ブローニングM2重機関銃
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ブローニング M2 .50口径重機関銃
M2 HB(画像上)
近代化改修モデルのM2E2(画像下)
ブローニング M2 .50口径重機関銃
種類機関銃
製造国 アメリカ合衆国
設計・製造.mw-parser-output .plainlist--only-child>ol,.mw-parser-output .plainlist--only-child>ul{line-height:inherit;list-style:none none;margin:0;padding-left:0}.mw-parser-output .plainlist--only-child>ol li,.mw-parser-output .plainlist--only-child>ul li{margin-bottom:0}

ジョン・ブローニング(設計)

ジェネラル・ダイナミクス

U.S.オードナンス

FNハースタル

マーモント

ラモ Lnc.

仕様
種別重機関銃
口径12.7 mm
銃身長1,143 mm
ライフリング8条右回り
使用弾薬12.7x99mm NATO弾(通常弾、焼夷弾徹甲弾など)
装弾数ベルト給弾(1帯110発)
作動方式ショートリコイル
全長1,645 mm
重量

38.1 kg(本体のみ)

58 kg(三脚を含む)

発射速度
485-635発/分(M2HB)

750?850発/分(AN/M2)

1,200発/分(AN/M3)

銃口初速887.1 m/s(M33)
射程

2,000 m(有効射程)

6,770 m(最大射程)

歴史 
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ブローニングM2重機関銃(ブローニングエムツーじゅうきかんじゅう, 英語: Browning Machine gun, caliber.50, M2)は、アメリカ合衆国20世紀戦間期に開発された重機関銃である。

原型である水冷式機関銃をジョン・ブローニングが開発したのが第一次世界大戦末期にあたる1917年?1918年、前身のM1921がアメリカ軍に制式採用されたのは1921年、それを改良したM2の採用が1933年であるが、信頼性や完成度の高さから21世紀に入っても世界各国で生産と配備が継続されている[注釈 1]
概要

第二次世界大戦中アメリカで200万挺以上が生産され、大戦以来、現在でも各国の軍隊で使用されている著名な重機関銃である。高い信頼性、ストッピングパワーを持つことで知られる。口径が0.50インチであることから別名“キャリバー50” (Caliber .50) や“フィフティーキャル” (.50 Cal) と呼ばれる。またM2を読み換えたマ・デュース (Ma Deuce) というあだ名もある。

M2は戦車装甲車トラックジープなどの車載用銃架、地上戦闘用の三脚架、対空用の高架三脚銃架、連装、または四連装の動力付き対空銃架、艦船用対空銃架といった様々な銃架に搭載されて用いられ、また、全体を軽量化して発射速度を高める等の改良を施された発展型が航空機用固定機銃、航空機用の手動 / 動力付き旋回機銃架として用いられ、空軍を問わず広く配備された。簡単な部品交換だけで左右どちらからでも給弾できることも柔軟な運用を可能にした。

アメリカでは、M2の後継として1950年代後半に車両搭載用途を更新するものとしてM85機関銃が開発されたが、問題が多く、M2の後継とはならないままに終わった。1990年代後半より再び後継用機関銃の開発が進められ、XM312XM806といった新型機関銃の開発が進んでいたが、2012年に開発が中止された。

結果、設計されて90年以上も経つが、費用を考慮しての基本構造・性能トータル面でこの重機関銃を凌駕するものは、現在においても現れていない。FNハースタル社が代表的な改良型として、銃身交換を容易にしたFN M2HB-QCB (M2 Heavy Barrel-Quick Change Barrel) を開発し、先進諸国を中心に現有M2重機関銃のQCB改修、生産の切り替えが進んでいる。
開発

第一次世界大戦への参戦の結果、装甲戦闘車両戦車)や金属製外皮を持つ全金属製航空機の登場を鑑みて、より大威力の機関銃が必要だと考えたアメリカ外征軍総司令官ジョン・パーシング将軍は、当時のアメリカ軍の標準弾薬であった.30-06スプリングフィールド弾(.30口径7.62mm)を上回る口径・威力の弾薬とそれを用いる火器の開発を要求した[2]。パーシングからの要求の他にも、前線からは砲兵戦闘において大きな脅威となる敵の砲兵観測気球を射撃できる歩兵部隊用の高精度かつ長射程・大威力の火器が求められていたこともあり、これらの要求を包括できる銃と新弾薬の実用化が急がれた。

この要求に対し、観測気球を射撃することを目的に進められていた弾薬の研究から、まずはフランスおよびイギリスで対気球攻撃に用いられていた11×59mmR Gras弾(英語版)の導入が検討されたが[3]、これは性能の面でパーシングの要求を満たせず[3]、次いで.30-06スプリングフィールド弾を基に拡大化した.50口径 (12.7mm) の弾薬が開発され、最終的には.30-06弾の拡大形を基本としてドイツの対戦車・対航空機用弾薬である13.2x92mm TuF弾を参考にしたものがウィンチェスター社により.50 BMG弾として完成した[4]。この弾薬を用いる機関銃として1918年ジョン・ブローニングが完成させたものが、水冷式のブローニングM1917重機関銃を拡大改設計した“ブローニング・ウィンチェスター.50口径重機関銃 (Browning Winchester Cal.50 Heavy Machine Gun) ”で、この機関銃はアメリカ軍に採用されて“Model 1918”の仮制式名が与えられたものの、同年に戦争が終結したため、量産と配備は行われなかった。

大戦後の1921年になり改めて制式化されたブローニング・ウィンチェスター.50口径重機関銃には「M1921」の制式名が与えられ、アメリカ軍への導入が進められた。戦間期の軍縮による予算の縮小により当初の予定ほどには装備されなかったものの、その威力と射程は様々な標的に対し大いに有効であった。しかし、M1921には連続射撃を繰り返すと水冷式にもかかわらず銃口部が加熱して暴発が多発するという問題点があり[5]、改良型の「M1921A1」が開発されたものの、なおも“給弾方向が一方に限られる(機関部左側からのみ可能)”ことによる運用上の不満点が多く挙げられた。また、M1921の装備を希望する部隊・部署によって重視する点が異なっているため[注釈 2]それらに対処するためには派生型を多数開発せねばならず、戦間期の限られた予算規模ではいずれにも十分な数が揃えられない、という問題もあった。

上述の問題に対処するため、陸軍省兵器部長室産業部門小火器部門技術課主任(chief of the Engineering Section, Small Arms Branch, Industrial Division of the Office of the Chief of Ordnance, Department of the Army)であるグリーン博士(Dr. S. G. Green)により、1933年にはM1921A1のさらなる改良型が開発された。この新しい.50口径機関銃はM1921の構造を基本的に踏襲しつつ、共通の機関部を基礎として給弾方向と銃身および撃発装置を用途に合わせて容易に変更できるようにしたもので、これがCal.50 M2である[注釈 3]


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