プエブロ_(コロラド州)
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プエブロ
City of Pueblo, Colorado

プエブロの川沿い遊歩道


市旗

愛称 : 英雄の故郷、鉄の都市、Pタウン
位置

プエブロ郡内の位置
座標 : .mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯38度16分1秒 西経104度37分13秒 / 北緯38.26694度 西経104.62028度 / 38.26694; -104.62028
歴史
市1885年11月15日[1]
行政
アメリカ合衆国
 コロラド州
 プエブロ郡[2]
 市プエブロ
City of Pueblo, Colorado
地理
面積 
  市域117.5 km2 (45.4 mi2)
    陸上  116.7 km2 (45.1 mi2)
    水面  0.8 km2 (0.3 mi2)
      水面面積比率    0.66%
標高1,430 m (4,692 ft)
人口
人口(2020年現在)
  市域111,876人
  備考[3]
その他
等時帯山岳部標準時 (UTC-7)
夏時間山岳部夏時間 (UTC-6)
公式ウェブサイト : ⇒City of Pueblo

プエブロ(: Pueblo, Colorado、発音/?pw?blo?//)は、アメリカ合衆国コロラド州プエブロ郡の都市。同郡の郡庁所在地かつ人口最大の都市である。州都デンバーの南165kmに位置している。人口は11万1876人(2020年)。

プエブロはアーカンザス川とファウンテン・クリークの合流点に位置し、年間雨量は約356mmと半乾燥地域である。しかし冬季に比較的暖かいロッキー山脈東側のいわゆる「バナナ・ベルト」と言われる地域にあり、コロラド州の他の主要都市と比べても雪が少ない傾向にある。プエブロはプエブロ都市圏の中心であり、ロッキー山脈の前面都市回廊の重要部にある。アメリカ合衆国でも最大クラスの製鉄都市であり、このために「鉄の都市」とも呼ばれる。州南東部の経済中継点として機能しており「コロラド第二の都市」と呼ぶ者もいる。現在は多くの電子機器航空機の会社もある。歴史的アーカンザス川プロジェクトは歴史あるユニオン・アベニュー地区を光輝あるものとする美しい川沿い道を作り出している。

プエブロは一般調達局とその消費者情報カタログが運営する連邦市民情報センターがあるところとしても知られている。公共広告によって35年間、アメリカ人は「コロラド州プエブロ81009」(正式には郵便局私書箱100)に情報を寄せてきた。最近一般調達局は連邦市民情報センターの無料電話 (1-888-8 PUEBLO) とウェブアドレス(www.pueblo.gsa.gov)を導入した

プエブロ市政委員会は、プエブロ市の北にあり、プエブロ・スプリング・ランチと呼ばれるラスベガス土地開発会社が所有する土地96 km2以上を併合する計画である。この開発によって国内でも最大規模の計画地域社会となる可能性があり、プエブロ市の面積は2倍に近くなる。プエブロの指導層に拠れば、この開発には住宅地域とともに大きな技術パークも含まれるとのことである。

プエブロは地域の再生可能エネルギーの首都になりつつある。最近デンマーク風力発電機の設計、製造、販売会社ベスタスが、プエブロの65,000 m2近い産業パークに風力発電機のための塔を製造する世界最大の工場を建設すると発表した。また多くの科学的研究では太陽熱エネルギーを得るための州内で最善の場所と太陽エネルギー会社の立地場所としてプエブロを候補に挙げている[4]。このために多くの太陽エネルギー会社が昔のプエブロ陸軍補給所への移転を検討中である。
歴史プエブロ事業地区中心部を襲った洪水。水位は18フィート (5.5 m) に達した。雑誌「ポピュラー・メカニクス」1921年版よりセイクリッドハート大聖堂

マシュー・キンケードなど多く居た交易業者や罠猟師の中で、ジョージ・シンプソンが1842年頃にエル・プエブロすなわちプエブロ砦と呼ばれることになる広場を建設することを援助すると主張した。シンプソンはフアナ・マリア・スアソと結婚し、1年か2年そこに住んだ後に移転した。しかし、シンプソンは土地に対する法的権利を持っていなかった。アーカンザス川に隣接して開拓と交易のために日干し煉瓦の建物が建設され、これがアメリカ合衆国とメキシコの国境を形成した。約1ダースの家族がそこに住み、インディアンと皮革、生皮、家畜さらに後には栽培した作物や酒類を交易した。実用的な品物と共にインディアンの土器の破片のような交易の証拠が、最近発掘された場所で見つかった。この広場で交易した住人の証言(シンプソンの証言も含め)に拠れば、この砦は1854年12月23日から25日の間に何度かユト族やジャカリラ・アパッチ族に襲撃された。彼らは15人ないし19人の男性と1人の女性を殺し、子供を2人捕まえたとされている。襲撃後にこの交易基地は放棄されたが、1859年のコロラド・ゴールドラッシュが始まった1858年から1859年にかけては再び重要な地点になった[5]

