ブレット・トレイン
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ブレット・トレイン
Bullet Train
監督
デヴィッド・リーチ
脚本ザック・オルケウィッツ
原作伊坂幸太郎
マリアビートル』(角川書店
製作

ケリー・マコーミック

デヴィッド・リーチ

アントワーン・フークア

製作総指揮

ブレント・オコナー

三枝亮介

寺田悠馬

カット・サミック

出演者

ブラッド・ピット

ジョーイ・キング

アーロン・テイラー=ジョンソン

ブライアン・タイリー・ヘンリー

アンドリュー・小路

真田広之

マイケル・シャノン

サンドラ・ブロック

ベニート・A・マルティネス・オカシオ

ローガン・ラーマン

ザジー・ビーツ

マシ・オカ

福原かれん

音楽ドミニク・ルイス(英語版)
撮影ジョナサン・セラ(英語版)
編集エリザベット・ロナルズドッティル
製作会社

コロンビア ピクチャーズ

87ノース・プロダクションズ

配給

ソニー・ピクチャーズ・リリーシング

ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント

公開

2022年8月5日

2022年9月1日[1]

上映時間126分
製作国

アメリカ合衆国

日本

スペイン

言語

英語

日本語

興行収入 $239,268,602[2]
$103,368,602[2]
13億5000万円[3]
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『ブレット・トレイン』(原題:Bullet Train)は、2022年公開のアメリカ合衆国アクションコメディスリラー映画。監督はデヴィッド・リーチ、出演はブラッド・ピットジョーイ・キングなど。原作は伊坂幸太郎の小説『マリアビートル』。

原題は直訳で「弾丸列車」のことで、狭義で「日本新幹線」を表す言葉である。
ストーリー

東京発、京都行の夜行の新幹線。殺し屋の木村雄一は、幼い息子を意識不明の重体にした犯人に復讐するため、謎のタレコミに従い乗り込む。しかし、すべては犯人である少女プリンスの計画であり、彼女の見た目に油断して木村は拘束されてしまう。彼女は現在の日本裏社会を牛耳るロシア人の大物ヤクザ、ホワイト・デス(白い死神)を暗殺するため、木村を利用したと明かし、息子を人質にとって言いなりにする。同じ列車にはホワイト・デスに雇われ、中国マフィアに誘拐された彼の息子を救出し、身代金の入ったスーツケースも回収して京都に向かう2人組の殺し屋、タンジェリンとレモンも乗っていた。ところが2人が目を離した隙にスーツケースは盗まれ、さらに息子も毒殺される。

スーツケースを盗んだのは不運な運び屋のレディバグ("てんとう虫"の意)であった。彼はハンドラーのマリアビートルから、腹痛に見舞われた殺し屋カーバーの代理として急遽、仕事を依頼されたのであった。そのまま品川駅で降りようとするが、復讐に燃えるメキシコ人の殺し屋ウルフに出くわす。ウルフはレディバグを探していた仇と思い襲いかかるが、事故死する。レディバグはスーツケースを探すタンジェリンらから逃げようとする中で、スーツケースの存在をプリンスに気づかれる。彼女はそれがホワイト・デスに運ばれるものだと知ると、密かに盗み出し、開けると爆発する爆弾を仕掛け、元の場所に戻す。

以降、物語は列車内におけるレディバグとタンジェリンらの暗闘と、それに密かに介入するプリンスという形で進む。途中でレディバグは、ウルフが探していた仇で、サンを殺したのが、ホーネットと呼ばれる毒殺専門の女殺し屋だと気づく。正体がバレた彼女はレディバグに襲いかかるも返り討ちに遭い死亡する。一方、車内を探索中のレモンは出くわしたプリンスの邪悪な正体に感付いて彼女を追い詰め、木村を撃つ。そして彼女も撃とうとするが、レディバグが仕掛けた睡眠薬のせいで返り討ちに遭う。また、開き直ったタンジェリンはホワイト・デスに任務に失敗したことを報告し、それを聞いた彼は京都で全員殺すと予告する。その後、相棒が殺されたと知ったタンジェリンは、相棒が残した手掛かりでプリンスの正体に気づき、彼女を殺そうとするが、彼女に騙されたレディバグが止めに入り、銃が暴発してタンジェリンは死亡する。

京都が近づく中、席はホワイト・デスによって買い占められ、列車内はレディバグらしかいないようになっていたが、途中駅で木村の父親であるエルダーが乗り込んでくる。エルダーは息子の危機を知ると同時に、因縁のあるホワイト・デスを殺す最大の好機と見ていた。エルダーはプリンスの正体を見破り、孫の身は既に安全であることを明かし、彼女を追い払う。エルダーとレディバグは、実は生きていた木村とレモンも仲間に引き入れ、京都駅で待つホワイト・デスを迎え撃つ算段を立てる。

実は今回の騒動は、ホワイト・デスが仕掛けたものであった。最愛の妻の死に関連していた者たち(息子も含む)を全員抹殺するため、殺し屋たちを偶然を装って集め、殺し合わせたのであった(ただし、本来の標的の1人はカーバーであり、レディバグは巻き込まれただけである)。また、プリンスの正体はホワイト・デスの実娘であり、蔑ろにされてきたことへの復讐であったが、ホワイト・デスにまったく相手にされず、彼女の暗殺計画は失敗する。

スーツケースの爆発を契機に暴走を始めた新幹線の車内において、ホワイト・デスは多数の手下たちと共に4人を追い詰めていく。しかし、様々な運が重なり、ホワイト・デスはエルダーに致命打となる一太刀を浴びせられる。列車が激しく脱線して街中に突っ込み大破する中、ホワイト・デスは形勢逆転を目論むが、プリンスの仕掛け拳銃によって死ぬ。プリンスはマシンガンで生き残ったレディバグらを皆殺しにしようとするが、ミカン運搬のトラックに撥ねられて死ぬ(エンディングでレモンが運転していたことが明かされる)。レディバグは迎えに来たマリアビートルと運について考えながら、現場を後にする。
登場人物・キャスト
レディバグ
演 -
ブラッド・ピット、日本語吹替 - 堀内賢雄[4][5]不運な運び屋。急病の殺し屋カーバーの代理として、東京でブリーフケースを盗む仕事を依頼される。
プリンス
演 - ジョーイ・キング、日本語吹替 - 山本舞香[6][5]見た目は可憐な狡猾な少女。ホワイト・デスを暗殺するため、殺し屋の木村に目をつけ、支配下に置く。
タンジェリン
演 - アーロン・テイラー=ジョンソン、日本語吹替 - 津田健次郎[4][5] / (幼少時)マイルズ・マーチレモンと組む白人のフリーの殺し屋。ホワイト・デスに依頼され、誘拐された彼の息子サンの救出と身代金の奪還、そしてそれらの京都への移送を請け負う。
レモン
演 - ブライアン・タイリー・ヘンリー、日本語吹替 - 関智一[4][5] / (幼少時)ジョシュア・ジョンソン=ペインタンジェリンと組む黒人のフリーの殺し屋。


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