ケンタッキー州ブレッキンリッジ郡
ハーディンズバーグ市にあるブレッキンリッジ郡庁舎
郡のケンタッキー州内の位置
州のアメリカ合衆国内の位置
設立1800年
郡名の由来ジョン・ブレッキンリッジ(1760年-1806年)、ケンタッキー州の政治家
郡庁所在地ハーディンズバーグ
ブレッキンリッジ郡(英: Breckinridge County)は、アメリカ合衆国ケンタッキー州の中央部北西に位置する郡である。2010年国勢調査での人口は20,059人であり、2000年の18,648人から7.6%増加した[1]。郡庁所在地はハーディンズバーグ市(人口2,343人[2])であり、同郡で人口最大の都市でもある。ブレッキンリッジ郡は1799年に設立され、郡名はケンタッキー州検事総長、同下院議員、アメリカ合衆国上院議員、アメリカ合衆国司法長官を務めたジョン・ブレッキンリッジ(1760年-1806年)に因んで名付けられた。基本的にアルコール飲料の販売が禁止されている「ドライ郡」(禁酒郡)だが、2010年3月30日の住民投票でハーディンズバーグが「ウェット」となり、「モイスト郡」になった。ブレッキンリッジ郡から西のケンタッキー州は中部標準時を採用している。 ブレッキンリッジ郡は、1799年のケンタッキー州議会の立法によって、ハーディン郡から分離して設立された。しかし最初の郡政委員会が招集されたのは1800年になってからだった。 1816年、後にアメリカ合衆国大統領になるエイブラハム・リンカーンが7歳のとき、その父のトマス・リンカーンとその家族がハーディンズバーグで数週間を過ごし、現在ハーディンズバーグのケンタッキー州FFA指導者訓練キャンプになっている場所近くの小さな丸太小屋に入っていた。地元住民が彼らに牛乳用に牛を与えた。リンカーン一家はブレッキンリッジ郡を通って、クローバーポートからジェイコブ・ウェザーホルトが運行していた渡し船でケンタッキー州を離れオハイオ川を渡った。 南北戦争のとき、南軍の騎兵が、北軍が兵舎として使っていた郡庁舎を燃やしたが、郡の記録の大半は救われた。著名な南軍のゲリラだったスー・マンデイがアービントン近くで捕まり、問題の残った裁判の後で絞首刑に処された。現在その刑場はルイビル市中心街の歴史標識示されている。 19世紀、ビクトリアル炭鉱で初めて石炭が産出され、クローバーポートの港からイギリスまで石炭油が輸出された。イギリスではバッキンガム宮殿の照明用に使われた。 1943年から1949年までアメリカ合衆国最高裁判所判事を務めたワイリー・ブラウント・ラトリッジは、1894年にタースプリングスで生まれた。 1932年6月6日、ハーディンズバーグの公開の場でサム・ジェニングスが処刑された。これはアメリカ合衆国での公開の処刑として、最後から2番目のものになった。 1950年代、郡内南部境界近くにラフ川州立リゾート公園が開発された。 1958年、3代目の郡庁舎が火事になり、郡の記録のほぼ全部が焼失した。 ブレッキンリッジ郡高校が1965年と1995年のケンタッキー州高校運動協会の男子バスケットボール選手権で優勝した。 1984年に作られたブレッキンリッジ郡古文書館は、アメリカ合衆国史の中でも初めて州の予算で作られたものであり、系図学と歴史の研究のために優れた情報源として国内知られている。 アメリカ合衆国国勢調査局に拠れば、郡域全面積は585.53平方マイル (1,516.5 km2)であり、このうち陸地572.41平方マイル (1,482.5 km2)、水域は13.12平方マイル (34.0 km2)で水域率は2.24%である[3]。 ペリー郡ミード郡 人口推移
歴史
地理
隣接する郡
ペリー郡 - 北西、オハイオ川の対岸
ミード郡 - 北東
ハーディン郡 - 東
グレイソン郡 - 南
オハイオ郡 - 南西
ハンコック郡 - 西
ハンコック郡ハーディン郡
ブレッキンリッジ郡
オハイオ郡グレイソン郡
人口動態
年人口%±
1810
1820
1830
18408,94421.8%
185010,59318.4%
186013,23625.0%
187013,4401.5%
188017,48630.1%
189021,03420.3%
190020,534?2.4%
191021,0342.4%
192019,652?6.6%
193017,368?11.6%
194017,7442.2%
195015,528?12.5%
196014,734?5.1%
197014,7890.4%
198016,86114.0%
199016,312?3.3%
200018,64814.3%
201020,0597.6%
⇒http://ukcc.uky.edu/~census/21027.txt
基礎データ
人口: 18,648人
世帯数: 7,324 世帯
家族数: 5,309 家族
人口密度: 13人/km2(33人/mi2)
住居数: 9,890軒
住居密度: 7軒/km2(17軒/mi2)
人種別人口構成
白人: 95.84%
アフリカン・アメリカン: 2.86%
ネイティブ・アメリカン: 0.23%
アジア人: 0.08%
太平洋諸島系: 0.02%
その他の人種: 0.09%
混血: 0.90%
ヒスパニック・ラテン系: 0.72%
年齢別人口構成
18歳未満: 24.9%
18-24歳: 8.2%
25-44歳: 26.7%
45-64歳: 26.0%
65歳以上: 14.2%
年齢の中央値: 38歳
性比(女性100人あたり男性の人口)
総人口: 98.6
18歳以上: 96.3
世帯と家族(対世帯数) 収入と家計
18歳未満の子供がいる: 31.0%
結婚・同居している夫婦: 59.6%
未婚・離婚・死別女性が世帯主: 8.9%
非家族世帯: 27.5%
単身世帯: 24.6%
65歳以上の老人1人暮らし: 11.6%
平均構成人数
世帯: 2.51人
家族: 2.97人
収入
収入の中央値
世帯: 30,554米ドル
家族: 36,575米ドル
性別
男性: 31,004米ドル
女性: 19,371米ドル
人口1人あたり収入: 15,402米ドル
貧困線以下
対人口: 15.8%
対家族数: 11.8%
18歳未満: 16.6%
65歳以上: 19.0%
都市と町