現在のプエブロ市は、プエブロ(1870年編入)、サウスプエブロ(1873年編入)、セントラルプエブロ(1882年編入)およびベッセマー(1886年編入)の4つの町が合併してできている。プエブロ、サウスプエブロおよびセントラルプエブロは法律上1886年3月9日から4月6日の間にプエブロ市として合併し、ベッセマーは1894年に加入した[6][7][8]

合併した市はコロラドの主要な経済と社会の中心となり、サッチャー、オーマンおよびアダムズなどコロラド初期の重要な一族の本拠になった。一連の大きな洪水が1921年の大洪水で最高点に達するまで、プエブロは「世界の鞍作りの首都」と考えられた。洪水でプエブロ中心街の3分の1の事業が失われ、かなりの数の建物が破壊された。プエブロは長い間この損失を取り戻すべく戦い続け、最近になってやっと復活を始めた[9]

プエブロの経済状態は1970年代と1980年代のアメリカ鉄鋼業界の衰退でかなり悪化し、現在でもその経済基盤の多様化を積極的に追求している。このためにプエブロ市は川沿い遊歩道、広範な散策道、産業パーク、および再活性化された中心街を売り物にしている。
製鉄所Aファーネスの工場棟、炉および発電所

プエブロの歴史の大部分で主要産業は町の南側にあるコロラド・フューエル・アンド・アイアンの製鉄所だった。1982年に鉄鋼市場が崩壊し、この会社も衰退した。数回の破産を経験した後、オレゴン・スティール・ミルズに買収され、最近は名称をロッキー・マウンテン・スティール・ミルズに変えた。この買収以降、不公平な労働慣行の告発のために労働争議に見まわれて来た。この問題は1997年の大きなストライキで最高点に達し、従業員の大半が入れ替わることになった。

この地にあった多くの生産製造施設の中で、製鋼炉(電気炉、スクラップのリサイクルに使われる)、レール、棒鋼、丸棒およびシームレスパイプの製造設備だけが現在も運転されている。ワイヤー製造装置は1990年代遅くにデイビス・ワイヤーに売却され、現在でもコロラド・フューエル・アンド・アイアンのブランドでフェンスや釘のような製品を作り続けている。

この工場は鉄鋼市場が底を突いた1982年まで溶鉱炉を運転していた。主溶鉱炉は1989年に壊されたが、隣接する炉の多くはアスベストが使われているためにそのままである。この炉や工場棟は、工場の西境界に並行する州間高速道路25号線から容易に見ることができる。

主要事務棟、診療所およびトンネル型守衛詰所を含め管理棟の幾つかは、2003年にベッセマー歴史協会が買収し、現在改修中である。コロラド・フューエル・アンド・アイアンの歴史ある記録を収めることに加え、鉄鋼産業と文化の博物館に転換する計画の第一段階が行われている[10]
大統領の訪問

ウッドロウ・ウィルソン大統領がアメリカ合衆国の国際連盟加盟への支持を集める為に講演旅行をしたときの1919年9月25日、プエブロで講演をした後で倒れた。1週間卒中を患い、大統領任期の残り期間身体に障害を残した。

セオドア・ルーズベルト大統領はY.M.C.A.建設のための最初のレンガを置く為にプエブロ陸軍陸軍補給所を訪れ、またコロラドの水源を調査した。

ジョージ・H・W・ブッシュ大統領は副大統領時代にプエブロ自然センターの猛禽センターを訪れ、その翼を治療されたアメリカハクトウワシを放した。

その他プエブロを訪れた国の指導者としては、ジョン・F・ケネディ大統領、ビル・クリントン大統領、ジョン・ケリー上院議員およびアル・ゴア副大統領がいた。

2008年の大統領選挙では、バラク・オバマジョン・マケインの双方の候補者が運動の一部としてプエブロを訪れた。


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