンにおびき出された3人の神候補が殺害される場面に出くわす。さらに警戒心を強める2人だったが、同じ思想を持つ神候補・六階堂七斗とも協力関係を結び、メトロポリマンに立ち向かうことを決める。

他の神候補をさらに減らそうとするメトロポリマンこと生流奏は、犯罪者を利用した囮作戦やテロまがいの破壊工作を敢行するようになり、六階堂の協力で装備を整えた明日は本格的に彼と相対することになる。この遭遇により手傷を負った奏は明日たちを本気で排除することを決断、自分に心酔する神候補の一人・底谷一を使って六階堂の家族を拉致し明日たちをおびき出す。奏が翼を分け与えた部下たち、新たに翼を得た咲と赤の矢で寝返った一を交えた戦いの末、一は明日を守って散り、奏は六階堂に射殺され、その六階堂も病に冒された身体が限界を迎え、3人の神候補が脱落する。
登場人物.mw-parser-output .ambox{border:1px solid #a2a9b1;border-left:10px solid #36c;background-color:#fbfbfb;box-sizing:border-box}.mw-parser-output .ambox+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+link+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+style+.ambox,.mw-parser-output .ambox+.mw-empty-elt+link+link+.ambox{margin-top:-1px}html body.mediawiki .mw-parser-output .ambox.mbox-small-left{margin:4px 1em 4px 0;overflow:hidden;width:238px;border-collapse:collapse;font-size:88%;line-height:1.25em}.mw-parser-output .ambox-speedy{border-left:10px solid #b32424;background-color:#fee7e6}.mw-parser-output .ambox-delete{border-left:10px solid #b32424}.mw-parser-output .ambox-content{border-left:10px solid #f28500}.mw-parser-output .ambox-style{border-left:10px solid #fc3}.mw-parser-output .ambox-move{border-left:10px solid #9932cc}.mw-parser-output .ambox-protection{border-left:10px solid #a2a9b1}.mw-parser-output .ambox .mbox-text{border:none;padding:0.25em 0.5em;width:100%;font-size:90%}.mw-parser-output .ambox .mbox-image{border:none;padding:2px 0 2px 0.5em;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-imageright{border:none;padding:2px 0.5em 2px 0;text-align:center}.mw-parser-output .ambox .mbox-empty-cell{border:none;padding:0;width:1px}.mw-parser-output .ambox .mbox-image-div{width:52px}html.client-js body.skin-minerva .mw-parser-output .mbox-text-span{margin-left:23px!important}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .ambox{margin:0 10%}}

この節には複数の問題があります。改善ノートページでの議論にご協力ください。

出典がまったく示されていないか不十分です。内容に関する文献や情報源が必要です。(2016年2月)


独自研究が含まれているおそれがあります。(2016年2月)


言葉を濁した曖昧な記述になっています。(2016年2月)


全体として物語世界内の観点に立って記述されています。(2016年2月)


声の項はテレビアニメ版の声優
主要人物
架橋 明日(かけはし みらい)
声 -
入野自由[4]坂本真綾(幼少期)[5]本作の主人公。ささやかな「普通の幸せ」を望む少年。両親と弟の死後、叔母一家に引き取られるも、一家全員に凄惨な児童虐待を受け続け、学校でもいじめを受けるなど、劣悪な生活を送り続けていた。そんな人生に嫌気がさし、中学卒業直後に飛び降り自殺を図るが、ナッセによって「神候補」に選ばれたことで生きる希望を取り戻し、望む形ではなかったものの親戚との決別を果たす[6]。高校に進学してからは、同じく神候補になっていた咲と両想いになりながらも、神候補としての立場とそれを巡る周囲に翻弄される日々を送る。両親の教えから「幸せになるために生きる」ことを第一としており、そのため他人を傷つけることを嫌い、相手が敵であっても「白の矢」の使用を忌避している。
ナッセ
声 - 小倉唯[4]明日に憑いている「純粋無垢」の特級天使。少女のような容姿をしている。神選びの前から明日の様子を見ており、彼を神にすることよりも彼自身の願いである「幸せになること」を望む。常に笑顔で天真爛漫だが、感覚や常識は人間のそれと乖離しており、明日のためになるなら他人の命を奪うことも厭わない言動を取る。
花籠 咲(はなかご さき)
声 - M・A・O[7]本作のヒロイン。明日が想いを寄せる少女で神候補の一人。持つ力は赤の矢で、後に自分用の翼を得る。明日とは小学生の頃から家族ぐるみの付き合いがあったが、彼が学校でいじめを受けるようになってからは周囲に迎合する形で彼のいじめに加わってしまい、その後ろめたさから長年良心の呵責に苦しんでいた。中学の卒業式の後に謝罪を決意するものの、彼の飛び降り自殺の場面を目撃してしまい、失意のうちに入水自殺を図ったことでルベルに神候補として選ばれた。その後、明日が生存し叔母一家から解放されたことに安堵するも、彼への罪悪感は未だ残り、神候補として協力するようになり非力な自分を必死で守ろうとする明日の姿に胸を痛めていた。メトロポリマンとの戦いを経て彼が傷つくことに耐えられなくなり自分の罪を告白し死を願うが、明日の荒療治により「生きたい」という本心を吐露し、真の意味で生きる希望を取り戻した。
ルベル
声 - 花江夏樹[7]咲に憑いている2級天使。明日を利用して咲を神にし、成り上がろうと目論む自称「悪知恵の天使」。飄々と振舞っているが、これは建前であり、咲が六階堂から渡された戦闘用のスーツを着た際にコスプレのような感じになり周囲が可愛いと褒めた中で自分だけは「趣味か!?」と呆れるなど、むしろ常識的な感性を持っている[8]


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