ブロードウェイと銃弾
Bullets Over Broadway
監督ウディ・アレン
脚本ウディ・アレン
ダグラス・マクグラス
製作ロバート・グリーンハット
『ブロードウェイと銃弾』(ブロードウェイとじゅうだん、Bullets Over Broadway)は、1994年のアメリカ合衆国のクライム・コメディ映画。ウディ・アレンとダグラス・マクグラスによる脚本で、ウディ・アレンが監督したが出演はしていない。グランドホテル方式の演出で、ジョン・キューザック、ダイアン・ウィースト、チャズ・パルミンテリ、ジェニファー・ティリーなどが出演した。
アカデミー賞においてアレンとマクグラスが脚本賞、アレンが監督賞、ティリーが助演女優賞、パルミンテリが助演男優賞にノミネートされ、ダイアン・ウィーストが助演女優賞を受賞した。ウィーストにとってアレン監督作品でアカデミー賞を受賞するのはこれで2回目となった。
2014年3月11日、ブロードウェイでミュージカル版『ブロードウェイと銃弾』のプレビュー公演が開始し、4月10日に正式に開幕した。 1928年、理想主義者の劇作家であるデビッド(ジョン・キューザック)は、やっと自分の戯曲『God of Our Fathers 』をブロードウェイの舞台にかけることに成功し張り切っている。しかし、出資者はマフィアの親玉ニックで、ろくに台詞もいえない自分の愛人オリーブ(ジェニファー・ティリー)を主演に据えろと要求したり、プライドの高い主演女優ヘレンは脚本を書き換えろと色仕掛けで要求し、オリーブのボディガードのチーチ(チャズ・パルミンテリ)は演出に口を挟んでくる。 最初は口出しをしないでくれと怒ったデビッドだが、チーチの言うことが正しいことに気づき、彼と共に脚本を書き直したおかげで舞台は成功する。一方、デビッドは恋人エレン(メアリー=ルイーズ・パーカー)に内緒で、アルコール依存症の主演女優ヘレン(ダイアン・ウィースト)の誘惑に負け、主演俳優で過食症のワーナー(ジム・ブロードベント)はオリーブと性的関係を持つ。オリーブに耐え切れなくなったチーチが「俺の芝居を台無しにした」と彼女を殺してしまい、そのことに気付いたニックはチーチの始末を部下に命じる。 本番中の舞台裏で撃たれたチーチは今際の際でデビッドに主人公に最後に言わせる台詞を伝える。チーチによる脚色で舞台は大成功を収めるが、それまで浮かれた状態にあったデビッドはようやく正気を取り戻し、エレンの元に戻る。 役名俳優日本語吹替
ストーリー
キャスト
デビッド・シェーンジョン・キューザック田中秀幸
ヘレン・シンクレアダイアン・ウィースト此島愛子
オリーブ・ニールジェニファー・ティリー安達忍
チーチチャズ・パルミンテリ大塚明夫
エレンメアリー=ルイーズ・パーカー日野由利加
ジュリアン・マークスジャック・ウォーデン阪脩
ニック・ヴァレンテジョー・ヴィテレリ渡部猛
シェルドン・フレンダーロブ・ライナー宝亀克寿
イーデン・ブレントトレイシー・ウルマン沢田敏子
ワーナー・パーセルジム・ブロードベント川久保潔
シド・ルーミスハーヴェイ・ファイアスタイン加藤精三
ミッチ・サバインブライアン・マッコナッキー福田信昭
リタステイシー・ネルキン
ローナイーディ・ファルコ
愛ある客ベネイ・ヴェナッタ(英語版)
ヴァイオレットデビ・メイザー
リリーマウゴジャータ・ザヤンチュコウスカ(英語版)
ロッコトニー・シリコ
アルドトニー・ダロウ(英語版)
※日本語吹替 - アスミック発売のDVD&VHSに収録 映画の舞台はニューヨークのマンハッタンのテューダー・シティ・プレイス5番地の22階にあるメゾネットなどである[3]。 1950年代のアレンの最初のテレビでの活動となるシド・シーザーによるテレビ番組『Caesar's Hour
製作
ミュージカル化詳細は「ブロードウェイと銃弾 (ミュージカル)」を参照
アレンは本作をミュージカル化した。演出および振付は『プロデューサーズ』のスーザン・ストローマンが担当し、製作はレッティ・アロンソンとジュリアン・シュロスバーグの2人が指揮し、楽曲は新たに作曲するのではなく、1920年代と1930年代の曲集『Great American Songbook 』から選ばれた。