ブレンド・S
[Wikipedia|▼Menu]

ブレンド・S
ジャンル
4コマ漫画ラブコメディ
漫画
作者中山幸
出版社芳文社
掲載誌まんがタイムきららキャラット
レーベルまんがタイムKRコミックス
発表号2013年10月号 - 11月号
2014年3月号 - 2022年6月号
巻数全8巻
アニメ
原作中山幸
監督益山亮司
シリーズ構成雑破業
脚本雑破業、森町やこ
キャラクターデザイン奥田陽介
音楽菊谷知樹
アニメーション制作A-1 Pictures
製作ブレンド・S製作委員会
放送局TOKYO MXほか
放送期間2017年10月8日 - 12月24日
話数全12話
テンプレート - ノート
プロジェクト漫画アニメ
ポータル漫画アニメ

『ブレンド・S』(BLEND・S)は、中山幸による日本4コマ漫画作品。『まんがタイムきららキャラット』(芳文社)にて2013年10月号および11月号にゲスト連載され[1]、その後同誌にて2014年3月号から本連載を開始し、2022年6月号をもって完結した[2]。2017年にはテレビアニメ化された。

従業員が各々の「属性」を演じて接客をする喫茶店(コンセプトカフェ[注 1])「スティーレ」[3]を舞台とする4コマ漫画である。
あらすじ

主人公・桜ノ宮苺香は海外留学の資金を貯めるためにアルバイトを探していたが、ことごとく面接で不採用となっていた。生まれつき自分の目つきが悪いためだと考えて悩んでいたところ、ふとしたきっかけで喫茶店を経営するディーノと出会って惚れ込まれ、スカウトされて彼の経営する喫茶店で働くことになる。実は、そこはウェイトレスがそれぞれに与えられた「属性」になりきって接客する喫茶店(コンセプトカフェ)であり、苺香はディーノに「ドS」キャラを演じることをリクエストされる。最初こそドSを演じることに抵抗を感じた苺香だったが、ほどなく天然のドS接客をこなすようになり、他の店員たちとアルバイトを続けていくようすがコメディで描かれている。

作中ではディーノに惚れ込まれてスティーレで働くようになった苺香だが、次第に苺香自身もディーノに対する恋心を意識していく。そして、なかなか進まないふたりの関係を他の店員達が、生暖かく見守るようになる。他にも、同じ喫茶店でアルバイトをする日向夏帆と秋月紅葉の関係など、ラブコメ描写も現れるようになる。

そんな中で、何度か自分の想いを伝えようとするディーノだが、タイミングが悪かったり苺香が鈍感だったりするせいでなかなか通じない。そんな中にイタリアから、ディーノの実母のソフィアがやってきて、実家のカフェを継げとディーノに言ってくる。その時にディーノと苺香が相思相愛だと気づいたソフィアは、ふたりで結婚して実家のカフェを継げばいいと言い出す。ソフィアは日本語を話せないため彼女の発言の意味は苺香によく伝わらなかったが、ソフィアの帰国後、苺香はディーノの気持ちを確認し、応じて二人は恋人となる。やがてソフィアがヘルニアを患っていたことを知ったディーノは、現在の苺香や夏帆といった店員がいずれ店を辞めた場合、今以上の人材を揃えられるとは思えないということもあり、いずれスティーレを閉めて帰国するつもりであると店員達に告げる。また海外留学を望んでいる苺香に、イタリアで自分と共に暮らすことを提案する。

4年後、夏帆たちスティーレの元店員が久し振りに集まり、イタリアの苺香から届いた手紙を見る。手紙と一緒に入っていた写真には、ディーノの実家のカフェを切り盛りする、ディーノと苺香の姿が写っていた。
登場人物
スティーレ
ホール担当
桜ノ宮 苺香(さくらのみや まいか)
声 -
和氣あず未[4]年齢 - 16歳[5] / 誕生日 - 4月4日[5] / 星座 - おひつじ座 / 身長 - 156cm[6] / 担当 - ドSキャラ[7]本作の主人公。真面目で礼儀正しい性格だが、それ以上に無自覚ながらに発揮する天然のドS (と言われてしまう)[8]。髪は綺麗な長い黒髪(カラーページ・アニメでは紫風)だが、細い髪質のせいで静電気に弱く、常に結わえている[9][10]。努力家である一方、不器用ゆえに真面目にやりすぎて失敗してしまうことも多い。また、本人に悪気は無いが人付き合いが苦手で、ぎこちないことや生まれつき目つきが悪いこと、そして天然のうえに言葉足らずでドSな言い方をしてしまうことが災いして他人には誤解されやすく、バイトに受からない日々が続いたなど[11]、苺香自身の悩みでもある。しかしながらディーノにはそういった性分を含めて一目惚れされ、ディーノの喫茶店にドSキャラとしてスカウトされる。苺香の方も、後述の理由からディーノのサラサラブロンドヘアに憧れている。次第にディーノのことを異性として意識していくようになり[12]、男で身長も高いディーノが、自分の冗談などで慌てるなどの姿を見るのが可愛くて楽しいと語っている(その話を聞いた麻冬には「(ドSの)素質がある」と言われている)[13]。家族に父(声 - 立木文彦)と母(声 - 加隈亜衣)のほか、兄姉(後述)がいる。自宅は和風建築の豪邸。さらに和装や和食といった和の色の強い家柄と環境から、5歳の頃に父が家に招いた外国人を見たことで外国に魅了され[14]、憧れの海外への留学を目指したことが、アルバイトを探すきっかけになった。最終話で描かれた4年後ではイタリアに渡りディーノと結婚する。


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:151 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef