ブーツ(Boots)は、イギリスのドラッグストアチェーンである。
概要ブーツの広告(1911年)
1849年、ブーツ夫妻がノッティンガムに開いたハーブ薬店がルーツであり[1] 、化粧品の『No7』(ナンバーセブン)などオウンブランド(PB)が有名である。
2007年からは、スイスに本拠を置くアライアンス・ブーツ(英語版)の構成企業となっていた。2014年8月にアライアンス・ブーツはアメリカの同業チェーンであるウォルグリーンにより買収されることが発表され[2]、同年12月31日に、ブーツ、ウォルグリーン両社の持株会社であるウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(NASDAQ: WBA)が設立、ブーツはその構成企業と位置づけられることになった[3]。 日本ではブーツ社が三菱商事と合弁でブーツ・エムシー株式会社を1998年に設立し(出資比率はそれぞれ51%:49%[4])、1999年7月30日、原宿(東京都渋谷区神宮前)に1号店をオープン。その後吉祥寺・銀座[5]・横浜三越へと店舗を拡げた。また薬事法の関係から、日本にストアブランドの医薬品を持ち込むことが難しく、ナショナルブランド商品の比率を高めていた[4]。 高級化路線で市場開拓を進め[4]、一方で単なる安売りではなく、2個買ったらもう1個サービスするなど他との差別化を図り、最終的に300店舗の展開を目指していたが[6]、他社との競合に敗れて2001年8月に日本から撤退した[7]。
店舗展開
ヨーロッパ
イギリス
アイルランド
オランダ
ベルギー
ノルウェー
スウェーデン
ベルファストにあるブーツの店舗
中近東
アラブ首長国連邦
カタール
バーレーン
クウェート
アジア
タイ
シンガポール
マレーシア
香港
韓国(新世界イーマート)
日本における展開
脚注^ Viceira, L. M., & Mitusui, A. M. (2003) Pension Policy at The Boots Company PLC, Harvard Business Review, Havard Business School, 27 August 2003
^ “ ⇒米ウォルグリーン、スイスのブーツを153億ドルで買収へ”. ブルームバーグ (2014年8月6日). 2014年11月11日閲覧。