ザ・ブー・ラドリーズ
The Boo Radleys
出身地 イングランド ウォラシー
ジャンルオルタナティヴ・ロック、シューゲイザー、ドリーム・ポップ、ブリットポップ、ノイズポップ
活動期間1988年 - 1999年、2021年 -
レーベルAction、クリエイション、ラフ・トレード
メンバーティム・ブラウン
サイモン・"サイス"・ロウボトム
ロブ・シーカ
旧メンバーマーティン・カー
ロバート・ハリソン
スティーヴ・ヒューイット
ザ・ブー・ラドリーズ(The Boo Radleys)は、イングランド・ウォラシー出身のオルタナティヴ・ロック・バンド。 1988年結成。1990年に地元のインディー・レーベルから、ミニ・アルバム『Ichabod and I』を発表しデビュー。プレスからはマイ・ブラッディ・ヴァレンタインなどを中心とした当時のシューゲイザー・バンドのひとつとみなされていた。このアルバム発表後、ドラムのスティーヴ・ヒューイットが脱退(後にプラシーボに加入)、後任としてロブ・シーカが加入。 クリエイション・レコーズと契約し、1992年に初のフル・アルバム『エヴリシングズ・オールライト・フォーエヴァー』をリリース。続く1993年の『ジャイアント・ステップス』(タイトルはジョン・コルトレーンの同名アルバムが由来)では、レゲエやハウス、フォーキーなサウンドを取り入れ、『NME』誌のアルバム・オブ・ザ・イヤーを獲得するなど高い評価を得る。セールス的にも全英アルバムチャート17位とブレイクの兆しを見せる。 1995年には、シングル「ウェイク・アップ・ブー!」がトップ10ヒットとなり、ブリットポップの幕開けを告げた。同年発表のアルバム『ウェイク・アップ!』では、ハーモニーやホーン・セクションをも導入し、リヴァプールの伝統を感じさせるポップ・サウンドへと方向転換。これが功を奏し、アルバムは全英1位を獲得。 1996年、『カモン・キッズ』を発表するも、全英20位と失速。1998年のアルバム『キングサイズ』では、ブレイクビーツを取り入れるなど新たな一面を見せたものの、かつてのような評価を得ることなく全英62位に沈み、翌年、突然の解散を発表した。 2021年、再結成を果たしシングルを発表。翌年にはアルバムも発表している。
来歴
「ウェイク・アップ・ブー!」
彼らの代表曲「ウェイク・アップ・ブー!」は、「史上もっとも気分が良くなる曲」として認定されるなど、バンド以上に知名度の高い曲である[1]。イントロの部分が番組のBGMとして使われることが多く、日本では『きよしとこの夜』のテーマソングとしても使用されていた。
1995年に日本国内で深夜に放送されていた音楽番組『BEAT UK』(フジテレビ)でもUKシングルチャートでナンバー1を獲得。
ディスコグラフィ
スタジオ・アルバム
Ichabod and I (1990年、Action)
『エヴリシングズ・オールライト・フォーエヴァー』 - Everything's Alright Forever (1992年、Creation)
『ジャイアント・ステップス』 - Giant Steps (1993年、Creation)
『ウェイク・アップ!』 - Wake Up! (1995年、Creation)
『カモン・キッズ』 - C'mon Kids (1996年、Creation)
『キングサイズ』 - Kingsize (1998年、Creation)
『キープ・オン・ウィズ・フォーリング』 - Keep on with Falling (2022年、Boostr)
コンピレーション・アルバム
『ラーニング・トゥ・ウォーク』 - Learning to Walk (1992年、Rough Trade)
Find the Way Out (2005年、Castle Music)
The Best of the Boo Radleys (2007年、Camden)
EP
Kaleidoscope (1990年、Rough Trade)
Every Heaven (1991年、Rough Trade)
Boo Up! (1991年、Rough Trade)
Adrenalin (1992年、Creation) ※米コロムビアで「Lazy Day」プロモとされていた
Boo! Forever (1992年、Creation) ※チャートでは「Does This Hurt」「Boo! Forever」のダブルA面扱い
"A full Syringe and Memories of You" (2021年、Boostr)
シングル
"Lazy Day" (1992年)
"Does this Hurt?" (1992年)
「ラザロス」 - "Lazarus" (1992年)
"I Hang Suspended" (1993年)
「ウィッシュ・アイ・ワズ・スキニーEP」 - "Wish I Was Skinny" (1993年)
"Barney (...and Me)" (1994年)
「ラザロス (リミックス)」 - "Lazarus" (1994年) ※再リリース
「ウェイク・アップ・ブー!」 - "Wake Up Boo!" (1995年)
"Find the Answer Within" (1995年)
「イッツ・ルル」 - "It's Lulu" (1995年)
「フロム・ザ・ベンチ・アット・ベルヴァディア」 - "From the Bench at Belvidere" (1995年)
「ホワッツ・イン・ザ・ボックス?」 - "What's in the Box (See Whatcha Got)" (1996年)
"C'mon Kids" (1996年)
"Ride the Tiger" (1997年)
"Free Huey" (1998年)
"A full Syringe and Memories of You" (2021年)
"I've Had Enough I'm Out" (2021年)
関連項目
ラーズ - 「ゼア・シー・ゴーズ」 - "There She Goes"
脚注[脚注の使い方]^ The Boo Radleys あの名曲が「史上もっとも気分が良くなる曲」に認定! - vibe-net.com(アーカイブ)
外部リンク
公式ウェブサイト
ブー・ラドリーズ
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