「ブルー・ヴェルヴェット」
ボビー・ヴィントン の シングル
リリース1963年8月2日[1]
規格7インチ・シングル
ジャンルポップス
時間2分47秒
レーベルエピック・レコード
作詞・作曲リー・モリス(作詞)
バーニー・ウェイン
「ブルー・ヴェルヴェット」(Blue Velvet)は、アメリカの楽曲。1951年にトニー・ベネットが発表して以降、数多くの歌手にカバーされた[2]。ボビー・ヴィントンが1963年に発表したバージョンが3週連続全米1位を獲得した。 作曲家のバーニー・ウェイン
概要
1951年7月、「トニー・ベネット with パーシー・フェイス・オーケストラ」名義で発売し、ビルボード18位を記録した。
1963年9月、ボビー・ヴィントン版がビルボードで1位を獲得した[4]。5月にバート・バカラックが提供した『ブルー・オン・ブルー』が全米3位と大ヒットしたのを受けて8月に発表した「ブルー」が付く曲で統一したカバーアルバム『ブルー・オン・ブルー(英語版)』のために収録され、シングルカットされた。同曲のヒット後はアルバム名も『ブルー・ヴェルヴェット』に変更された[5]。
その他のバージョン
アーサー・プライソック 1951年8月 デッカ・レコード
ビル・ファレル(英語版) 1951年9月 MGMレコード
クローバーズ(英語版) 1955年 アトランティック・レコーズ ビルボードHot R&B14位
トミー・サンズ(英語版)1958年 キャピトル・レコード
The Statues 1959年 リバティ・レコード
ジョニー・ホッジス 1963年 インストルメンタル
ボビー・ライデル 1963年
ジョニー・ティロットソン 1964年
アール・グラント(英語版) 1964年
ジョニー・マン・シンガーズ(英語版) 1964年
ブレンダ・リー 1964年
サミー・デイヴィスJr. 1964年
パット・ブーン 1964年
レターメン 1966年
ジェリー・ベール(英語版) 1970年
イザベラ・ロッセリーニ 1986年 映画『ブルーベルベット』挿入歌。『ブルーベルベット オリジナル・サウンドトラック(英語版)』収録
Thomas Truax(英語版) 2009年 『Songs From the Films of David Lynch』収録
トニー・ベネット&k.d.ラング 2011年
ラナ・デル・レイ 2012年
日本
飯田久彦(1963年 (1963))[6]
ほりまさゆき(1964年 (1964))[7]
梓みちよ(1964年 (1964))[8]
キング・トーンズ - "Mr.lonely"
山下達郎 『ON THE STREET CORNER』(1980年 (1980))
エピソード
デヴィッド・リンチ監督の映画『ブルーベルベット』の構想の元になった。リンチ監督にとって元来好きな曲ではなかったが、ある日ボビー・ヴィントン盤を偶然耳にした際、映画のイメージが湧き起こった[9]。
デヴィッド・リンチはラスベガス公演中のボビー・ヴィントンの楽屋を訪ね、映画への出演依頼をしたが、ボビーは謝絶。ただタイトル曲の使用は認められた。
ケネス・アンガー監督の短編実験映画『スコピオ・ライジング(英語版)』の挿入歌として使われている。
『仮面ライダークウガ』第14話において、メ・ギャリド・ギ登場シーンで使われた。
出典^ ⇒45cat - Bobby Vinton - Blue Velvet / Is There A Place (Where I Can Go) - Epic - USA - 5-9614
^ Cover versions of Blue Velvet written by Lee Morris, Bernie WayneSecondHandSongs
^ 「The Good Life: The Autobiography Of Tony Bennett」 2007年
^ BOBBY VINTON 。CHART HISTORYbillboard
^ Bobby Vinton Blue VelvetAllMusic
^ 資料 日本ポピュラー史研究(上巻)編集・発行 黒沢進 1983, p.17
^ 資料 日本ポピュラー史研究(上巻)編集・発行 黒沢進 1983, p.52
^ 資料 日本ポピュラー史研究(上巻)編集・発行 黒沢進 1983, p.16
^ What Music Inspires David Lynch? The Filmmaker Opens Up at BAMvogue 2014年5月1日
参考文献
"Top Pop Albums, 1955-1992", by Joel Whitburn Record Rearsearch, c1993
関連項目
1963年のビルボード・ホット100による1位のシングル一覧
先代
エンジェルス
「私のボーイフレンド」Billboard Hot 100 ナンバーワンシングル
1963年9月21日 - 10月5日(3週)次代
ジミー・ギルマー&ザ・ファイアボール
「シュガー・シャック」
先代
ピーター・ポール&マリー
「風に吹かれて」Billboard Middle-Road Singles 1位
1963年9月7日 - 10月26日(8週)次代
ヴィレッジ・ストンパーズ
「ワシントン広場の夜はふけて」
典拠管理データベース
MusicBrainz作品