ブロンド・オン・ブロンド
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この項目では、ボブ・ディランのアルバムについて説明しています。ガールズグループについては「ブロンド・オン・ブロンド (ガール・グループ)」をご覧ください。

『ブロンド・オン・ブロンド』
ボブ・ディランスタジオ・アルバム
リリース 1966年5月16日
録音1965年10月5日 - 1966年3月10日
アメリカニューヨーク市
コロムビア・レコーディング・スタジオ
アメリカ・ナッシュビル
コロムビア・ミュージック・ロウ・スタジオ
ジャンルロックフォーク・ロック
時間71分23秒
レーベルコロムビア
プロデュースボブ・ジョンストン
専門評論家によるレビュー


Allmusic link

Entertainment Weekly (A+) ⇒link

Rolling Stone link

チャート最高順位

9位(ビルボード・トップ LP's

3位(全英アルバム・チャート

ゴールドディスク

2xプラチナ(RIAA

ボブ・ディラン アルバム 年表

追憶のハイウェイ 61
(1965年)ブロンド・オン・ブロンド
(1966年)ボブ・ディランのグレーテスト・ヒット
1967年


『ブロンド・オン・ブロンド』収録のシングル

スーナー・オア・レイター

雨の日の女

アイ・ウォント・ユー

女の如く

ヒョウ皮のふちなし帽

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『ブロンド・オン・ブロンド』(: Blonde on Blonde)は、ボブ・ディラン1966年に発表した7作目のスタジオ・アルバム

ローリング・ストーン』誌が選んだ「オールタイム・グレイテスト・アルバム500」(2020年版)において38位にランクインした[1]
解説

『ブロンド・オン・ブロンド』はミックス違いや曲の長さなど少なくとも11種類の異なるヴァージョンがリリースされた。そのいずれもが標準的なヴァージョンとして確立されていない。ヨーロッパの一部では2枚のシングル・アルバムとしてリリースされた。アルバムの発表日時さえ疑問とされる。コロンビアはアルバム・リリースを1966年5月16日として公式に発表しているが、幾人かのディラン研究家はその正確な日付を研究している。1968年にコロンビアはジャケットを改訂している。内側に使用されたチュニジア生まれのモデル、クラウディア・カルディナーレの写真が許可無しで使用されたためであった。

A面4曲目「スーナー・オア・レイター」のみニューヨーク録音。ザ・バンド(当時はホークス)からロビー・ロバートソンリック・ダンコが参加している[2]。その他はすべてナッシュビルで録音された。Side 4の「ローランドの悲しい目の乙女」はLP一面にこの曲のみ収録しており、そのことはロック史上では初めてとされる。また、二枚組アルバムと言うのも当時、ロック・アルバムとしては珍しいものであった。
収録曲

全曲ボブ・ディラン作詞・作曲
Side 1
雨の日の女 - Rainy Day Women #12 & 35 ? 4:36

プレッジング・マイ・タイム - Pledging My Time ? 3:50

ジョアンナのヴィジョン - Visions of Johanna ? 7:33

スーナー・オア・レイター - One of Us Must Know (Sooner or Later) ? 4:54

Side 2
アイ・ウォント・ユー - I Want You ? 3:07

メンフィス・ブルース・アゲイン - Stuck Inside of Mobile with the Memphis Blues Again ? 7:05

ヒョウ皮のふちなし帽 - Leopard-Skin Pill-Box Hat ? 3:58

女の如く - Just Like a Woman ? 4:52

Side 3
我が道を行く - Most Likely You Go Your Way and I'll Go Mine ? 3:30

時にはアキレスのように - Temporary Like Achilles ? 5:02

アブソリュートリー・スイート・マリー - Absolutely Sweet Marie ? 4:57

フォース・タイム・アラウンド - 4th Time Around ? 4:35

5人の信者達 - Obviously 5 Believers ? 3:35

Side 4
ローランドの悲しい目の乙女
- Sad Eyed Lady of the Lowlands ? 11:23

アウトテイク

ブートレッグ・シリーズ第1?3集』(1991年)に「アイル・キープ・イット・ウィズ・マイン(スタジオ・リハーサル中にディランが以前の持ち歌を口ずさみ始めると、プロデューサーから「そのまま続けて」と指示が出され録音テープに残されたもの)」、「シーズ・ユア・ラヴァー・ナウ(歌詞を間違え途中でストップが掛かったもの)」が収録されている。

ノー・ディレクション・ホーム:ザ・サウンドトラック(ブートレッグ・シリーズ第7集)』(2005年)に「ヒョウ皮のふちなし帽(オルタネイト・テイク)」、「メンフィス・ブルース・アゲイン(オルタネイト・テイク)」が収録されている。
反響・評価

アルバムは10月1日付『ビルボード』誌「トップ LP's」チャートで最高9位を記録し、全英アルバム・チャートで3位を記録した[3][4]アメリカ・レコード協会 RIAA により、1967年8月25日にゴールド・ディスク、1999年5月5日プラチナ・ディスク2003年9月22日にダブル・プラチナ・ディスクに認定されている[5]1999年グラミーの殿堂入りを果たした。

ディランは、発売から12年後の1978年に、次のように語っている。僕が心の中で聞いているサウンドに最も近づくことのできたのが『ブロンド・オン・ブロンド』に収録したそれぞれの歌だ。それは自由に動き回る水銀のようなサウンドだ。どんなふうに想像してもよいが、とにかく金属的で黄金に輝いている。これが僕の特別なサウンドだ。今まではこのサウンドをレコードで作り出すことができなかった。今までもずっとギター・ハーモニカ・オルガンを組み合わせてこのサウンドを作り出そうと努力してきた[6] ? ボブ・ディラン


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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